2.6.6. ボリュームタイプ
Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization (RHHI for Virtualization)は、デプロイ時に以下のボリューム種別のみをサポートします。
- 複製ボリューム(3 つのノードで、3 つのブリック上の同じデータの3つのコピー)
- 判定複製ボリューム(3 つのノードで、2 つのブリックとメタデータが含まれる 1 つの判定ブリック上の同じデータの2つのフルコピー)
単一ブリックの分散ボリューム(データの1つのコピー、他のブリックへのレプリケーションなし)
注記単一ブリックの分散ボリュームは、Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization の単一ノードデプロイメントでのみサポートされます。
『Automating RHHI for Virtualization deployment』で説明されている Ansible Playbook を使用して、Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization のデプロイメント時に分散複製
または分散判定複製
ボリュームを作成できます。
判定ブリックは、ファイル名、構造、およびメタデータのみを保存することに注意してください。つまり、3 方向の判定複製ボリュームは、同じレベルの一貫性を実現するために、3 方向の複製ボリュームが必要とするストレージ容量の約 75% を必要とすることを意味します。ただし、判定ブリックはメタデータのみを格納するため、3 方向の判定複製ボリュームは双方向複製ボリュームの可用性のみを提供します。
判定複製ボリュームのレイアウトの詳細は、『Administration Guide』の「Creating multiple arbitrated replicated volumes across fewer total nodes」を参照してください。