第1章 本リリースではどのような変更がありますか?
1.1. バージョン 1.7 の主な変更点
Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization 1.7 と以前のバージョンとの間には、以下のような違いがありますのでご注意ください。
- 基盤となるソフトウェア更新
Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization の基盤となるソフトウェアが以下のように更新されました。
- Red Hat Gluster Storage 3.5
- Red Hat Virtualization 4.3.8
- 4 KB ブロックサイズのサポート
- Gluster ボリュームでホストされるストレージドメインは、ブロックサイズが 4 KB のディスクをサポートするようになりました。
- VDO デバイスの 4 KB ブロックサイズ
以前は、VDO デバイスはデフォルトで 512 バイトのブロックサイズをエミュレートしていました。Red Hat Hyperconverged Inrastructure for Virtualization 1.7 の時点で、新規に作成された VDO デバイスはブロックサイズ 4 KB を使用します。
重要同じ Gluster ボリュームのブリックのブロックサイズは同じでなければなりません。ブロックサイズ 512 バイトの VDO ボリュームと、4 KB の新しい VDO ボリュームの両方に、Gluster ボリュームのブリックを配置しないでください。
- 自動デプロイ時のボリューム作成用のノードを指定する
- 以前のバージョンの自動デプロイメントでは、ボリュームはすべてのノードに作成されていました。3 つのノードを超えるデプロイメントでは、自動デプロイメント時にボリュームをデプロイするノードを指定できるようになりました。