5.2.4. インサービスソフトウェアアップグレードに関する特別な考慮事項
以下のセクションでは、CTDB 設定のインサービスソフトウェアアップグレード手順について説明します。
注記
オフラインモードのみがサポートされます。
5.2.4.1. ネイティブクライアントのアップグレード
すべてのクライアントは、同じバージョンの glusterfs-fuse を使用する必要があります。Red Hat では、クライアントをアップグレードする前にサーバーをアップグレードすることを強く推奨します。Red Hat Gluster Storage 3.1 Update 2 以前からアップグレードする場合は、サーバーとクライアントを同時にアップグレードする必要があります。ネイティブクライアントのアップグレードに関する詳細は、以下の手順を参照してください。
ネイティブクライアントを更新する前に、 セクション 6.2.1 Installing Native Client に記載されているチャンネルにクライアントをサブスクライブします。
警告
Red Hat Gluster Storage 3.1.3 以降を使用してサーバーが提供するボリュームにアクセスする場合は、クライアントが Red Hat Gluster Storage 3.1.3 以降も使用している必要があります。以前のクライアントのバージョンからこれらのボリュームにアクセスすると、データが利用不可となり、ディレクトリー操作に関する問題が生じる可能性があります。この要件は Red Hat Gluster Storage 3.1.3 が Distributed Hash Table が機能する方法を変更したために存在します。これは、ディレクトリーの整合性を改善し、この変更による影響を取り除くことを目的としています。
gluster ボリュームをアンマウントします。
ネイティブクライアントをアップグレードする前に、gluster ボリュームをアンマウントします。# umount /mnt/glusterfs
クライアントをアップグレードします。
yum update コマンドを実行して、ネイティブクライアントをアップグレードします。# yum update glusterfs glusterfs-fuse
gluster ボリュームを再マウントします。
セクション 6.2.3 Mounting Red Hat Gluster Storage Volumes で説明されているようにボリュームを再マウントします。