6.3.3.3. NFS-Ganesha エクスポートへのアクセス

NFS-Ganesha エクスポートには、NFSv3 または NFSv4 いずれかのモードでマウントすることができます。これはアクティブ/アクティブの HA 設定であるため、マウント操作は任意のノードの仮想 IP から実行できます。
Red Hat Enterprise Linux 7 クライアントで生成されるすべてのワークロードで大きなファイルのパフォーマンスを改善するには、ボリュームをマウントする前に、以下の調整パラメーターを設定することが推奨されます。
  1. 以下のコマンドを実行して調整可能なパラメーターを設定します。
    # sysctl -w sunrpc.tcp_slot_table_entries=128
    # echo 128 > /proc/sys/sunrpc/tcp_slot_table_entries
    # echo 128 > /proc/sys/sunrpc/tcp_max_slot_table_entries
  2. 再起動時に調整可能なパラメーターを永続的にするには、以下のコマンドを実行します。
    # echo "options sunrpc tcp_slot_table_entries=128" >> /etc/modprobe.d/sunrpc.conf
    # echo "options sunrpc tcp_max_slot_table_entries=128" >>  /etc/modprobe.d/sunrpc.conf
注記
クラスターの NFS クライアントおよび NFS-Ganesha サーバーが、一意の host-names で DNS が解決でき、Network Lock Manager (NLM) プロトコルを介してファイルロックを使用するようにします。
6.3.3.3.1. NFSv3 モードでのエクスポートのマウント
NFSv3 モードでエクスポートをマウントするには、次のコマンドを実行します。
# mount -t nfs -o vers=3 virtual_ip:/volname /mountpoint
以下に例を示します。
mount -t nfs -o vers=3 10.70.0.0:/testvol /mnt