第1章 Fuse on Karaf の使用

ここで説明する情報や手順は、Fuse On Karaf について学び、Karaf コンテナーで初めて Fuse アプリケーションをインストール、開発、およびビルドするのに役立ちます。詳細は以下のトピックを参照してください。

1.1. Fuse on Karaf

Apache Karaf は、OSGi Alliance の OSGi 標準 をベースとしています。OSGi は電気通信業界で開発され、ホットコードスワッピング と呼ばれる機能により、サーバーをシャットダウンする必要がなくすぐにアップグレードできる、ゲートウェイサーバーの開発に使用されました。その後、OSGi コンテナー技術はその他多くの用途に使用され、一般的に Eclipse IDE などのモジュール化されたアプリケーションで使用されます。

このコンテナー技術の特徴は次のとおりです。

  • 特にスタンドアロンモードでの実行に適しています。
  • モジュール化 (OSGi バンドル) の強力なサポート、および高度なクラ出力ディングサポート。
  • 1 つのコンテナーに複数のバージョンの依存関係を一緒にデプロイできます (ただし、注意して行う必要があります)。
  • ホットコードスワッピングにより、コンテナーをシャットダウンせずにモジュールをアップグレードまたは置き換えできます。これは独自の機能ですが、適切に行うには多大な労力が必要になります。

注記: Spring Dynamic Modules (Spring-DM) (Spring XML と Apache Karaf の OSGi サービス層を統合) はサポート対象ではありません。代わりに Blueprint フレームワークを使用する必要があります。Blueprint XML を使用しても、Spring フレームワークから Java ライブラリーを使用することはできます。最新バージョンの Spring は Blueprint と互換性があります。