第18章 MQTT への接続

MQTT (MQ Telemetry Transport) は、ライトウェイトなマシンツーマシンの IoT (Internet of Things、モノのインターネット) 接続プロトコルです。インテグレーションでは、MQTT ブローカーからメッセージを取得したり、MQTT へメッセージをパブリッシュすることができます。これには、対象の MQTT ブローカーへのコネクションを作成し、そのコネクションをインテグレーションフローに追加します。詳細は以下を参照してください。

18.1. MQTT ブローカーへのコネクションの作成

インテグレーションで、MQTT ブローカーからメッセージと取得したり、MQTT ブローカーにメッセージをパブリッシュするには、対象の MQTT ブローカーへのコネクションを作成し、そのコネクションをインテグレーションに追加します。

前提条件

接続する MQTT ブローカーの URL を知っている必要があります。

手順

  1. Fuse Online の左パネルで Connections をクリックし、利用可能なコネクションを表示します。
  2. Create Connection をクリックしてコネクターを表示します。
  3. MQTT Message Broker コネクターをクリックします。
  4. コネクションを設定します。

    1. MQTT broker URL フィールドにデータの送信先または取得元となる MQTT ブローカーの場所を入力します。必須のフィールドはこのフィールドのみです。
    2. 任意で、このブローカーにアクセスするために使用するクレデンシャルを持つ MQTT アカウントのユーザー名を User Name フィールドに入力します。
    3. ユーザー名を指定した場合、Password フィールドにそのアカウントに関連するパスワードを指定します。
    4. 任意で、Client ID フィールドに、メッセージを見逃さずにコネクションを開閉できるようにする ID を入力します。コネクションには、トピックのサブスクライブまたはパブリッシュが必要です。
  5. Validate をクリックします。Fuse Online は即座にコネクションを検証しようとし、検証の成功または失敗を示すメッセージを表示します。検証に失敗した場合は、入力パラメーターを訂正し、再度検証を行います。
  6. 検証に成功した場合は Next をクリックします。
  7. Name フィールドに、このコネクションを別のコネクションと区別するために使用する名前を入力します。たとえば、MQTT West を入力します。
  8. Description は任意のフィールドで、このコネクションに関する便利な情報を入力します。
  9. Save をクリックし、作成したコネクションが利用可能になったことを確認します。上記の例の名前を入力した場合は、インテグレーションに追加できるコネクションとして MQTT West が表示されます。