13.2. メッセージの受信時にインテグレーションの実行をトリガーするために IRC コネクションを追加

指定した IRC ニックネームに送信されたプライベートメッセージをコネクションが発見すると、インテグレーションを開始する IRC コネクションはインテグレーションの実行をトリガーします。

前提条件

  • IRC コネクションが作成されている必要があります。
  • メッセージの送受信するための IRC ニックネームが必要です。
  • シンプルなインテグレーションを作成することになります。Fuse Online はインテグレーションの開始方法の選択を要求します。

手順

  1. インテグレーションの開始に使用する IRC コネクションをクリックします。
  2. IRC Receive Private Message アクションを選択します。
  3. Channels フィールドに任意で 1 つ以上の IRC チャネルをコンマで区切って指定します。
  4. Nickname フィールドには、インテグレーションが使用する IRC ニックネームを指定します。このニックネームは指定されたすべてのチャネルに参加します。実行中、インテグレーションはこのニックネームに送信されたメッセージを取得し、インテグレーションの次のステップに渡します。
  5. 指定のニックネームにパスワードがある場合は NickServ Password フィールドにパスワードを入力します。
  6. Next をクリックして、アクションの出力タイプを指定します。
  7. データタイプの認識が必要がない場合は、Select Type フィールドに Type specification not required を使用し、Next をクリックします。残りの手順を行う必要はありません。

    ただし、構造化データタイプが推奨されます。たとえば、コネクション出力をデータマッパーステップでマップする場合、データタイプを指定する必要があります。データマッパーは、非構造化データのフィールドを表示できません。

    データタイプを指定するには、Select Type フィールドをクリックし、以下の 1 つをスキーマタイプとして選択します。

    • JSON schema は JSON データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは application/schema+json です。
    • JSON instance は JSON データが含まれるドキュメントです。ドキュメントのメディアタイプは application/json です。
    • XML schema は XML データの構造を記述するドキュメントです。ドキュメントのファイル拡張子は .xsd です。
    • XML instance は XML データが含まれるドキュメントです。このドキュメントのファイル拡張子は .xml です。
  8. Definition 入力ボックスに、選択したスキーマタイプに準拠する定義を貼り付けます。たとえば、JSON schema を選択した場合は、メディアタイプが application/schema+json の JSON スキーマファイルの内容を貼り付けます。
  9. Data Type Name フィールドにはデータタイプに選択した名前を入力します。たとえば、ベンダーの JSON スキーマを指定する場合は、Vendor をデータタイプ名として指定することができます。

    このタイプを指定するコネクションを使用するインテグレーションを作成または編集するときにこのデータタイプ名が表示されます。Fuse Online では、インテグレーションビジュアライゼーションとデータマッパーにタイプ名が表示されます。

  10. Data Type Description フィールドには、このタイプを区別するのに便利な情報を提供します。データマッパーでこのタイプを処理するステップにカーソルを合わせると、この説明が表示されます。
  11. Next をクリックして、コネクションをフローに追加します。

結果

コネクションはシンプルなインテグレーションの最初のコネクションで、Fuse Online はインテグレーションの最後のコネクションを選択するよう要求します。