2.6. 要素の定義

XML スキーマの要素は、スキーマから生成された XML ドキュメントの要素のインスタンスを表します。最も基本的な要素は、単一の element 要素で設定されます。複合型のメンバーを定義する element 要素と同様に、以下の 3 つの属性があります。

  • name - XML ドキュメントに表示される要素の名前を指定する必須属性。
  • type - 要素の型を指定します。タイプは、任意の XML スキーマプリミティブ型またはコントラクトで定義された任意の名前付き複合型にすることができます。タイプにインライン定義がある場合、この属性は省略できます。
  • nillable - ドキュメントから要素を完全に省略できるかどうかを指定します。nillabletrue に設定されている場合、要素はスキーマを使用して生成したドキュメントから省略できます。

要素は、in-line 型定義を持つこともできます。インライン型は、complexType 要素または simpleType 要素のいずれかを使用して指定します。データの型が複雑か単純かを指定すると、各型のデータに使用できるツールを使用して、必要な任意のタイプのデータを定義できます。インライン型の定義は再利用できないため、推奨されません。