12.2.3. WSDL の使用

Namespace

HTTP コンシューマーエンドポイントの設定に使用される WSDL 要素は、名前空間 http://cxf.apache.org/transports/http/configuration で定義されています。通常、接頭辞 http-conf を使用して参照されます。HTTP 設定要素を使用するには、例12.7「HTTP Consumer WSDL Element の名前空間」 にある行をエンドポイントの WSDL ドキュメントの definitions 要素に追加する必要があります。

例12.7 HTTP Consumer WSDL Element の名前空間

<definitions ...
       xmlns:http-conf="http://cxf.apache.org/transports/http/configuration"

Undertow ランタイムまたは Netty ランタイム

http-conf namespace の要素を使用して、Undertow ランタイムまたは Netty ランタイムを設定できます。

クライアント要素

http-conf:client 要素は、WSDL ドキュメントで HTTP コンシューマーのコネクションプロパティーを指定するために使用されます。http-conf:client 要素は WSDL port 要素の子です。設定ファイルで使用される client 要素と同じ属性があります。属性については、表12.2「HTTP コンシューマー設定の属性」 で説明されています。

例12.8「HTTP コンシューマーエンドポイントを設定する WSDL」 は、キャッシュと対話しないことを示す HTTP コンシューマーエンドポイントを設定する WSDL フラグメントを示しています。

例12.8 HTTP コンシューマーエンドポイントを設定する WSDL

<service ... >
  <port ... >
    <soap:address ... />
    <http-conf:client CacheControl="no-cache" />
  </port>
</service>