第270章 QuickFix コンポーネント

Camel バージョン 2.1 以降で利用可能

quickfix コンポーネントは、Camel で使用するために QuickFIX/J FIX エンジンを適合させます。このコンポーネントは、メッセージ転送に標準の Financial Interchange (FIX) プロトコル を使用します。

Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。

<dependency>
    <groupId>org.apache.camel</groupId>
    <artifactId>camel-quickfix</artifactId>
    <version>x.x.x</version>
    <!-- use the same version as your Camel core version -->
</dependency>

270.1. URI 形式

quickfix:configFile[?sessionID=sessionID&lazyCreateEngine=true|false]

configFile は、FIX エンジンに使用する QuickFIX/J 設定の名前です (クラスパスで見つかったリソースとして配置されます)。オプションの sessionID は、特定の FIX セッションを識別します。セッション ID の形式は次のとおりです。

(BeginString):(SenderCompID)[/(SenderSubID)[/(SenderLocationID)]]->(TargetCompID)[/(TargetSubID)[/(TargetLocationID)]]

オプションの lazyCreateEngine (Camel 2.12.3+) パラメーターを使用すると、オンデマンドで QuickFIX/J エンジンを作成できます。値 true は、最初のメッセージが送信されたとき、またはルート定義で設定されたコンシューマーがあるときにエンジンが開始されることを意味します。false 値を使用すると、エンジンはエンドポイントの作成時に開始されます。このパラメーターが欠落している場合、コンポーネントのプロパティー lazyCreateEngines の値が使用されています。

URI の例:

quickfix:config.cfg

quickfix:config.cfg?sessionID=FIX.4.2:MyTradingCompany->SomeExchange

quickfix:config.cfg?sessionID=FIX.4.2:MyTradingCompany->SomeExchange&lazyCreateEngine=true