第52章 Box コンポーネント

Camel バージョン 2.14 以降で利用可能

Box コンポーネントは、https://github.com/box/box-java-sdk を使用してアクセスできるすべての Box.com API へのアクセスを提供します。ファイルのアップロードとダウンロード、フォルダーの作成、編集、管理などのメッセージを作成できます。また、ユーザーアカウントの更新やエンタープライズアカウントの変更などをポーリングできる API もサポートしています。

Box.com では、すべてのクライアントアプリケーション認証に OAuth2.0 を使用する必要があります。アカウントで camel-box を使用するには、https://developer.box.com の Box.com 内で新しいアプリケーションを作成する必要があります。Box アプリケーションのクライアント ID とシークレットは、現在のユーザーを必要とする Box API へのアクセスを許可します。ユーザーアクセストークンは、エンドユーザーの API によって生成および管理されます。

Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。

<dependency>
    <groupId>org.apache.camel</groupId>
    <artifactId>camel-box</artifactId>
    <version>${camel-version}</version>
</dependency>

52.1. 接続認証の種類

Box コンポーネントは、3 種類の認証済み接続をサポートしています。

52.1.1. 標準認証

標準認証 は、OAuth 2.0 three-legged 認証プロセス を使用して、Box.com との接続を認証します。このタイプの認証により、Box 管理対象ユーザー外部ユーザー は、Box コンポーネントを介して Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存することができます。

52.1.2. アプリケーションエンタープライズ認証

App Enterprise Authentication は、OAuth 2.0 と JSON Web トークン (JWT) を使用して、Box アプリケーションサービスアカウント として接続を認証します。このタイプの認証により、サービスアカウントは、Box コンポーネントを介して Box アプリケーション の Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存することができます。

52.1.3. アプリユーザー認証

アプリケーションユーザー認証 は、OAuth 2.0 と JSON Web トークン (JWT) を使用して、Box アプリケーションアプリユーザー としての接続を認証します。このタイプの認証により、アプリユーザーは、Box コンポーネントを介して Box アプリケーション で Box コンテンツにアクセスし、編集し、保存することができます。