2.2. Fuse Online 7.8 の新機能

Fuse Online 7.8 は以下の新機能を提供します。

  • 制限された環境でのインストールに対するサポート

    OpenShift OperatorHub から Fuse Online Operator を使用すると、制限された環境で Fuse Online をインストールできます。プライベートネットワークで利用可能な場所に、すべての Fuse Online イメージをミラーリングする必要があります。

    Fuse Online をインストールする前に、Fuse Online カスタムリソースの todo アドオン設定が false (デフォルト) に設定されていることを確認してください。Fuse Online のインストール後に、任意で https://github.com/syndesisio/todo-example から ToDo アプリケーションをダウンロードできます。Readme ファイルの手順に従い、リポジトリー URL をプライベートネットワークで利用可能な場所に変更します。

  • Kafka Message Broker コネクション設定オプション

    Kafka Message Broker コネクションの作成時に、Kafka プロデューサーおよびコンシューマーオプションを設定するキーと値のペアを指定できるようになりました。詳細は、『Fuse Online のアプリケーションおよびサービスへの接続』の「Kafka ブローカーへのコネクションの作成」を参照してください。

  • Fuse Online のメータリングラベル

    OpenShift の Metering Operator を使用すると、インストールされた Fuse Online の operator とコンポーネントを分析し、Red Hat サブスクリプションに準拠しているかどうかを判断することができます。詳細は、『OpenShift Container Platformでの Fuse Online のインストールと操作』の「Fuse Online メータリングラベル」を 参照してください。

  • OData Version 2 のサポート

    Open Data Protocol (OData) Version 4 の既存のサポートの他に、Fuse Online OData コネクターは OData Version 2 もサポートします。OData Version 2 コネクションの場合のみ、エンティティーを作成または更新するときに設定可能な 3 つのオプション (Content OnlyOmit ETag、および Omit Json wrapper) があります。これらの 3 つのオプションは、リクエストでデータをシリアライズする方法を指定します。詳細は、『Fuse Online のアプリケーションおよびサービス への接続』の「OData への接続」を参照してください。

  • OpenShift Container Platformでの Fuse Online のインストールと操作』の「Fuse Online の設定に使用するカスタムリソース属性の説明」の説明どおりに、Fuse Online カスタムリソースで以下の機能を設定するサポート

    • メモリーおよび CPU 制限

      Fuse Online インストールでは、インフラストラクチャーコンポーネントおよびインテグレーションのメモリーおよび CPU 制限のデフォルト値を設定できるようになりました。カスタム値が必要になる可能性がある特定のインテグレーションのメモリーおよび CPU 制限を指定することもできます。詳細は、『Fuse Online でのアプリケーションの統合』の「インテグレーションのメモリーおよび CPU 設定属性の調整」を参照してください。

    • ノードのアフィニティーと許容 (Toleration)

      Fuse Online インフラストラクチャーコンポーネントと、Fuse Online インテグレーションのノードアフィニティーおよび許容 (Toleration) を定義することで、Fuse Online Pod を特定の OpenShift クラスターに割り当てることができます。詳細は、『OpenShift Container Platform での Fuse Online のインストールと操作』の「Fuse Pod の設定」を参照してください。

    • 追加の Maven 引数

      Fuse Online インテグレーションをビルドするときに使用する追加の Maven オプションを指定できます。

    • syndesis-server の DB 接続プール設定

      以下の syndesis-server データベース接続プールプロパティーを設定できます。

      ConnectionTimeout

      IdleTimeout

      LeakDetectionThreshold

      MaximumPoolSize

      MaxLifetime

      MinimumIdle

    • syndesis-server およびメタコンポーネントの JAVA_OPTIONS

      JAVA_OPTIONS オプションを使用して syndesis-server および meta コンポーネントをカスタマイズできます。たとえば、syndesis-server および meta コンポーネントの HTTP プロキシーを設定できます。詳細は、『OpenShift Container Platform での Fuse Online のインストールと操作』の「HTTP プロキシーの設定」を参照してください。