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C.5.2. ベースイメージを指定するモード
Fuse on OpenShift では、アプリケーションビルドのベースイメージは Java イメージ (Spring Boot アプリケーションの場合) または Karaf イメージ (Karaf アプリケーションの場合) のいずれかになります。Fabric8 Maven プラグインは、ベースイメージの指定に以下のモードをサポートします。
istag
(デフォルト): image stream は、OpenShift イメージストリームからタグ付けされたイメージを選択して動作します。この場合、ベースイメージは以下の形式で指定されます。
<namespace>/<image-stream-name>:<tag>
<namespace>
は、イメージストリームが定義される OpenShift プロジェクトの名前に置き換えます (通常はopenshift
)。<image-stream-name>
はイメージストリームの名前に置き換えます。<tag>
はストリームの特定のイメージを識別します (またはストリームの最新イメージを追跡します)。docker
docker モードは、イメージレジストリーから特定の Docker 形式イメージを選択して動作します。ベースイメージは直接リモートレジストリーから取得されるため、イメージストリームは必要ありません。この場合、ベースイメージは以下の形式で指定されます。
[<registry-location-url>/]<image-namespace>/<image-name>:<tag>
イメージ指定子は 任意で リモートイメージレジストリーの URL である
<registry-location-url>
で始まり、イメージ namespace<image-namespace>
、イメージ名<image-name>
、およびタグ<tag>
が続きます。
オープンソースコミュニティーバージョンの fabric8-maven-plugin
のデフォルト操作は Red Hat の製品化バージョンとは異なります。たとえば、コミュニティーバージョンのデフォルトモードは docker
です。
C.5.2.1. istag モードのデフォルト値
デフォルトである istag
モードが選択されている場合、Fabric8 Maven プラグインは以下のデフォルトイメージ指定子を使用して Fuse イメージを選択します (形式は <namespace>/<image-stream-name>:<tag>
です)。
fuse7/fuse-eap-openshift:1.8 fuse7/fuse-java-openshift:1.8 fuse7/fuse-karaf-openshift:1.8
Fuse イメージストリームでは、個別のイメージに 1.0-1
や 1.0-2
などのビルド番号がタグ付けされます。常に最新のイメージを追跡するよう、1.0
タグが設定されます。