第8章 メールサーバーへの接続 (IMAP、POP3、SMTP)
インテグレーションは、IMAP または POP3 メールサーバーに接続してメールを取得したり、SMTP メールサーバーに接続してメールを送信したりすることができます。メールの取得時にインテグレーションの実行をトリガーするには、IMAP または POP3 メールサーバーへのコネクションを作成し、そのコネクションをシンプルなインテグレーションの最初のコネクションとして追加します。フローからメールを送信するには、SMTP メールサーバーへのコネクションを作成し、そのコネクションをフローの途中に追加するか、シンプルなインテグレーションを終了するために追加します。
詳細は、以下を参照してください。
8.1. IMAP または POP3 メールサーバーへのコネクションの作成
受信したメールによって実行がトリガーされるシンプルなインテグレーションを作成する前に、IMAP または POP3 メールサーバーへのコネクションを作成する必要があります。
前提条件
このコネクションによってアクセスされるメールサーバーについて熟知している必要があります。特に、以下を知っている必要があります。
- メールサーバーが IMAP または POP3 プロトコルを使用するかどうか。
- 認証クレデンシャルが必要かどうか。必要な場合、ユーザー名とパスワードが必要です。
- セキュリティーメソッドが実装されているかどうか。実装されている場合はどのメソッドかを知っている必要があります。
- サーバー証明書が必要かどうか。必要な場合、サーバー証明書を指定できる必要があります。
手順
- Fuse Online の左パネルで Connections をクリックし、利用可能なコネクションを表示します。
- Create Connection をクリックし、Fuse Online コネクターを表示します。
- Receive Emails コネクターをクリックします。
コネクションを設定します。
- Protocol フィールドで、imap を使用するか、pop3 を選択します。
- Email Host Name フィールドに、メールサーバーのホスト名、仮想ホスト名、または IP アドレスを入力します。
- Email Server Port Number フィールドに、メールサーバーがリッスンするポート番号を入力します。
User Name フィールドに、このコネクションのアクセスが許可されるメールアカウントのユーザー名を指定します。このコネクションは、インテグレーションの実行中にこのメールアカウントをポーリングしてメッセージを受信します。
まれに、メールサーバーがアクセスを認証しないことがあります。このような場合、ユーザー名やパスワードを指定する必要はありません。
- Password フィールドに、このコネクションのアクセスが許可されるメールアカウントのパスワードを指定します。
- 任意手順:メールサーバーがセキュリティーメソッドを実装する場合は Security Method フィールドで StartTLS または SSL/TLS を選択します。
- 任意手順:メールサーバーが内部ネットワークにある非公開のサーバーで、セキュリティーとして StartTLS または SSL/TLS を選択した場合、Server Certificate フィールドに自己署名メールサーバー証明書を貼り付けます。サーバー証明書が必要な場合、証明書を指定しないと Fuse Online はこのコネクションを検証できません。
- Validate をクリックします。Fuse Online は即座にコネクションの検証を試み、検証の成功または失敗を示すメッセージを表示します。検証に失敗した場合は、必要に応じて設定の詳細を修正し、再度検証を行います。
- 検証に成功したら Next をクリックします。
-
Name フィールドに、このコネクションを別のコネクションと区別するために使用する名前を入力します。たとえば、
Obtain Info Emails
を入力します。 -
Description は任意のフィールドで、このコネクションに関する便利な情報を入力します。たとえば、
Connect to our company email server to obtain messages sent to info@ourcompany.com.
を入力します。 - Save をクリックし、作成したコネクションが利用可能になったことを確認します。上記の例の名前を入力した場合は、インテグレーションに追加できるコネクションとして Obtain Info Emails が表示されます。