4.2. Fuse 7.7 の新機能
Fuse スタンドアロンのバージョン 7.7 の主な新機能は次のとおりです。
- Spring Boot 2 の Camel Pulsar コンポーネント
camel-pulsar
コンポーネントが Spring Boot 2 で完全にサポートされるようになりました。ただし、他のコンテナータイプではサポートされません。詳細は、Apache Camel Component Referenceの Apache Pulsar component を参照してください。
- Jackson Data Format の新しい allowlist 設定
Fuse 7.7 は、カスタマイズ対応の
jackson-databind
ライブラリーを提供します。このライブラリーは、ポリモーフィックなデシリアライズを有効にするための allowlist メカニズムをサポートします (Jackson オブジェクトマッパー機能と組み合わせます)。この新機能は、デフォルトですべてのガジェットクラスをブロックすることで、デシリアライズのセキュリティーの脆弱性に対して強力な保護をさらに提供します。Allowlist を設定するには、
jackson.deserialization.whitelist.packages
システムプロパティーを、クラスおよびパッケージのコンマ区切りリストに設定します。たとえば、Triangle
クラスとSquare
クラスのデシリアライズを許可するには、システムプロパティーを以下のように設定します。-Djackson.deserialization.whitelist.packages=com.example.Triangle,com.example.Square
この新機能の詳細は、Apache Camel Component Referenceの Jackson ObjectMapper を参照してください。
- Apache Karaf での JMX TLS コネクションの暗号スイートの設定
- 新しい enabledCipherSuites プロパティーを使用すると、Apache Karaf の JMX TLS コネクションの暗号スイートを指定できます。
- 高度な Undertow 設定
-
Undertow の設定で、リスナーによって使用される XNIO の
worker
およびbuffer-pool
パラメーターを細かく調整できます。