第3章 AMQ への接続
インテグレーションでは、Red Hat AMQ ブローカーからメッセージを取得したり、Red Hat AMQ ブローカーへメッセージをパブリッシュすることができます。Red Hat AMQ は、クライアントとメッセージブローカーとの間の通信に OpenWire プロトコルを使用します。以下のブローカータイプと通信するには、Red Hat AMQ コネクターを使用して、対象のブローカーへのコネクションを作成します。
- AMQP をサポートしない Apache ActiveMQ ブローカー
- AMQ 6 ブローカー
以下のブローカータイプの 1 つと通信するには、AMQP コネクターを使用 して、対象のブローカーへのコネクションを作成します。
- AMQP をサポートする Apache ActiveMQ ブローカー
- Apache ActiveMQ Artemis
- AMQ 7 ブローカー
- EnMasse (オープンソースのメッセージングプラットフォーム)
Red Hat AMQ コネクターを使用するには、以下を参照してください。
3.1. AMQ コネクションの作成
インテグレーションでは、以下からメッセージを取得したり、以下にメッセージをパブリッシュすることがあります。
- AMQP をサポートしない Apache ActiveMQ ブローカー
- AMQ 6 ブローカー
このような場合、インテグレーションに追加できる Red Hat AMQ コネクションを作成します。
前提条件
接続する Red Hat AMQ ブローカーには以下が必要となります。
- ブローカーの URL
- ユーザーアカウントのクレデンシャル
- ブローカーの PEM 形式の証明書
手順
- Fuse Online の左パネルで Connections をクリックし、利用可能なコネクションを表示します。
- Create Connection をクリックしてコネクターを表示します。
- Red Hat AMQ コネクターを表示します。
コネクションを設定します。
-
Broker URL フィールドにデータの送信先またはデータの取得元の場所を入力します (例:
tcp://localhost:61616
)。 - User name フィールドに、このブローカーへアクセスするために使用するアカウントのユーザー名を入力します。
- Password フィールドに、このブローカーへアクセスするために使用するアカウントのパスワードを入力します。
- Client ID フィールドに、メッセージを見逃さずにコネクションを開閉できるようにする ID を入力します。宛先のタイプはトピックにする必要があります。
- このコネクションが開発環境で使用される場合は、Check certificates を無効にすると時間を一部節約することができます。証明書確認の無効化は開発環境で便利です。セキュアな本番環境では、常に Check certificates を有効にするようにしてください。
- Broker certificate フィールドに Red Hat AMQ ブローカーの PEM 形式の証明書テキストを貼り付けます。これは、証明書確認を無効にした場合以外は必須です。
- Client certificate フィールドに Red Hat クライアントの PEM 形式の証明書テキストを貼り付けます。このフィールドは常に任意です。
-
Broker URL フィールドにデータの送信先またはデータの取得元の場所を入力します (例:
- Validate をクリックします。Fuse Online は即座にコネクションを検証しようとし、検証の成功または失敗を示すメッセージを表示します。検証に失敗した場合は、必要に応じて設定の詳細を修正し、再度検証を行います。
- 検証に成功した場合は Next をクリックします。
-
Name フィールドに、このコネクションを別のコネクションと区別するために使用する名前を入力します。たとえば、
Red Hat AMQ 1
を入力します。 -
Description は任意のフィールドで、このコネクションに関する便利な情報を入力します。たとえば、
Sample Red Hat AMQ connection that uses a provided broker.
を入力します。 - Save をクリックし、作成したコネクションが利用可能になったことを確認します。上記の例の名前を入力した場合は、インテグレーションに追加できるコネクションとして Red Hat AMQ 1 が表示されます。