リリースノート

Red Hat Fuse 7.4

Red Hat Fuse の新機能

Fuse Documentation Team

概要

本リリースノートは、Red Hat Fuse のリリース間で変更になった内容の概要を取り上げます。

第1章 Fuse 7.4 の製品概要

1.1. Fuse のディストリビューション

Fuse 7.4 は、以下の 3 つのディストリビューションで提供されます。

Fuse スタンドアロン

複数のオペレーティングシステム上でサポートされる従来の Fuse ディストリビューションです。このディストリビューションは以下のコンテナータイプでサポートされます。

  • Apache Karaf
  • JBoss Enterprise Application Platform (EAP)
  • Spring Boot
Fuse on OpenShift

OpenShift でインテグレーションアプリケーションを実行するための Fuse ディストリビューションです (Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムでサポートされます)。このディストリビューションでは、サポートされるコンテナータイプは docker 形式のコンテナーイメージで提供されます。

  • Java イメージ (Spring Boot 用)
  • Apache Karaf イメージ
  • JBoss EAP イメージ
Fuse Online

ブラウザーベースの UI を使用して簡単なワークフローにアクセスできる、インテグレーション初心者向けの Fuse ディストリビューションです。このディストリビューションは以下のようなデプロイメントで使用できます。

  • OpenShift Online Professional 層での事前インストール
  • Red Hat Managed Integration クラスター上のデプロイメント
  • オンプレミス Openshift クラスターのインストール

1.2. 新機能

Fuse 7.4 には、主要なコンポーネントのアップグレードや新機能が多く含まれています。詳細は、各 Fuse ディストリビューションの「新機能」のセクションを参照してください。

1.3. サポートされる構成

バージョン 7.4 でサポートされる構成、標準仕様、およびコンポーネントに関する詳細は、以下のカスタマーポータルの記事を参照してください。

第2章 Fuse Online

Fuse Online は、コードを作成せずに複数の異なるアプリケーションやサービスの統合を可能にする Web ブラウザーインターフェースを提供します。また、複雑なユースケースで必要な場合にコードを追加できる機能も提供します。

Fuse Online では、OpenShift のインテグレーションは Apache Camel を使用する Spring Boot として実行されます。Camel-K はテクノロジープレビューのため、追加のランタイムとして使用できます。

2.1. Fuse Online ディストリビューション

Fuse Online は Red Hat の Web ベースのインテグレーションプラットフォームです。Syndesis は Fuse Online のオープンソースプロジェクトです。Fuse Online は以下のような OpenShift 環境で実行されます。

ホスト環境

インストール

OpenShift Online
OpenShift Dedicated

Red Hat が Red Hat インフラストラクチャーに Fuse Online をインストールし、提供します。

OpenShift Container Platform

お客様がインストールし、管理します。

2.2. Fuse Online 7.4 の新機能

Fuse Online 7.4 は以下の新機能を提供します。

  • 本リリースでは、以下のコネクターが新たに導入されました。

  • 前リリースではテクノロジープレビューであった以下のコネクターがサポートされるようになりました。

    • FHIR: FHIR (Fast Healthcare Interoperability Resources) サーバーに接続します。
    • OData: OData (Open Data Protocol) サービスに接続します。
  • Fuse Online を OpenShift Container Platform (OCP) にてオンプレミスで実行している場合、以下の新機能を使用できます。

2.3. Fuse Online 7.4 での変更点

Fuse Online 7.4 では 7.3 の機能が以下のように変更されました。

  • Google スプレッドシートコネクター の機能が以下のように強化されました。

    • フローの途中にある Google スプレッドシートコネクションのスプレッドシート値を取得できるようになりました。
    • 最初のコネクションでスプレッドシート値を取得するときに、見出しの行番号を指定できるようになりました。これにより、コネクションはデータ取得元のスプレッドシートから列名を取得することができます。これにより、データの取得元であるスプレッドシートから列名を取得できるようになりました。行オブジェクトを返すようコネクションを設定した場合、データマッパーは前リリースで表示された文字ラベル (A、B、C など) ではなく意味のある列名を表示できます。
    • 最初のコネクションでスプレッドシート値を取得する場合、Max results フィールドの新しいデフォルト値は 0 になります。ポーリングによって返すことができる行または列の数を制限しない場合は、デフォルト値を使用します。Max results の設定は、結果メトリクスのメジャーディメンションの設定に適用されます。メジャーディメンションにコネクションが返すデータを制限するには、整数を指定します。

      たとえば、メジャーディメンションが列で、その Max results25 に設定された場合、ポーリングによって 25 行以下の値が返されます。

  • Twitter コネクションの新しいアクションは次のとおりです。

    • Retrieve は、Twitter コネクションがアクセスできるユーザーアカウントに送信されたダイレクトメッセージ (プライベートメッセージ) を取得します。このアクションは、シンプルなインテグレーションで Twitter の最初のコネクションによって実行されます。
    • Send は、指定した Twitter ユーザー名にメッセージを送信します。以前のインテグレーションステップからメッセージの内容をマップしたり、アクションを設定するときにメッセージを指定することができます。Send アクションは、フローの途中にある Twitter コネクションや、シンプルなインテグレーションの最後のコネクションである Twitter コネクションによって実行されます。
  • カスタム REST API クライアントコネクター のセキュリティーの強化

    カスタム REST API クライアントコネクターが API キーを使用してセキュリティーを提供するようになりました。OpenAPI ドキュメントが API キーセキュリティーを指定する場合、API クライアントコネクターの作成時に Fuse Online は API キーの詳細の一部を入力するよう要求します。カスタムコネクターからコネクションを作成する場合、Fuse Online は API キーの値を入力するよう要求します。

  • データベースコネクションの改良点

    データベースを更新するコネクションへの入力が、パラメーター値のコレクションになりました。新しいパラメーターである Batch update が、コネクションによるデータベースの更新方法を決定します。

    • No はデフォルト値で、パラメーター値の 1 つのセットのみを許可し、SQL ステートメントを 1 度のみ実行します。
    • Yes は SQL ステートメントを 1 度実行し、batch update 操作を使用してすべてのコレクションメンバーのデータベースを更新します。

    詳細は以下を参照してください。

2.4. OpenShift Online で実行されている既存インテグレーションのアップグレード

Fuse 7.4 のリリース時、OpenShift Online の Fuse Online インフラストラクチャーは自動的にアップグレードされます。インフラストラクチャーのアップグレード中、OpenShift Online で実行されている既存のインテグレーションはすべてアップグレード中およびアップグレード後の実行が継続されます。しかし、既存のインテグレーションは古いバージョンの Fuse ライブラリーおよび依存関係で実行を継続します。

Fuse Online のインフラストラクチャーが新しいリリースにアップグレードされたことを知らせる電子メールのメッセージを受け取った後、既存のインテグレーションを再パブリッシュ (再起動だけではなく) してアップグレードします。これはできるだけ早期に行ってください。

Fuse Online 環境でインテグレーションを再パブリッシュするには、左側のナビゲーションパネルで Integrations をクリックします。その後、インテグレーションごとに以下を行います。

  1. インテグレーションエントリーの右側で three vertical dots をクリックし、Edit を選択します。
  2. Fuse Online で編集するインテグレーションが表示されたら、右上の Publish をクリックします。

パブリッシュを行うと、最新の Fuse Online 依存関係を使用して再ビルドが強制されます。

注記

インテグテーションの要素に、更新の必要がある新しい依存関係がある場合、Fuse Online ユーザーインターフェースに警告が表示されます。

2.5. 重要事項

Fuse Online ディストリビューションの Fuse 7.4 リリースにおける重要事項

  • 本リリースでは、Kafka へのコネクションは SSL をサポートしません。これは、今後のリリースで変更される予定です。
  • Fuse Online アカウントは、同時に実行可能なインテグレーションの数が制限されています。詳細は、価格プランを参照してください。Fuse Online の評価版のアカウントをご使用の場合は、1 度に 1 つのインテグレーションのみを実行できます。
  • Fuse Online にアップロードする OpenAPI スキーマに出入力タイプが定義されていないことがあります。Fuse Online が出入力タイプを指定しない OpenAPI からカスタム API クライアントを作成した場合、API クライアントが処理できるフィールドにインテグレーションデータをマップするインテグレーションや、API クライアントが処理したフィールドから統合データをマップするインテグレーションを作成できません。インテグレーションにカスタム API を起点または終点とするマッピングが必要な場合、OpenAPI スキーマをアップロードするときに Review/Edit をクリックして API デザインツールの Apicurio を開き、出入力タイプの仕様を追加します。
  • カスタム API クライアントコネクターまたは API プロバイダーインテグレーションに使用する OpenAPI ドキュメントは、循環スキーマ参照を持つことができません。たとえば、リクエストまたは応答ボディーを指定する JSON スキーマは、そのスキーマ自体を全体的に参照することはできず、任意数の中間スキーマを介してそれ自体を部分的に参照することもできません。
  • 以前のリリースでは、Split resultsYes に設定された場合のみ、スプレッドシート値を取得した Google スプレッドシートコネクションで Max results の設定が順守されました。この依存関係は存在しないようになりました。

2.6. テクニカルサポートの利用

テクニカルサポートを利用するには、Fuse Online の左ナビゲーションパネルで Support をクリックします。Support ページを使用して、すべてのインテグレーションに関する診断情報や、選択した 1 つまたは複数のインテグレーションに関する診断情報をダウンロードします。このページには、サポートチケットを作成するためのリンクや、ダウンロードした診断情報を提供するためのリンクもあります。

2.7. テクノロジープレビューの機能

本リリースには、以下に示すテクノロジープレビュー機能が含まれています。

重要

テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の本番環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat は本番環境での使用は推奨しません。テクノロジープレビューの機能は、最新の技術をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの収集を可能にするために提供されます。詳細は、「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。

  • Data Virtualization

    オンサイトの OpenShift Container Platform 上で実行される Fuse Online の開発環境では、データ仮想化はコンテナーネイティブなサービスです。これは、リレーショナルデータベース、ファイル、Web サービス、SaaS リポジトリーなどの、複数の異なるソースからデータを統合します。Fuse Online では、開発者はソースデータの論理ビューをカスタムで定義する仮想データベースイメージを作成できます。作成後、そのイメージを OpenShift にデプロイすることができます。アプリケーションは、標準の OData、REST、または JDBC インターフェース上で仮想データベースに接続し、SQL をサポートしないものも含め、すべてのデータソースで SQL クエリーを実行することができます。

    Data Virtualization を有効にするには、「OCP での Fuse のインストール」を参照してください。

  • 以下に対するコネクターです。

    • Box
    • IMAP または POP3 メール
    • Jira
    • SMTP メール
  • Conditional Flows (条件付きフロー)

    Conditional Flows (条件付きフロー) ステップをシンプルなインテグレーションのフローまたは API プロバイダーのインテグレーションオペレーションフローに追加できるようになりました。Conditional Flows ステップを追加するときに、インテグレーションの 1 つ以上の条件を指定し、ランタイムにインテグレーションデータに対して評価を行います。その後、条件が true に評価されるときに実行するインテグレーションのフローを作成します。実行中、評価の結果が true である場合にその条件に対して指定したフローをインテグレーションが実行します。条件付きフローには、シンプルなインテグレーションフローまたは API プロバイダーオペレーションフローに追加可能な同じコネクションとステップがあります。

  • データフィールドをマッピングするための条件式

    データマッパーでは、条件式を指定し、1 つのデータマッピングに適用することができます。たとえば、条件式はソースフィールドの評価や、ソースフィールドが空の場合にターゲットフィールドに入力する方法を指定できます。指定できる式の限定セットは、Microsoft Excel の式に似ています。

  • Camel-K は追加のランタイムとして使用できます。
  • OAuth を使用する REST API クライアントでは、API クライアントコネクターの作成時に、そのコネクターから作成するコネクションのデフォルト OAuth2 の動作を変更することができます。OpenAPI 仕様への Fuse Online ベンダーエクステンションは以下をサポートします。

    • クライアントクレデンシャルをパラメーターとして提供。
    • HTTP レスポンスステータスコードを基にした新しいアクセストークンの取得。

第3章 Fuse on OpenShift

Fuse on OpenShift (Fuse Integration Services 7.0 以降の新名称) は、Fuse アプリケーションを OpenShift Container Platform にデプロイすることができます。

3.1. OpenShift のサポート対象バージョン

Fuse on OpenShift が OpenShift Container Platform 4.1 でサポートされるようになりました。Fuse on OpenShift と使用する OpenShift Container Platform のサポート対象バージョンについては「Red Hat Fuse でサポートされる構成 」を参照してください。

3.2. サポートされるイメージ

Fuse on OpenShift は以下の Docker 形式のイメージを提供します。

  • fuse7/fuse-java-openshift — Spring Boot
  • fuse7/fuse-karaf-openshift — Apache Karaf
  • fuse7/fuse-eap-openshift — Red Hat JBoss Enterprise Application Platform
  • fuse7/fuse-console — Hawtio コンソール
  • fuse7/fuse-console-operator — Hawtio コンソール operator
  • fuse7/fuse-apicurito — Apicurito REST API エディター
  • fuse7/fuse-apicurito-generator — Apicurito REST アプリケーションジェネレーター
  • fuse7-tech-preview/fuse-apicurito-operator — Apicurito Operator

3.3. Fuse 7.4 の新機能

Fuse on OpenShift バージョン 7.4 の主な新機能は次のとおりです。

  • Fuse on OpenShift が OpenShift サーバー 4.1 でサポートされるようになりました。

3.4. テクノロジープレビューの機能

以下の Fuse on OpenShift の機能は テクノロジープレビュー であるため、Fuse 7.4 ではサポートされません。

Data Virtualization
Red Hat Data Virtualization は、Teiid Data Virtualization プロジェクトをベースとする、コンテナーネイティブなデータ仮想化サービスです。Red Hat Data Virtualization は、リレーショナルデータベース、ファイル、web サービス、SaaS リポジトリーなどの複数の異種ソースからのデータを組み合わせます。詳細は、『Data Integration』を参照してください。
Hawtio Operator のインストール (OpenShift 3.11 向け)
Kubernetes Operator は、OpenShift (または Kubernetes) アプリケーションのインストールおよび管理を簡単にするスクリプトです。Hawtio コミュニティーから、テクノロジープレビューである Fuse on OpenShift の Hawtio Operator にアクセスできます。Hawtio Operator の使用方法に関する詳細は、Hawtio コミュニティーのサイトの「README」を参照してください。
注記

インストールする Hawtio Operator や Hawtio Console はサポートされません。これは、テクノロジープレビューの機能で、本番環境でのテストには適していません。

Apicurito Operator のインストール
OpenShift Container Platform 4.1 の OperatorHub から Apicurito Operator をインストールできます。Apicurito Operator は、テクノロジープレビューである Fuse on OpenShift の Apicurito Operator へのアクセスを提供します。Apicurito Operator は、OpenShift での Apicurito のインストール、アップグレード、およびアンインストールの手順を簡単にします。「OpenShift 4.x サーバーでの Fuse イメージストリームおよびテンプレートのインストール」を参照してください。
注記

インストールする Apicurito Operator や Apicurito インスタンスはサポートされません。これは、テクノロジープレビューの機能で、本番環境でのテストには適していません。

3.5. 重要事項

Fuse on OpenShift ディストリビューションの Fuse 7.4 リリースにおける重要事項

Fuse 7.4 で推奨される Container Development Kit (CDK) 3.9 バージョン

OpenShift でアプリケーションを試す開発者は CDK 3.9 を使用することが推奨されます。「Fuse on OpenShift」 で説明したとおり、それ以前 CDK バージョンは CDK-397 の影響を受ける可能性が高くなります。

注記

CDK は開発者の利便性のためにのみ提供されますが、サポートされる OpenShift ディストリビューションではありません。

Fabric8 Maven プラグインを使用したアプリケーションの再デプロイ

Fabric8 Maven プラグインを使用して、Fuse on OpenShift アプリケーションを OpenShift Container Platform にデプロイする場合、mvn fabric8:deploy コマンドを使用しただけではアプリケーションを再デプロイできません。以下のコマンドシーケンスを使用してください。

mvn fabric8:undeploy
mvn fabric8:deploy

第4章 Fuse スタンドアロン

4.1. サポートされるコンテナー

Fuse スタンドアロン 7.4 は以下のランタイムコンテナーでサポートされます。

  • Spring Boot 1 および Spring Boot 2 (スタンドアロン)
  • Apache Karaf
  • Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP)

4.2. Fuse 7.4 の新機能

Fuse スタンドアロンのバージョン 7.4 の主な新機能は次のとおりです。

Fuse on Spring Boot 2.x の新しい Maven アーティファクト
hawtio-springboot アーティファクトが Spring Boot 2 での Hawtio インテグレーションを提供するようになりました。hawtio-springboot-1 アーティファクトは、Spring Boot 1 での Hawtio インテグレーションを提供します。
Spring Boot 2.x の管理エンドポイントの新しいパス
管理エンドポイントは、以下のパスで管理される新しい /actuator パスに存在します。
management.endpoints.web.base-path=/
Fuse on Spring Boot 2 の新しい Camel 2.22 および 2.23 コンポーネント

以下の追加の Camel コンポーネントが Fuse on Spring Boot 2 でサポートされるようになりました。

  • as2-component
  • aws-iam-component
  • fhir-component
  • google-calendar-stream-component
  • google-mail-stream-component
  • google-sheets-component
  • google-sheets-stream-component
  • ipfs-component
  • kubernetes-hpa-component
  • kubernetes-job-component
  • micrometer-component
  • mybatis-bean-component
  • nsq-component
  • rxjava2
  • service-component
  • spring-cloud-consul
  • spring-cloud-zookeeper
  • testcontainers-spring
  • testcontainers
  • web3j-component

4.3. テクノロジープレビューの機能

以下の Fuse スタンドアロンの機能は テクノロジープレビュー であるため、Fuse 7.4 ではサポートされません。

Saga EIP
Saga EIP (Enterprise Integration Pattern) はテクノロジープレビューの機能で、実稼働環境に適していない インメモリー Saga サービスのみが対象になります。LRA Saga サービスはサポートされません。詳細は『Apache Camel Development Guide』の「Saga EIP」を参照してください。

4.3.1. Camel LSP の Fuse Tooling サポート

Fuse Tooling は、Camel LSP (Language Server Protocol) エクステンションや、Visual Studio Code、Eclipse IDE、および Eclipse Che のプラグインを使用して、Camel アプリケーションの開発でクロスプラットフォームおよびクロス IDE を提供します。

Visual Studio Code では、WSDL を Camel Rest DSL サポートに提供するエクステンションを追加することもできます。

注記: これらの機能は、デフォルトで Red Hat CodeReady Studio の Fuse Tooling に含まれています。

Visual Studio Code の機能

Language Support for Apache Camel エクステンションは、Camel URI の以下の機能を提供します。

XML DSL および Java DSL の場合:

  • エディターは入力時に Camel コンポーネント、属性、および属性値のリストでコード補完を提供します。
  • Camel コンポーネントにマウスオーバーすると、エディターにコンポーネントの簡単な説明が表示されます (Apache Camel component reference から)。
  • ファイルを編集すると、エディターは Camel コードで Apache Camel 検証チェックを実行します。

XML DSL の場合のみ:

  • VS Code の Outline パネルおよび Go > Go to Symbol in File ナビゲーションパネルで、Camel コンテキストおよびルートに移動できます。
  • エディターは入力時に directdirect VMVM、および SEDA コンポーネントの参照された ID に対し、コード補完を提供します。
  • 開いているすべての Camel ファイルで direct および direct VM コンポーネントの参照を見つけることができます。

WSDL 2 Camel Rest DSL エクステンション (wsdl2rest 実装) は、WSDL を Camel Rest DSL サポートに提供します。既存の WSDL ファイルを指定すると、このエクステンションを使用して REST スタイルのアクセスの Camel Rest DSL + CXF ソリューションを生成できます。WSDL ファイルは、ローカルファイルシステム上またはアクセス可能な Web URL から見つけることができます。

Language Support for Camel LSP および WSDL to Camel Rest DSL 機能にアクセスするには、以下のエクステンションを 1 つ以上追加します。

Apache Camel Extension Pack によって以下の VS Code エクステンションがインストールされます。

エクステンションを個別にインストールすることもできます。

詳細は、以下の README ファイルを参照してください。

Eclipse IDE 機能

Language Support for Apache Camel Eclipse プラグインは Camel URI に以下の機能を提供します。

XML DSL および Java DSL 両方の汎用 Eclipse テキストエディター: * エディターは入力時に Camel コンポーネント、属性、および属性値のリストでコード補完を提供します。* Camel コンポーネントにマウスオーバーすると、エディターにコンポーネントの簡単な説明が表示されます (Apache Camel component reference から)。

Eclipse XML または Java エディターを使用する場合は、自動補完機能のみが提供されます。

Language Support for Apache Camel 機能にアクセスするには、Eclipse Marketplace から Eclipse プラグインをインストールします。詳細は、Apache Camel Language Server Protocol for Eclipse IDE の README file を参照してください。

Eclipse Che の機能

Eclipse Che 6 の Language Support for Apache Camel プラグインは、Camel URI および XML DSL のみに機能を提供します。

  • エディターは入力時に Camel コンポーネント、属性、および属性値のリストでコード補完を提供します。
  • Camel コンポーネントにマウスオーバーすると、エディターにコンポーネントの簡単な説明が表示されます (Apache Camel component reference から)。
  • ファイルを保存すると、エディターによって Camel コードで Apache Camel 検証チェックが実行されます。

Eclipse Che 向けのこのプラグインをアクティベートするには、ワークスペースの設定を編集する必要があります。アクティベート方法の詳細は、Red Hat Developers のブログエントリー の「Use in OpenShift.io」を参照してください。

注記: Che 7 (Beta 版) には Camel Java DSL のサポートが含まれます。詳細は「https://github.com/eclipse/che/issues/12584」を参照してください。

4.4. Fuse 7.4 の BOM ファイル

サポートされる Fuse 7.4 アーティファクトを使用するために Maven プロジェクトを設定するには、本セクションで説明する BOM バージョンを使用してください。

4.4.1. BOM ファイル

Fuse スタンドアロンアプリケーションをアップグレードして 7.4 の依存関係を使用するには、Maven の pom.xml を編集し、下表にある BOM と Maven プラグインのバージョンを変更します。

表4.1 Maven BOM および BOM を使用した 7.4 のプラグインバージョン

コンテナータイプMaven BOM またはプラグインアーティファクト groupId/artifactIdFuse 7.4 向けのバージョン

Spring Boot 1

org.jboss.redhat-fuse/fuse-springboot-bom

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

org.jboss.redhat-fuse/fabric8-maven-plugin

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

org.jboss.redhat-fuse/spring-boot-maven-plugin

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

Spring Boot 2

org.jboss.redhat-fuse/fuse-springboot-bom

7.4.0.fuse-sb2-740019-redhat-00005

org.jboss.redhat-fuse/fabric8-maven-plugin

7.4.0.fuse-sb2-740019-redhat-00005

org.jboss.redhat-fuse/spring-boot-maven-plugin

7.4.0.fuse-sb2-740019-redhat-00005

Apache Karaf

org.jboss.redhat-fuse/fuse-karaf-bom

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

org.jboss.redhat-fuse/karaf-maven-plugin

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

JBoss EAP

org.jboss.redhat-fuse/fuse-eap-bom

7.4.0.fuse-740036-redhat-00002

BOM の使用に関する詳細は『Fuse Migration Guide』を参照してください。

4.5. 重要事項

Fuse スタンドアロンディストリビューションの Fuse 7.4 リリースにおける重要事項

JBoss EAP 7.2.1 (JBoss EAP 7.2 から) を使用するようアップグレードされた Fuse on EAP
Fuse 7.4 リリースは、JBoss Enterprise Application Platform (EAP) 7.2.1 コンテナーで実行されるようになりました (Fuse の前リリースの JBoss EAP 7.2 からアップグレード)。詳細は、『JBoss EAP 7.2.0 リリースノート』を参照してください。
ENTESB-10537: Add support for camel-jbpm, Spring Boot 2.1, Camel 2.23 in Fuse 7.4 (Fuse 7.4 で camel-jbpm、Spring Boot 2.1、および Camel 2.23 へのサポートを追加)
  • Spring Boot 2 の BOM 参照は、現在サポートされない camel-jbpm コンポーネントです。

第5章 非推奨となった機能および削除された機能

Fuse 7 の今後の変更に関するご質問やヘルプは、support@redhat.com にお問い合わせください。

5.1. 非推奨となった機能

以下の機能は Fuse 7.4 で非推奨となったため、今後のリリースで削除される可能性があります。

Camel アプリケーションで非推奨となった PHP、Python、および Ruby スクリプト言語
PHP、Python、および Ruby スクリプト言語は、Fuse 7.4 より Camel アプリケーションで非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。Camel コミュニティーでは、Camel 2.19 より PHP、Python、および Ruby が非推奨になりました (CAMEL-10973 を参照)。これは、Apache Karaf、JBoss EAP、および Spring Boot のすべての Fuse コンテナータイプに適用されます。
非推奨となった HP-UX OS
HP-UX オペレーティングシステムは Fuse 7.2 より非推奨となり、このオペレーティングシステムのサポートは Fuse の今後のリリースで除外される可能性があります。JBoss EAP 7.2 コンテナーではすでに HP-UX のサポートが除外されたため、JBoss EAP 7.2 で実行される Fuse on JBoss EAP の今後のバージョンは HP-UX ではサポートされません
非推奨となった Camel MQTT コンポーネント
Camel MQTT コンポーネントは Fuse 7.0 で非推奨となり、Fuse の今後のリリースでは削除されます。このコンポーネントの代わりに、Eclipse Paho ライブラリーを使用して MQTT メッセージングプロトコルをサポートする Camel Paho コンポーネントを使用できます。
Linux 以外のオペレーティングシステムで非推奨となった Camel LevelDB コンポーネント
Camel LevelDB (camel-leveldb) コンポーネントは、Fuse 6.3 より Red Hat Enterprise Linux 以外のすべてのオペレーティングシステムで非推奨となりました。今後、Camel LevelDB コンポーネントは Red Hat Enterprise Linux でのみサポートされます。
非推奨となった Camel SJMS コンポーネントからの BatchMessage クラス
Camel SJMS コンポーネントからの BatchMessage クラスは Fuse 7 で非推奨となり (Apache Camel ではバージョン 2.17 より非推奨)、Apache Camel および Fuse の今後のバージョンで削除される可能性があります。
JDBC プール c3p0、aries、および hikaricp は非推奨となり、Fuse の今後のリリースで削除されます。

以下の jdbc プールは非推奨となり、Fuse 7.4 以降はサポートされません。

  • pax-jdbc-pool-c3p0
  • pax-jdbc-pool-aries
  • pax-jdbc-pool-hikaricp
注記

代わりに、pax-jdbc-pool-transxpax-jdbc-pool-narayana、または pax-jdbc-pool-dbcp2 を使用します。

5.2. Fuse 7.3 で削除された機能

以下の機能は Fuse 7.3 で削除されました。

7.3 で削除された Camel YQL コンポーネント
Camel YQL コンポーネントは Fuse 7.3 で削除されました。
7.3 でブラックリスト指定された OpenJPA および OpenJPA3 Karaf 機能
openjpa 機能および openjpa3 機能は 7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。Java Persistence Architecture (JPA) 実装では、代わりにサポートされる hibernate 機能を使用してください。
7.3 でブラックリスト指定された camel-jetty Karaf 機能
camel-jetty 機能は Jetty 8 を使用するため、7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。この代わりに camel-jetty9 機能を使用してください。
7.3 でブラックリスト指定された pax-jms-oracleaq Karaf 機能
pax-jms-oracleaq 機能はサードパーティーの無償でない Oracle AQ ライブラリーを必要とするため、7.3 の Apache Karaf コンテナーからブラックリスト指定 (削除) されました。
7.3 の Fuse on EAP (Wildfly Camel) から削除された camel-elasticsearch コンポーネント
camel-elasticsearch コンポーネントは 7.3 の Fuse on EAP (Wildfly Camel) から削除されました。この代わりに、新しい camel-elasticsearch-rest コンポーネントを使用してください。

5.3. Fuse 7.2 で削除された機能

以下の機能は Fuse 7.2 で削除されました。

7.2 で削除された Camel XMLRPC コンポーネント
Camel XMLRPC コンポーネントは Fuse 7.2 で削除されました。
7.2 で削除された Camel Netty コンポーネント
Camel Netty コンポーネントは Fuse 7.2 で削除されました。この代わりに Camel Netty4 コンポーネントを使用することが推奨されます。

5.4. Fuse 7.0 で削除された機能

以下の機能は Fuse 7.0 で削除されました。

7.0 でサポートが除外された Red Hat JBoss Operations Network (JON)
Fuse 7.0 より Fuse on Karaf は JON をサポートしなくなり、JON ランタイムと統合するための JON プラグインの提供を停止しました。
7.0 で削除された組み込み ActiveMQ ブローカー
Fuse 7.0 より Fuse on Karaf は組み込み ActiveMQ ブローカーの提供を停止しました。そのため、サポートされるリモートブローカーへ直接接続するようにしてください。サポートされるブローカーの詳細は「Red Hat Fuse でサポートされる構成」の「サポートされるメッセージングプロバイダー」を参照してください。
7.0 で削除された Fuse インテグレーションパック
ルールやプロセスの実行に対するサポートは、Red Hat JBoss BPM Suite および Red Hat JBoss BRMS に含まれるコンポーネントによって提供されます。
7.0 で削除された子コンテナー管理用の Karaf コンソールコマンド

Fuse 7.0 より、子コンテナー管理用の Karaf コンソールコマンドはサポートされて いません。対象となる instance: (Karaf 4.x 構文) で始まるコンソールコマンドと、admin: (Karaf 2.x 構文) で始まるコンソールコマンドはサポートされません。

注記

Fuse 7.0 GA リリースでは、instance: コマンドはブラックリストに登録されていません。これは既知の問題です。

7.0 で削除された Switch Yard
Switch Yard は Fuse 7.0 で削除され、代わりに Apache Camel を直接使用する必要があります。詳細は、ナレッジベースの「SwitchYard Support Plan After Releasing Fuse 7」を参照してください。
7.0 で除外された Fabric8 1.x のサポート

Fuse 7.0 で Fabric8 v1 は Fabric8 v2 のコンポーネントが含まれる Fuse on OpenShift (旧名称 Fuse Integration Services) に置き換えられました。Fuse on OpenShift は、OpenShift 内でインテグレーションマイクロサービスの開発、デプロイメント、および管理を可能にするツールのセットと Docker 形式のイメージを提供します。

Fuse on OpenShift のアーキテクチャーは異なりますが、Fabric 8 v1 が提供する同じプロビジョニング、自動化、中央構成、管理要件に対応します。詳細は『Fuse on OpenShift ガイド』を参照してください。

7.0で削除された Google App Engine の Camel コンポーネント
Google App Engine の Camel コンポーネント (camel-gae) は Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された Camel jBPM コンポーネント
Camel jBPM コンポーネント (camel-jbpm) は Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された Fuse をサービスとしてインストールするための Tanuki ベースのラッパー
Fuse をサービスとしてインストールするための Tanuki ベースのラッパースクリプト (wrapper:install Karaf コンソールコマンドを使用して生成) は Fuse 7.0 で削除されました。Apache Karaf コンテナーをサービスとしてインストールする場合、この代わりに karaf-service-*.sh ディレクトリーから新しい bin/contrib スクリプトを使用することが推奨されます。
7.0 で削除された Smooks
Switch Yard の Smooks コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された BPEL
Riftsaw プロジェクトをベースとする BPEL は Fuse 7.0 で削除されました。BPEL を現在使用している場合は、Red Hat JBoss BPM Suite への移行を考慮することが推奨されます。
7.0 で削除された Design Time Governance
Design Time Governance コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された Runtime Governance
Runtime Governance (RTGov) コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された S-RAMP
S-RAMP (SOA Repository Artifact Model and Protocol) コンポーネントは Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 で削除された bin/patch スクリプト
bin/patch スクリプト (Windows O/S では bin\patch.bat) は Fuse 7.0 で削除されました。
7.0 でサポートされない Spring-DM (Spring Dynamic Modules)
Spring XML を Apache Karaf の OSGi サービスレイヤーと統合する Spring-DM は Fuse 7.0 ではサポートされないため、代わりに Blueprint フレームワークを使用する必要があります。Blueprint XML を使用しても、Spring フレームワークから Java ライブラリーを使用することはできます。最新バージョンの Spring は Blueprint と互換性があります。
7.0 でサポートされない Apache OpenJPA
JPA (Java Persistence API) の Apache OpenJPA 実装は Fuse 7.0 ではサポートされません。代わりに Hibernate 実装を使用することが推奨されます。

5.5. Fuse 7.0 で置き換えられた機能

以下の機能は Fuse 7.0 で置き換えられました。

7.0 で置き換えられた Geronimo トランザクションマネージャー
Fuse 7.0 では Karaf コンテナーの Geronimo トランザクションマネージャーが Narayana に置き換えられました。
7.0 で置き換えられた Jetty コンテナー
Fuse 7.0 では Jetty コンテナーが Undertow によって置き換えられました。この変更は最初に Jetty コンテナーの内部使用のみ (Karaf コンテナー内など) に適用されます。他の Jetty コンポーネントは今後のリリースで削除される可能性があります。

第6章 Fuse 7.4 でサポートされない機能

以下の機能は、Red Hat Fuse 7.4 ではサポートされません。

サポートされない Apache Karaf EclipseLink 機能
Apache Karaf EclipseLink 機能は Fuse ではサポートされません。この機能は JPA 2.2 に依存しますが、Fuse 7.2 の Karaf コンテナーは JPA 2.1 と関連しているからです。
サポートされない Apache Aries Blueprint Web モジュール
Apache Aries Blueprint Web モジュールは Fuse ではサポートされません。Apache Camel のコミュニティー版で Blueprint Web を使用している例がありますが (個別ダウンロードとして提供)、Fuse でのサポートを意味するものではありません
Apache Karaf の Apache Camel でサポートされない PHP スクリプト言語
PHP の OSGi バンドルがないため、PHP スクリプト言語は Apache Karaf コンテナー上の Camel アプリケーションでサポートされません。PHP スクリプト言語は、JBoss EAP コンテナーおよび Spring Boot コンテナー上の Camel アプリケーションでは非推奨になりました。
Apache Karaf の Apache Camel でサポートされない Python スクリプト言語
Python の OSGi バンドルがないため、Python スクリプト言語は Apache Karaf コンテナー上の Camel アプリケーションでサポートされません。Python スクリプト言語は、JBoss EAP コンテナーおよび Spring Boot コンテナー上の Camel アプリケーションでは非推奨になりました。

第7章 既知の問題

以下の項ではバージョン 7.4 の既知の問題について説明します。

7.1. CVE セキュリティー脆弱性

Fuse はミドルウェア統合プラットフォームであるため、多くのサードパーティーコンポーネントと統合される可能性があります。そのため、サードパーティーの依存関係の一部にセキュリティーの脆弱性がある可能性を常に排除することは困難です。ここでは、Fuse 7.4 のサードパーティーの依存関係に影響する既知のセキュリティー脆弱性について説明します。

ENTESB-12489 CVE-2019-9827 - Fuse Console standalone on Amazon Web Services
セキュリティーの懸念があるため、スタンドアロンの Fuse アプリケーションを Amazon Web Services (AWS) にデプロイしないでください。この制限は、サポートされるすべてのスタンドアロン環境 (Spring Boot 1.x および 2.x、Karaf、および Red Hat JBoss Enterprise Application Platform) に適用されます。AWS に Fuse Console スタンドアロンをデプロイする場合は、Fuse 7.7 以降にアップグレードし、hawtio.disableProxy システムプロパティーを true に設定して Fuse Console のプロキシーサーブレットを無効にすることが強く推奨されます。
CVE-2017-12629 Solr/Lucene -security bypass to access sensitive data - CVE-2017-12629

Apache Solr は、Apache Lucene 検索エンジンを使用する一般的なオープンソースの検索プラットフォームです。アプリケーションが Apache Solar と Apache Lucene の組み合わせ (Camel Solr コンポーネントを使用している場合など) を使用する場合、このセキュリティー脆弱性の影響を受ける可能性があります。この脆弱性の詳細と軽減策について、リンク先のセキュリティーアドバイザリーを確認してください。

注記

Fuse ランタイムは Apache Solr や Apache Lucene を直接使用 しません。統合アプリケーションで Apache Solr と Apache Lucene を一緒に使用する場合のみセキュリティー上のリスクが発生します (Camel Solr コンポーネントを使用する場合など)。

複数の CVE jackson-databind セキュリティー脆弱性に関連する複数の CVE

FasterXML jackson-databind ライブラリーを使用し、JSON コンテンツをデシリアライズして Java オブジェクトをインスタンス化するアプリケーションは、潜在的に リモートコード実行 攻撃に脆弱です。しかし、脆弱性は自動的に発生せず、適切な軽減策を講じれば回避することができます。

最低でも以下の前提条件をすべて満たさなければ攻撃を実行することはできません。

  1. jackson-databind の JSON コンテンツのデシリアライズに対し、ポリモーフィックな型の処理を有効にする必要があります。Jackson JSON でポリモーフィックな型の処理を有効にする方法は 2 つあります。

    1. @JsonTypeInfo および @JsonSubTypes アノテーションの組み合わせを使用します。
    2. ObjectMapper.enableDefaultTyping() メソッドを呼び出します。この方法はポリモーフィックな型をグローバルで有効にするため、危険です。
  2. 現在のバージョンの jackson-databind によってブラックリストに指定されていない ガジェットクラス が 1 つ以上 Java クラスパスにあります。ガジェットクラスは、機密性の高い (潜在的に悪用可能な) 操作を、constructor または setter メソッド (デシリアライズ中に呼び出しできるメソッド) の実行による副次的な影響として定義します。Jackson JSON ライブラリーによって維持されるガジェットブラックリストは、リモートコード実行の脆弱性から守るための最後の手段になります。

    jackson-databind の脆弱性に関して多くの CVE が存在するのは、多数のガジェットクラスが存在するためです。ガジェットクラスの種類別に異なる CVE が存在します。

    重要

    Fuse は、できるだけ早期に jackson-databind の最新バージョンを使用するようアップグレードされます。しかし、現在 Fuse 7.4.0 は最新バージョンの jackson-databind と連携していません。

アプリケーションで jackson-databind ライブラリーを使用する必要がある場合、Jackson JSON でポリモーフィックな型の処理を行わないようにし、ObjectMapper.enableDefaultTyping() メソッドを絶対に呼び出さないことが、リスクを軽減する最も重要な対策になります。

7.2. Fuse Online

Fuse Online ディストリビューションの既知の問題は次のとおりです。

6052 [1.7.8] No activities after small load (~80000 messages in 20hours)

パフォーマンステストの結果、アクティビティー追跡ロジックによって、アクティビティーを追跡するために Fuse Online によって使用されるデータベースで非常に多くの無効なタプルが発生する可能性があることが判明しました。この問題により、特に UI からインテグレーションリストにアクセスする場合や、インテグレーションのアクティビティーを更新する場合など、データベースからの読み取りが必要な操作が一般的に遅くなります。この問題を回避するには、SQL ステートメント VACUUM FULL ANALYSE jsondb を実行して、データベースのメンテナンスを定期的に行います。

以下にしたがって、定期的にメンテナンスを行います。

# check to see if there are dead tuples (not vacuumed)
$ oc exec -c postgresql $(oc get pod -l 'syndesis.io/component=syndesis-db' --no-headers=true -o=custom-columns=x:.metadata.name) -- bash -c "echo SELECT schemaname, relname, n_live_tup, n_dead_tup, last_autovacuum FROM pg_stat_all_tables WHERE relname = \'jsondb\'|psql -U syndesis"

 schemaname | relname | n_live_tup | n_dead_tup |        last_autovacuum
------------+---------+------------+------------+-------------------------------
 public     | jsondb  |      26893 |     491210 | 2019-07-17 09:26:51.264029+00
(1 row)

# since there are 491210 dead tuples, perform the following

# scale down the server
$ oc scale --replicas=0 dc syndesis-server

# terminate all running connections
$ oc exec -c postgresql $(oc get pod -l 'syndesis.io/component=syndesis-db' --no-headers=true -o=custom-columns=x:.metadata.name) -- bash -c "echo SELECT pg_terminate_backend\(a.pid\) FROM pg_locks l join pg_stat_activity a ON a.pid = l.pid WHERE l.mode = \'ExclusiveLock\' AND a.usename = \'syndesis\'|psql -U syndesis"
FATAL:  terminating connection due to administrator command
server closed the connection unexpectedly
	This probably means the server terminated abnormally
	before or while processing the request.
connection to server was lost
command terminated with exit code 2

# the preceding FATAL error is expected, because the statement also closes the connection psql is using

# execute `VACUUM FULL ANALYSE`
$ oc exec -c postgresql $(oc get pod -l 'syndesis.io/component=syndesis-db' --no-headers=true -o=custom-columns=x:.metadata.name) -- bash -c "echo VACUUM FULL ANALYSE jsondb|psql -U syndesis"
VACUUM

# scale up server
$ oc scale --replicas=1 dc syndesis-server
5458 Operator tries to update outdated Syndesis resource

Operator を使用して Fuse Online をインストールすると、以下のエラーが複数回発生しますが、インストール自体に大きな影響はないため、無視しても問題はありません。

{"level":"error","ts":1558617960.2453232,"logger":"controller","msg":"Error reconciling","action":"*action.startupAction","phase":"Starting","error":"Operation cannot be fulfilled on syndesises.syndesis.io \"app\": the object has been modified; please apply your changes to the latest version and try again","stacktrace":"github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/github.com/go-logr/zapr.(*zapLogger).Error\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/github.com/go-logr/zapr/zapr.go:128\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/pkg/controller/syndesis.(*ReconcileSyndesis).Reconcile\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/pkg/controller/syndesis/syndesis_controller.go:120\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/internal/controller.(*Controller).processNextWorkItem\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/internal/controller/controller.go:215\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/internal/controller.(*Controller).Start.func1\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/sigs.k8s.io/controller-runtime/pkg/internal/controller/controller.go:158\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait.JitterUntil.func1\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait/wait.go:133\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait.JitterUntil\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait/wait.go:134\ngithub.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait.Until\n\t/go/src/github.com/syndesisio/syndesis/install/operator/vendor/k8s.io/apimachinery/pkg/util/wait/wait.go:88"}
ENTESB-10577 Apicurito does not support YAML Open API spec files
Fuse 7.4 on OpenShift では、Apicurito はデフォルトで OpenAPI 仕様ファイルを YAML 形式で生成しますが、生成された YAML ファイルを再インポートできません。現在、JSON 形式のみを Apicurito にインポートできます。
667 'null' when using "ItemAt" transformation from List<> → Number
ItemAt 変換を使用して List から Double へマップすると、データマッパーによって例外がスローされます。
1558 "Save as draft" and "Publish" buttons
Save as draft ボタンと Publish ボタンのいずれかをクリックし、手順が開始されても、両方のボタンがアクティブなままになります。
698 DB Connector: SQL parser doesn’t recognize parameters for LIKE
LIKE キーワードが含まれる SQL ステートメント (例: DELETE FROM TODO WHERE task LIKE ‘:#param’) では、LIKE キーワードを :#param などのデータマッパーパラメーターとともに使用できません。

7.3. Fuse on OpenShift

このセクションでは、OpenShift 上の Fuse アプリケーションのデプロイメントに影響する問題を取り上げます。特定のコンテナーに影響する問題の詳細は、Spring Boot、Fuse on Apache Karaf、および Fuse on JBoss EAP のセクションも参照にしてください。Fuse on OpenShift ディストリビューションの既知の問題を以下に示します。

ENTESB-10817 Openshift 4.1 + FMP: Unexpected response (403 Forbidden), to the authorization request.Missing header:[Location]!

OneShift Container Platform (OCP) 4.1 で、oc login コマンドによって作成された既存のセッションに依存せずに、fabric8-maven-plugin が Fabric8 の Kubernetes クライアント実装を使用して OpenShift に対して認証を行うと、以下のエラーが発生します。

[ERROR] Failed to execute goal org.jboss.redhat-fuse:fabric8-maven-plugin:7.4.0.fuse-740024:build (default) on project fabric8-maven-sample-zero-config: Failed to execute the build: Unable to build the image using the OpenShift build service: Unexpected response (403 Forbidden), to the authorization request. Missing header:[Location]!

特に、Tooling User GuideFuse on OpenShift クイックスタートサンプルをビルドおよびデプロイする手順では、fabric8-maven-plugin 自体が直接 OpenShift に対して認証を行うことに依存しています。「Deploying the Fuse Integration project to OpenShift」の手順にしたがって、プロジェクトを OCP 4.1 クラスターにデプロイする場合は、ステップ 5 を以下のように変更します。

  1. アプリケーションをデプロイする OCP 4.1 クラスターの OpenShfit コンソールにログインします。
  2. OpenShift コンソールの右上隅にあるユーザー名をクリックし、メニューオプション Copy Login Command を選択します。これにより、oc login https://192.168.42.218:8443 --token=xxxxxxxx 形式の文字列がクリップボードにコピーされます。xxxxxxxx はセッショントークンを表すベース 64 エンコードの文字列になります。
  3. VM arguments ペインから、-Dkubernetes.auth.basic.password=admin 設定を削除し、-Dkubernetes.auth.token=xxxxxxxx に置き換えます。xxxxxxxx の部分はクリップボードの文字列から取得したセッショントークンに置き換えます。
注記

通常、Fuse on OpenShift Guide の例やチュートリアルは、oc login コマンドによって作成されたセッションに依存します。そのため、これらの例の 1 つの手順にしたがえば、このエラーは発生しません。

ENTESB-10694 Problem using Fuse Console on OCP4.1 beta

OpenShift 4 で Fuse Console で Fuse サービスを管理する場合、OperatorHub のコミュニティーオペレーターを使用してコミュニティーバージョン (Hawtio) をインストールする必要があります。OpenShift Web コンソールのメインカタログから OperatorHub にアクセスします。

注記

Kubernetes Operator は、OpenShift (または Kubernetes) アプリケーションのインストールおよび管理を簡単にするスクリプトです。

Fuse Console プロキシーと Jolokia エージェントとの間のコネクションをセキュアにするには、コミュニティーバージョンの Fuse Console をインストールし、それをデプロイする前にクライアント証明書を生成、署名、およびデプロイする必要があります。OpenShift 4 で Fuse Console をセキュアにする方法については、README ファイル を参照してください。

ENTESB-10577 Apicurito does not support YAML Open API spec files
Fuse 7.4 on OpenShift では、Apicurito はデフォルトで OpenAPI 仕様ファイルを YAML 形式で生成しますが、生成された YAML ファイルを再インポートできません。現在、JSON 形式のみを Apicurito にインポートできます。

7.4. Fuse on Spring Boot

Fuse on Spring Boot の既知の問題は次のとおりです。

ENTESB-11164 Missing qpid-jms-client in SB2 BOM

Fuse 7.4.0 リリースでは、Spring Boot 2 の BOM (Bill of Material) ファイルは正しくないバージョンの Qpid JMS クライアント用の org.apache.qpid:qpid-jms-client Maven アーティファクトを参照します。Maven プロジェクトで正しい (Red Hat がサポートする) バージョンの org.apache.qpid:qpid-jms-client を使用するには、以下の依存関係をプロジェクトの POM ファイルに追加します。

        <dependency>
            <groupId>org.apache.camel</groupId>
            <artifactId>camel-amqp</artifactId>
            <exclusions>
                 <exclusion>
                          <groupId>org.apache.qpid</groupId>
                           <artifactId>qpid-jms-client</artifactId>
                 </exclusion>
                 <exclusion>
                          <groupId>org.apache.qpid</groupId>
                           <artifactId>proton-j</artifactId>
                 </exclusion>
            </exclusions>
        </dependency>
        <dependency>
            <groupId>org.apache.qpid</groupId>
            <artifactId>qpid-jms-client</artifactId>
            <version>0.40.0.redhat-00001</version>
        </dependency>
        <dependency>
            <groupId>org.apache.qpid</groupId>
            <artifactId>proton-j</artifactId>
            <version>0.31.0.redhat-00001</version>
        </dependency>
ENTESB-11163 Incorrect version of AMQ client in SB2 BOM in Fuse 7.4.0.CR4
Fuse 7.4.0 リリースでは、Spring Boot 2 の BOM ファイルは正しくないバージョンの org.apache.activemq:activemq-client Maven アーティファクトを参照します。
サポートされない Camel jBPM コンポーネントを参照する Spring Boot 2 の BOM
Fuse 7.4.0 リリースでは、Spring Boot 2 の BOM (Bill of Material) が現在 Fuse でサポートされていない Camel jBPM コンポーネントを参照します。

7.5. Fuse on Apache Karaf

Fuse on Apache Karaf の既知の問題は次のとおりです。

ENTESB-8140 Start level of hot deploy bundles is 80 by default

Fuse 7.0 GA リリースの Apache Karaf コンテナーでは、ホットデプロイバンドルの開始レベルがデフォルトで 80 になっています。これにより、同じ開始レベルを持つシステムバンドルや機能が多く存在するため、ホットデプロイバンドルに問題が発生することがあります。この問題を回避し、ホットデプロイバンドルが確実に開始するようにするには、etc/org.apache.felix.fileinstall-deploy.cfg ファイルを編集し、felix.fileinstall.start.level 設定を以下のように変更します。

felix.fileinstall.start.level = 90
ENTESB-7664 Installing framework-security feature kills karaf

framework-security オプションを使用して --no-auto-refresh OSGi 機能をインストールしないと、Apache Karaf コンテナーがシャットダウンします。以下に例を示します。

feature:install -v --no-auto-refresh framework-security

7.6. Apache Camel

Apache Camel の既知の問題は次のとおりです。

ENTESB-11060 [camel-linkedin] V1 API is no longer supported
Fuse 7.4.0 では、Camel LinkedIn コンポーネントが LinkedIn サーバーと通信できなくなりました。これは、LinkedIn でサポートされなくなった LinkedIn Version 1.0 API を使用して実装されているためです。Fuse の今後のリリースで Camel LinkedIn コンポーネントが更新され、Version 2 API を使用するようになる予定です。
ENTESB-7469 Camel Docker component cannot use Unix socket connections on EAP
Fuse 7.0 より、camel-docker コンポーネントは UNIX ソケットではなく REST API のみを介して Docker に接続できます。
ENTESB-5231 PHP script language does not work
PHP の OSGi バンドルがないため、PHP スクリプト言語は Apache Karaf コンテナー上の Camel アプリケーションでサポートされません
ENTESB-5232 Python language does not work
Python の OSGi バンドルがないため、Python スクリプト言語は Apache Karaf コンテナー上の Camel アプリケーションでサポートされません
ENTESB-2443 Google Mail API - Sending of messages and drafts is not synchronous
メッセージまたは下書きを送信すると、応答には ID を持つ Message オブジェクトが含まれます。API への別の呼び出しを介してこのメッセージを即座に取得できない可能性があります。このような場合、待機して呼び出しを再試行する必要があります。
ENTESB-2332 Google Drive API JSON response for changes returns bad count of items for the first page
変更に対する Google Drive API JSON 応答によって返される最初のページのアイテム数は適切でありません。リスト操作の maxResults を設定すると、最初のページにすべての結果が返されないことがあります。この場合、複数のページを確認して完全リストを取得する必要があります (新しいリクエストに pageToken を設定して行います)。

第8章 Fuse 7.4 で修正された問題

以下のセクションには、Fuse 7.4 で修正された問題が記載されています。

8.1. Fuse 7.4 で改良された機能

以下の表に Fuse 7.4 で改良された機能を示します。

表8.1 Fuse 7.4 で改良された機能

問題説明

ENTESB-10722

Fix camel-jira client close and add logging (camel-jira の client close を修正し、ロギングを追加)

ENTESB-10349

Make credential:store usable with bin/client (credential:store コマンドを bin/client スクリプトで使用できるようにする)

ENTESB-10620

jasypt:* and credential-store:* commands should allow to specify master password using env/sys variables (jasypt:* and credential-store:* コマンドは env/sys 変数を使用したマスターパスワードの指定を許可するべき)

ENTESB-10491

Adding property to exclude any ssl protocol version for JMX (プロパティーを追加して JMX の ssl プロトコルバージョンを除外)

ENTESB-10324

Switch to RHOAR Spring Boot BOM (RHOAR Spring Boot BOM への切り替え)

ENTESB-10839

Enhance documentation for twitter search of multiple words (複数の単語の Twitter 検索に関するドキュメントを改良)

ENTESB-10398

Review the list of JDBC pools comes with karaf to adjust support cost (サポートコストを調整するために karaf に付属される JDBC プールのリストを確認)

ENTESB-10640

JdbcAggregationRepository does not work with postgresql’s OID data type for exchange column (JdbcAggregationRepository が列の交換で postgresql の OID データタイプと動作しない)

8.2. Fuse 7.4 の機能リクエスト

以下の表に Fuse 7.4 の機能リクエストを示します。

表8.2 Fuse 7.4 の機能リクエスト

問題説明

ENTESB-10502

Create a Data Virtualization Module (データ仮想化モジュールの作成)

ENTESB-10506

SQL Preview of a Virtualization (仮想化の SQL プレビュー)

ENTESB-10503

Show Views in a Virtualization (仮想化でのビュー表示)

ENTESB-10499

Provide GoogleSheets support (Google スプレッドシートサポートの提供)

ENTESB-10501

OpenApi 3.0 Support for OData (OData の OpenApi 3.0 のサポート)

ENTESB-10497

Provide Salesforce source support (Salesforce ソースサポートの提供)

ENTESB-6202

Support for AS2 (AS2 のサポート)

ENTESB-10607

Include Narayana Spring Boot 2 support (Narayana Spring Boot 2 サポートを含める)

ENTESB-10674

Develop new jira component based on rest api (rest api を基にした新しい jira コンポーネントの開発)

ENTESB-10505

Expert (ad-hoc) developer based view (エクスパート (アドホック) 開発者ベースのビュー)

ENTESB-10443

Hawtio add filters on specific exchanges (Hawtio は特定の変換でフィルターを追加)

ENTESB-10603

Add Camel 2.23 / Spring Boot 2 support to Hawtio (Camel 2.23 / Spring Boot 2 サポートを Hawtio に追加)

ENTESB-10495

Support Keycloak based OpenID authentication for OData Through 3scale (3scale を介した OData の Keycloak ベース OpenID 認証のサポート)

ENTESB-11038

External monitoring on OCP4 (OCP4 の外部監視)

ENTESB-10483

Create a POC Camel adapter for Kafka Connect (Kafka コネクションの POC Camel アダプターの作成)

ENTESB-10604

Add Spring Boot 2 support to CXF (CXF に Spring Boot 2 のサポートを追加)

8.3. Fuse 7.4 で解決されたバグ

以下の表に Fuse 7.4 で解決されたバグを示します。

表8.3 Fuse 7.4 で解決されたバグ

問題説明

ENTESB-10288

[Hawtio Spring Boot] There are hidden nodes when Camel tree is expanded (Camel ツリーを展開すると表示されていないノードがある)

ENTESB-10420

Fuse Online logo is small (Fuse Online のロゴが小さい)

ENTESB-10411

Merge productization changes to atlasmap (製品化の変更を atlasmap にマージ)

ENTESB-10385

Openshift 4 + FMP: DefaultKubernetesClient cannot be cast to OpenShiftClient (Openshift 4 + FMP: DefaultKubernetesClient をOpenShiftClient にキャストできない)

ENTESB-10795

Import invalid table fails but creates a view (無効なテーブルのインポートに失敗するがビューを作成する)

ENTESB-10794

Route for OData is not created automatically and it doesn’t appear anywhere in UI (OData のルートは自動的に作成されず、UI のどこにも表示されない)

ENTESB-10792

SQL Client doesn’t work (SQL クライアントが動作しない)

ENTESB-10726

Trying to validate invalid DDL breaks the editor (無効な DDL を検証しようとするとエディターが破損する)

ENTESB-10727

Saving invalid DDL is possible and makes it disappear (無効な DDL を保存できず消去される)

ENTESB-10725

Cursor jumps while editing DDL (DDL の編集中にカーソルがジャンプする)

ENTESB-10723

Only lowercase letters and numbers allowed for Data Virtualization connection (データ仮想化コネクションに小文字と数字のみを使用できる)

ENTESB-10679

Integration with RH-SSO and Hawtio (on Karaf) doesn’t work (RH-SSO および Hawtio (Karaf 上) とのインテグレーションが機能しない)

ENTESB-9619

[Hawtio] Unpredictable behaviour of Chart tab in Camel tree (Camel ツリーの Chart タブによる予期せぬ動作)

ENTESB-10434

camel-cxf - failure processor for custom exception handling cannot get the original message (camel-cxf - カスタム例外処理の failure プロセッサーが元のメッセージを取得できない)

ENTESB-10390

Regression - Namespaces defined on the SOAP envelope get lost in PAYLOAD mode (不具合 - SOAP エンベロープに定義された名前空間が PAYLOAD モードで損失される)

ENTESB-10686

JcrIntegrationTest fails with 2.21.0.fuse-731 (JcrIntegrationTest が 2.21.0.fuse-731 で失敗する)

ENTESB-10742

Yammer throws Jackson serialisation exception (Yammer が Jackson シリアル化例外をスローする)

ENTESB-10835

SB2 - spring-boot-camel-rest-sql: servletRegistrationBean has already been defined (SB2 - spring-boot-camel-rest-sql: servletRegistrationBean がすでに定義済みである)

ENTESB-10838

"SB2 - spring-boot-camel-xa: relation ""audit_log"" does not exist" (SB2 - spring-boot-camel-xa: 関連の ""audit_log"" が存在しない)

ENTESB-10744

application-templates are using old tag for Fuse 7.4 (application-templates が Fuse 7.4 の古いタグを使用する)

ENTESB-10583

camel-amqp is using a very old qpid client (camel-amqp が非常に古い qpid クライアントを使用する)

ENTESB-10857

latest java image doesn’t work (最新の java イメージが機能しない)

ENTESB-7936

Cannot deploy Fuse on EAP camel-mail quickstart within DevStudio IDE (DevStudio IDE 内で EAP camel-mail クイックスタートに Fuse をデプロイできない)

ENTESB-10350

camel-yammer - olderThan and newerThan endpoint options are not working for high message number (camel-yammer - olderThan および newerThan エンドポイントが大きいメッセージ番号で機能しない)

ENTESB-10593

No way to prevent java mail “expected resource not found” warnings from camel-mail component (camel-mail コンポーネントから java メールの「expected resource not found」警告が発生しないようにする方法がない)

ENTESB-10798

[Hawtio] Direct url gives an access to Hawtio without authentication (認証がなくても URL で直接 Hawtio にアクセスできる)

ENTESB-10724

No Publish button for Data Virtualization (データ仮想化の Publish ボタンがない)

ENTESB-10832

Wrong version of Spring Boot in fuse-sb2 pom (fuse-sb2 pom での正しくないバージョンの Spring Boot)

ENTESB-10600

[Hawtio Karaf 6.3] Type Converters page not showing (Type Converters ページが表示されない)

ENTESB-10844

"SQL query page - generates SELECT * query (SQL クエリーページ - SELECT * クエリーを生成)

ENTESB-10445

Incorrect label - Generate Fuse 7.1 Camel Project for Minishift installations (誤ったラベル - Minishift インストールの Fuse 7.1 Camel Project の生成)

ENTESB-10586

fuse-karaf-7.2.0.fuse-720035-redhat-00001.zip does not contain org.ops4j.pax.jdbc/pax-jdbc-pool-dbcp2/1.3.0 artifact by default (デフォルトで fuse-karaf-7.2.0.fuse-720035-redhat-00001.zip に org.ops4j.pax.jdbc/pax-jdbc-pool-dbcp2/1.3.0 アーティファクトが含まれない)

ENTESB-9996

[Fuse Online] schema field is ignored in Database Connection (データベースコネクションでスキーマフィールドが無視される)

ENTESB-10400

Performance regression in camel-cbr-xpath integration example on EAP (EAP の camel-cbr-xpath インテグレーション例のパフォーマンス不具合)

ENTESB-10876

SQL Client page - enable horizontal scrolling on result table display (SQL Client ページ - 結果テーブルの表示で水平スクロールを有効化)

ENTESB-10362

multiple class javax/activation/DataHandler from different bundles (異なるバンドルから複数のクラス javax/activation/DataHandler)

ENTESB-10368

camel-linkedin: accessToken が設定された場合

ENTESB-10845

ViewEditor issue - changing view name in the DDL does not affect view (ViewEditor の問題 - DDL のビュー名を変更してもビューに影響しない)

ENTESB-10417

Memory leak in JMX/Camel Attributes page (JMX/Camel Attributes ページのメモリーリーク)

ENTESB-9484

[camel-validator] Non valid exchange ends in pending queue (有効でない交換が保留キューに置かれる)

ENTESB-10436

CXF BOM/EAP container version mismatch (CXF BOM/EAP コンテナーバージョンの不一致)

ENTESB-9972

Camel Bindy Tab delimited - Handling Blank Values (Camel Bindy タブの区切り - 空白値の処理方法)

ENTESB-10881

Cannot enable JDBC and PG transports (JDBC および PG トランスポートを有効にできない)

ENTESB-10929

Route Permission issue while deploying the Virtualization (仮想化のデプロイ中にルーティング許可の問題)

ENTESB-10873

SB2 - spring-boot-camel-rest-sql: Table 'sampledb.orders' doesn’t exist (SB2 - spring-boot-camel-rest-sql: テーブルの 'sampledb.orders' が存在しない)

ENTESB-10836

SB2 - spring-boot-camel-config: NoSuchMethodError

ENTESB-10988

eap-cxf-jax[w|r]s, eap-jpa quickstart: NoSuchMethodError (eap-cxf-jax[w|r]s、eap-jpa クイックスタート: NoSuchMethodError)

ENTESB-10913

[Hawtio] CSS doesn’t work on Login page in Mozilla Firefox (CSS が Mozilla Firefox のLogin ページで動作しない)

ENTESB-10870

Upgrade org.apache.logging.log4j to 2.9.0 (org.apache.logging.log4j を 2.9.0 にアップグレード)

ENTESB-10820

Concurrent Modification Exception thrown by camel cxf (camel cxf によってスローされる同時変更例外)

ENTESB-10825

SB2 quickstarts - missing component version (SB2 クイックスタート - コンポーネントバージョンがない)

ENTESB-10878

fuse-apicurito.yaml doesnt work with Openshift 4.1 (fuse-apicurito.yaml が Openshift 4.1 と動作しない)

ENTESB-10714

Backport CAMEL-12785 (CAMEL-12785 のバックポート)

ENTESB-10921

[Apicurito] No logos and pictures in UI of Apicurito (Apicurito の UI にロゴと写真がない)

ENTESB-10813

Fabric8 quickstart spring-boot-camel-infinispan does not work locally (Fabric8 クイックスタートの spring-boot-camel-infinispan がローカルで動作しない)

ENTESB-10252

[FIS]no_proxy in jvm argument not honoured in FIS Image (jvm 引数の [FIS]no_proxy が IS イメージで認識されない)

ENTESB-10399

Response truncated from camel-rest-dsl application with undertow as underlying web-container. (undertow を基盤の Web コンテナーとする場合に camel-rest-dsl アプリケーションの応答が省略される)

ENTESB-10860

quickstarts from application-templates refers to old BOM version (application-templates からのクイックスタートが古い BOM バージョンを参照する)

ENTESB-10920

"CVE: vim update RHSA: 43265 Important due July 27 (CVE: vim 更新 RHSA: 43265 重要期限 7月 27 日)

ENTESB-10710

Fabric8 quickstart spring-boot-camel-amq does not work correctly (probably missing configuration) (Fabric8 クイックスタートの spring-boot-camel-amq が適切に動作しない (設定が不足している可能性))

ENTESB-10599

Exception tag is missing when Camel Java DSL is converted into XML using Hawtio. (Hawtio を使用して Camel Java DSL を XML に変換すると例外タグがない)

ENTESB-10869

Upgrade Xalan transitive dependency to 2.7.2 (Xalan の推移的な依存関係を 2.7.2 にアップグレード)

ENTESB-10916

Security Context not being propagated in OData with Keycloak (Keycloak を使用して OData でセキュリティーコンテキストが伝播されない)

ENTESB-10990

Save Multiple Tables Selected from View Wizard (View ウィザードから選択された複数のテーブルの保存)

ENTESB-10989

Remove Extraneous Alert from DV View Creation Wizard (DV View Creation ウィザードから外部アラートを削除)

ENTESB-10793

Remove Fabric8 quickstart spring-boot-camel-teiid from 7.4 release (Fabric8 クイックスタートの spring-boot-camel-teiid を 7.4 リリースから削除)

ENTESB-10926

Old UI for the 7.4 CR1 Fuse Console and EAP quickstart (7.4 CR1 Fuse Console および EAP クイックスタートの古い UI)

ENTESB-11029

[Apicurito] apicurito operator: failed to start container (apicurito オペレーター: コンテナーを開始できない)

ENTESB-11116

"CVE: vim update RHSA: 43265 Important due July 27 (CVE: vim 更新 RHSA: 43265 重要期限 7月 27 日)

ENTESB-10872

SB2 - Problems in BOM (SB2 - BOM の問題)

ENTESB-10510

Wrong versions or missing entries for artifacts from extras[ABC] in licenses.xml (licenses.xml の extras[ABC] からのアーティファクトでバージョンが間違っているまたはエントリーがない)

ENTESB-10652

Camel-twitter fixes (Camel-twitter の修正)

ENTESB-10884

"syndesis aligned to camel-k-runtime 0.3.3 (amel-k-runtime 0.3.3 と適合する Syndesis)

ENTESB-10348

Backport CAMEL-12880 (CAMEL-12880 のバックポート)

ENTESB-10485

Failing CXF tests on SpringBoot and AIX72 (SpringBoot および AIX72 での CSF テストに失敗)

ENTESB-10486

Failing CXF tests on AIX using Karaf runtime (Karaf ランタイムを使用した AIX での CXF テストに失敗)

ENTESB-10618

"CXFRS header ""CamelDestinationOverrideUrl"" ignored after changing it twice" (2 回変更すると CXFRS ヘッダー ""CamelDestinationOverrideUrl"" が無視される)

ENTESB-10524

NoSuchMethodError: CamelCxfClientImpl.reloadResponseContext(Map)

ENTESB-10927

fuse-java-openshift and fuse-karaf-openshift can’t be deployed on Openshift v3.11 (fuse-java-openshift および fuse-karaf-openshift を Openshift v3.11 にデプロイできない)

ENTESB-10571

wildfly-camel: license-maven-plugin ignores proxies set in settings.xml (wildfly-camel: license-maven-plugin が settings.xml のプロキシー設定を無視する)

ENTESB-10643

Disable HTTP TRACE method on CXF embedded Undertow transport (CXF 組み込み Undertow トランスポートで HTTP TRACE メソッドを無効化)

ENTESB-10492

EAP: Missing fuse-patch entries in licenses.xml (EAP: licenses.xml に fuse-patch エントリーがない)

ENTESB-11058

[CR1] Old altasmap in Fuse online 7.4 CR1 (CR1] Fuse Online 7.4 CR1 の古い atlasmap)

ENTESB-10002

EAP: licenses-fuse/licenses.xml is out of sync with jar files (EAP: licenses-fuse/licenses.xml が jar ファイルと同期していない)

ENTESB-11124

SB2 BOM contains unproductized version of kafka clients (SB2 BOM に非製品化バージョンの kafka クライアントが含まれる)

ENTESB-11042

[7.4 CR1] komodo does not start (komodo が起動しない)

ENTESB-10985

spring-boot-camel-infinispan is missing readiness/liveness probes (spring-boot-camel-infinispan に eadiness/liveness プローブがない)

ENTESB-10808

"OCP 4.1 - prometheus-operator: Deployment in version ""v1beta2"" cannot be handled as a Deployment" (OCP 4.1 - prometheus-operator: デプロイメントバージョン v1beta2 をデプロイメントとして処理できない)

ENTESB-11061

[Fuse Console Operator] fuse-console-operator image contains wrong image stream for Hawtio (fuse-console-operator イメージに Hawtio の誤ったイメージストリームが含まれる)

ENTESB-11080

eap image has wrong version in docker labels (EAP イメージに正しくないバージョンの docker ラベルがある)

ENTESB-11064

[camel-k] kamel install --repository option is not working for plugins (kamel install --repository オプションがプラグインで動作しない)

ENTESB-11110

Step missing when building fuse online operator (Fuse Online オペレーターの構築する場合のステップが抜けている)

ENTESB-11040

Version of cxf-rt-transports-http-undertow is missing in spring boot 2 BOM (spring boot 2 BOM に cxf-rt-transports-http-undertow のバージョンがない)

ENTESB-11176

Backspace does not work when accessing the karaf shell of the fuse container running on windows via ssh (Windows で実行している Fuse コンテナーの karaf シェルに ssh でアクセスする場合にバックスペースが機能しない)

ENTESB-11168

wrong version of FMP is pulled with BOM (BOM で誤ったバージョンの FMP がプルされる)

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