2.2.3. プライベート認証局

CA ソフトウェアパッケージの選択

システムの証明書の署名を行う責任がある場合は、プライベート CA を設定します。プライベート CA を設定するには、証明書を作成および署名するためのユーティリティーを提供するソフトウェアパッケージへのアクセスが必要です。このタイプのパッケージが複数利用可能です。

OpenSSL ソフトウェアパッケージ

プライベート CA の設定を可能にするソフトウェアパッケージの 1 つが OpenSSL http://www.openssl.org です。OpenSSL パッケージには、証明書を生成および署名するための基本的なコマンドラインユーティリティーが含まれています。OpenSSL コマンドラインユーティリティーの完全なドキュメントは、http://www.openssl.org/docs から入手できます。

OpenSSL を使用したプライベート CA の設定

プライベート CA を設定するには、「独自の証明書の作成」 の手順を参照してください。

プライベート認証局のホストの選択

プライベート CA を設定する上では、ホストの選択が重要な手順になります。CA ホストに関連付けられるセキュリティーのレベルは、CA によって署名された証明書に関連する信頼レベルを決定します。

Red Hat Fuse アプリケーションの開発およびテストで使用する CA を設定する場合は、アプリケーション開発者がアクセスできるホストを使用します。ただし、CA 証明書と秘密鍵を作成する場合は、セキュリティーが重要なアプリケーションを実行するホストで CA 秘密鍵を利用できるようにしないでください。

セキュリティーの予防措置

デプロイするアプリケーションの証明書に署名するために CA を設定する場合は、CA ホストをできるだけセキュアにします。たとえば、CA を保護するには、以下の点に注意してください。

  • CA をネットワークに接続しないでください。
  • CA へのアクセスを、信頼できるユーザーの制限されたセットに制限します。
  • RF-shield を使用して、ラジオボタン頻度から CA を保護します。