第24章 ボトムアップサービス開発

概要

サービス指向アプリケーションの一部として公開したい一連の機能をすでに実装している Java コードがある場合が多くあります。また、WSDL を使用してインターフェイスを定義することは避けたい場合もあります。JAX-WS アノテーションを使用して、Java クラスのサービスを有効にするために必要な情報を追加できます。WSDL コントラクトの代わりに使用できる サービスエンドポイントインターフェイス (SEI) を作成することもできます。WSDL コントラクトが必要な場合、Apache CXF には、注釈付きの Java コードからコントラクトを生成するためのツールが用意されています。

24.1. JAX-WS サービス開発の概要

Java から開始してサービスを作成するには、次のことを行う必要があります。

  1. 「SEI の作成」 サービスとして公開するメソッドを定義するサービスエンドポイントインターフェイス (SEI)。

    注記

    Java クラスから直接作業することもできますが、インターフェイスから作業することをお勧めします。インターフェイスは、サービスを使用するアプリケーションの開発を担当する開発者と共有するのに適しています。インターフェイスは小さく、サービスの実装の詳細は提供されません。

  2. 「コードに注釈を付ける」 コードに必要な注釈。
  3. 「WSDL の生成」 サービスの WSDL コントラクト。

    注記

    SEI をサービスのコントラクトとして使用する場合は、WSDL コントラクトを生成する必要はありません。

  4. 31章サービスの公開 サービスプロバイダーとしてのサービス。