19.2. ロギングを使用する簡単な例

ログレベルと出力先の変更

wsdl_first サンプルアプリケーションでログレベルとログメッセージの出力先を変更するには、以下のステップを実行してください。

  1. InstallDir/samples/wsdl_first ディレクトリーの README.txt ファイルの java を使用したデモの実行 に記載されているサンプルサーバーを実行します。server start コマンドは、 以下のようにデフォルトの logging.properties ファイルを指定することに注意してください。

    プラットフォームコマンド +

    Windows

    start java -Djava.util.logging.config.file=%CXF_HOME%\etc\logging.properties demo.hw.server.Server

    +

    UNIX

    java -Djava.util.logging.config.file=$CXF_HOME/etc/logging.properties demo.hw.server.Server &

    +

    デフォルトの logging.properties ファイルは InstallDir/etc ディレクトリーにあります。Apache CXF ロガーを設定し、WARNING レベルのログメッセージをコンソールに出力します。その結果、コンソールに印刷されるものはほとんどありません。

  2. README.txt ファイルの説明に従ってサーバーを停止します。
  3. デフォルトの logging.properties ファイルのコピーを作成します。名前が mylogging.properties ファイルになり、デフォルトの logging.properties ファイルと同じディレクトリーに保存します。
  4. 以下の設定行を編集して、mylogging.properties ファイルのグローバルロギングレベルおよびコンソールロギングレベルを INFO に変更します。

    .level= INFO
    java.util.logging.ConsoleHandler.level = INFO
  5. 次のコマンドを使用してサーバーを再起動します。

    プラットフォームコマンド +

    Windows

    start java -Djava.util.logging.config.file=%CXF_HOME%\etc\mylogging.properties demo.hw.server.Server

    +

    UNIX

    java -Djava.util.logging.config.file=$CXF_HOME/etc/mylogging.properties demo.hw.server.Server &

    +

    レベル INFO のメッセージをログに記録するようにグローバルロギングとコンソールロガーを設定しているため、コンソールに多くのログメッセージが表示されます。