4.3. シンプルなインテグレーションを作成する一般的な手順

Fuse Online では手順にしたがってシンプルなインテグレーションを作成できます。最初のコネクション、最後のコネクション、途中のコネクション (任意)、およびその他のステップを選択するよう促されます。インテグレーションが完了したら、パブリッシュして稼働するか、保存して後でパブリッシュすることができます。

API プロバイダーインテグレーションを作成する手順の詳細は、「API プロバイダーインテグレーションの作成」 を参照してください。

前提条件

  • インテグレーションのステップが計画済みである必要があります。
  • このインテグレーションで接続する各アプリケーションまたはサービスへのコネクションが作成済みである必要があります。

手順

  1. Fuse Online の左パネルで Integrationsをクリックします。
  2. Create Integration をクリックします。
  3. 最初のコネクションを追加および設定します。

    1. Choose a connection ページで、インテグレーションを開始するために使用するコネクションをクリックします。このインテグレーションの稼働時に、Fuse Online はこのアプリケーションに接続し、インテグレーションが操作するデータを取得します。
    2. Choose an action ページで、このコネクションが実行するアクションを選択します。使用できるアクションはコネクションごとに異なります。
    3. アクションを設定するページで、フィールドに値を入力します。
    4. 任意で、コネクションにデータタイプの指定が必要な場合は、Next をクリックしてアクションの出入力タイプを指定するよう要求されます。
    5. Next をクリックして、最初のコネクションを追加します。

    アプリケーションに接続する代わりに、指定した間隔でインテグレーションの実行をトリガーするタイマーや、HTTP リクエストを許可する Webhook を最初のコネクションとすることが可能です。

    最初のコネクションの選択および設定後、Fuse Online は最後のコネクションを選択するよう要求します。

  4. 最後のコネクションを選択および設定します。

    1. Choose a connection ページで、インテグレーションを完了するために使用するコネクションをクリックします。このインテグレーションの稼働中に、Fuse Online はインテグレーションが操作するデータでこのアプリケーションに接続します。
    2. Choose an action ページで、このコネクションが実行するアクションを選択します。使用できるアクションはコネクションごとに異なります。
    3. アクションを設定するページで、フィールドに値を入力します。
    4. 任意で、コネクションにデータタイプの指定が必要な場合は、Next をクリックしてアクションの出入力タイプを指定するよう要求されます。
    5. Next をクリックして、最後のコネクションを追加します。

    アプリケーションに接続する代わりに、最後のコネクションはインテグレーションが処理したメッセージに関する情報をインテグレーションのログに送信できます。これには、Fuse Online が最後のコネクションの選択を要求したときに Log を選択します。

  5. 必要に応じて、最初のコネクションと最後のコネクションとの間に 1 つ以上のコネクションを追加します。コネクションごとにアクションを選択し、必要な設定詳細を入力します。
  6. 必要に応じて、コネクション間のインテグレーションデータで操作する 1 つ以上のステップを追加します。コネクション間のステップの追加 を参照してください。
  7. インテグレーションビジュアライゼーションで、 Warning アイコンを見つけます。この警告は、このコネクションの前にデータマッパーステップが必要なことを示しています。必要なデータマッパーステップを追加します。
  8. インテグレーションに必要なステップがすべて含まれている場合は、インテグレーションの実行を開始するかどうかに応じて Save または Publish をクリックします。
  9. Name フィールドに、このインテグレーションを別のインテグレーションと区別する名前を入力します。
  10. 必要に応じて、Description フィールドに説明を入力します。たとえば、このインテグレーションが実行する内容の説明を入力できます。
  11. 必要に応じて、ラベル フィールドで、1 つ以上のラベルを統合に追加します。ラベルは、後で OpenShift でフィルタリングおよび選択するために、統合 (または他の OpenShift リソース) に適用できるキーと値のペアのタグです。たとえば、OpenShift 管理者ユーザーは、実行中の Pod またはデプロイメントのリストをラベルでフィルタリングできます。
  12. 必要に応じて、統合用に 1 つ以上のカスタム環境変数を追加します。これらの環境変数を使用して、SERVER_MAX_HTTP_HEADER_SIZE などの Spring Boot 設定オプションを設定できます。インテグレーションを保存する際に、Fuse Online にこれらの環境変数を設定しても、たとえば、OpenShift Web コンソールインターフェイスなどを介して手動で設定された他の環境設定が変更されたり、影響を受けたりしないことに注意してください。
  13. 必要に応じて、インポートしたライブラリーエクステンションの一覧から、インテグレーションに関連付けるライブラリーエクステンションを 1 つ以上選択できます。リストで表示して選択できるように、ライブラリー .jar ファイルを Fuse Online エクステンションとしてインポートする必要があります。

    ライブラリーエクステンションの詳細は、ライブラリーエクステンションの開発方法 を参照してください。

  14. インテグレーションの実行を開始する準備ができたら、Save and publish をクリックします。

    Fuse Online にはインテグレーションの概要が表示されます。Fuse Online がパブリッシュの処理中であることが分かります。インテグレーションの状態が Runningになるまでに多少時間がかかる可能性があります。

    インテグレーションをパブリッシュしない場合は、Save クリックします。Fuse Online はインテグレーションを保存し、フロービジュアライゼーションを表示します。編集を続行できます。または、ページの上部のパンくずリストで Integrations をクリックし、インテグレーションの一覧を表示します。保存してもインテグレーションがパブリッシュされない場合は、Stopped がインテグレーションのエントリーに表示されます。