第72章 Cassandra CQL Component

Camel バージョン 2.15 以降で利用可能

Apache Cassandra は、コモディティハードウェアで大量のデータを処理するように設計されたオープンソースの NoSQL データベースです。Amazon の DynamoDB と同様に、Cassandra にはピアツーピアおよびマスターレスアーキテクチャーがあり、単一障害点を回避し、高可用性を保証します。Google の BigTable と同様に、Cassandra データは、Thrift RPC API または CQL と呼ばれる SQL に似た API を介してアクセスできる列ファミリーを使用して構造化されています。

このコンポーネントは、(Thrift API ではなく) CQL3 API を使用して Cassandra 2.0+ を統合することを目的としています。DataStax が提供する Cassandra Java Driver をベースにしています。

Maven ユーザーは、以下の依存関係を pom.xml に追加する必要があります。

pom.xml

<dependency>
    <groupId>org.apache.camel</groupId>
    <artifactId>camel-cassandraql</artifactId>
    <version>x.y.z</version>
    <!-- use the same version as your Camel core version -->
</dependency>

72.1. URI 形式

エンドポイントは、Cassandra 接続を開始するか、既存のものを使用できます。

URI説明

cql:localhost/keyspace

単一ホスト、デフォルトポート、通常はテスト用

cql:host1,host2/keyspace

マルチホスト、デフォルトポート

cql:host1,host2:9042/keyspace

マルチホスト、カスタムポート

cql:host1,host2

デフォルトのポートとキースペース

cql:bean:sessionRef

提供されたセッション参照

cql:bean:clusterRef/keyspace

提供されたクラスター参照

Cassandra 接続 (SSL オプション、プーリングオプション、負荷分散ポリシー、再試行ポリシー、再接続ポリシーなど) を微調整するには、独自のクラスターインスタンスを作成し、それを Camel エンドポイントに渡します。