2.2. Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor の更新

Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor を更新するには、Hypervisor の新しいバージョンの ISO イメージを使用して、Hypervisor を再インストールする必要があります。これには、Hypervisor の停止、再起動が含まれます。クラスターレベルでの移行が有効化されると、仮想マシンは自動的に別のホストに移行されるので、Hypervisor の更新はホストの使用率が比較的低い時間帯に実行することを推奨します。
ホストが属するクラスターには、ホストがメンテナンスを実行するのに十分なメモリーが確保されていることを確認してください。クラスターに十分なメモリーがない場合には、仮想マシンの移行操作がハングして、失敗してしまいます。Hypervisor を更新する前に一部またはすべての仮想マシンをシャットダウンしておくと、この操作のメモリー使用量を低減することができます。
管理者は、Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor を定期的に更新することを推奨します。更新には、重要なバグ修正やセキュリティーアップデートが含まれています。Hypervisor が最新の状態に更新されていないと、セキュリティーリスクとなる可能性があります。

重要

アップグレードを実行する前に、クラスターに複数のホストが含まれていることを確認します。全ホストを同時に再インストールしたり、アップグレードしたりしないようにしてください。Storage Pool Manager (SPM) のタスクを実行するために、ホストが 1 台使用可能である必要があります。

手順2.2 Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor の更新

  1. Red Hat Enterprise Virtualization Manager をホストしているシステムに、root ユーザーとしてログインします。
  2. Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor リポジトリーを有効にします。
    • Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
      # subscription-manager repos --enable=rhel-6-server-rhevh-rpms
    • Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
      # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhevh-rpms
  3. rhev-hypervisor6 パッケージの最新バージョンがインストールされているかどうかを確認します。
    • Red Hat Enterprise Linux 6 の場合
      # yum update rhev-hypervisor6
    • Red Hat Enterprise Linux 7 の場合
      # yum update rhev-hypervisor7
  4. 管理ポータルで ホスト タブをクリックして、アップグレードする Hypervisor を選択します。
    • Hypervisor に更新が必要な場合には、アクション項目 の欄に警告のメッセージと Hypervisor 名の横にアイコンが表示され、新しいバージョンの Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor が入手できることが通知されます。
    • Hypervisor の更新が必要でない場合には、警告メッセージまたはアイコンは表示されず、これ以外の操作は必要ありません。
  5. アップグレード をクリックすると、ホストのアップグレード の確認のウィンドウが開きます。
  6. Hypervisor の ISO イメージを選択します。
  7. OK をクリックします。ホスト タブに Hypervisor の情報が更新され、ステータスが以下の順序で変わります。
    • Maintenance
    • Installing
    • Non Responsive
    • Up
    これらは、すべて正常なステータスであり、各段階の処理にはしばらく時間がかかります。
  8. すべての更新が正しく適用されるように、Hypervisor を再起動します。
更新が正常に完了すると、ホストは Up のステータスで表示されます。この時点で、Hypervisor から別のホストに移行された仮想マシンは、元に戻すことができます。Red Hat Enterprise Virtualization 環境内の各 Hypervisor で更新の手順を繰り返してください。

重要

Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor が Red Hat Enterprise Virtualization Manager に正常に登録され、アップグレードされた後に、管理ポータルに Install Failed のステータスで誤って表示される場合があります。アクティブ化 をクリックすると Hypervisor のステータスは Up に変わり、使用できる状態となります。