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2.3. Red Hat Enterprise Linux Virtualization ホストの更新
Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 以降のバージョンでは、ホストのアップグレードマネージャー機能を使用して、ホストを個別にアップグレードすることができます。アップグレードマネージャーは、ホストをメンテナンスモードに切り替えて、パッケージを更新し、稼動状態に戻すプロセスを自動化することにより、ホストの更新の所要時間を短縮します。多数のホストを使用する大規模なデプロイメントでは、この自動化プロセスにより、多大な時間を節約することができます。
アップグレードマネージャーは、デフォルトでは vdsm および vdsm-cli パッケージの更新があるかどうかをチェックして通知します。
UserPackageNamesForCheckUpdate のシステム設定値を使用すると、アップグレードマネージャーが更新をモニタリングするパッケージを追加することができます。この値にはワイルドカードを使用することが可能です。Manager マシン上で engine-config コマンドを実行します。以下に例を示します。
# engine-config -m UserPackageNamesForCheckUpdate=qemu-kvm-rhev
アップグレードマネージャーは、デフォルトでは 24 時間間隔で更新をチェックします。
HostPackagesUpdateTimeInHours の設定値でこの設定を変更することが可能です。Manager マシンで engine-config コマンドを実行します。以下に例を示します。
# engine-config -s HostPackagesUpdateTimeInHours=48
警告
アップグレードマネージャーは vdsm、vdsm-cli、および
UserPackageNamesForCheckUpdate に追加されているその他のパッケージのみを更新します。オペレーティングシステムのセキュリティー修正プログラムなどの追加の更新は、「Red Hat Enterprise Linux Virtualization のホストの手動による更新」に記載したように、yum update でホストを手動で更新する必要があります。
クラスターレベルで移行が有効化されている場合には、仮想マシンはそのクラスター内の別のホストに自動的に移行されるので、ホストの更新は、ホストの使用率が比較的に低い時間帯に実行することを推奨します。
ホストが属するクラスターには、ホストがメンテナンスを実行するのに十分なメモリーが確保されていることを確認してください。クラスターに十分なメモリーがない場合には、仮想マシンの移行操作がハングして失敗してしまいます。ホストを更新する前に一部またはすべての仮想マシンをシャットダウンしておくと、この操作のメモリー使用量を低減することができます。
重要
更新の前に、クラスターに複数のホストが含まれていることを確認します。全ホストを同時に更新しないようにしてください。Storage Pool Manager (SPM) のタスクを実行するために、ホストが 1 台使用可能である必要があります。
手順2.3 Red Hat Enterprise Linux Virtualization ホストの更新
- 管理ポータルで ホスト タブをクリックして、更新するホストを選択します。
- ホストに更新が必要な場合には、アクション項目 の欄に警告のメッセージとホスト名の横にアイコンが表示され、新しいバージョンが入手できることが通知されます。
- ホストの更新が必要でない場合には、警告メッセージやアイコンは表示されず、これ以外の操作は必要ありません。
- をクリックすると、ホストのアップグレード の確認のウィンドウが開きます。
- をクリックしてホストを更新します。ホスト タブにホストの情報が更新され、ステータスが以下の順序で変わります。
- Maintenance
- Installing
- Up
更新が正常に完了すると、ホストは Up のステータスで表示されます。この時点で、このホストから別のホストに移行されていた仮想マシンは、元に戻すことができます。Red Hat Enterprise Virtualization 環境内の各ホストで更新の手順を繰り返してください。
注記
更新が失敗すると、ホストのステータスは Install Failed に変わります。Install Failed の状態から アップグレード を再度クリックすることができます。

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