第7章 Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 へのアップグレード

7.1. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.2 へのアップグレード

Red Hat Enterprise Virtualization Manager をバージョン 3.2 へアップグレードするには rhevm-upgrade コマンドを使用します。Manager のアップグレード中でも、仮想化ホストおよびそのホストで実行している仮想マシンは、アップグレードとは無関係に稼働を継続します。ホストのアップグレードが済んでいない場合は、Manager のアップグレードの完了後に Red Hat Enterprise Linux および Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor の最新バージョンにアップグレードすることができます。

重要

Red Hat Enterprise Virtualization 3.0 を使用している場合は、このアップグレードを実行する前に Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 に移行しておく必要があります。

注記

アップグレードが失敗した場合には、rhevm-upgrade コマンドは Red Hat Enterprise Virtualization Manager インストールを以前の状態にロールバックするように試みます。これにも失敗した場合は、インストールを手動で復元する詳しい手順が表示されます。

手順7.1 Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.2 へのアップグレード

  1. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.2 パッケージの受信に必要なエンタイトルメントにシステムがサブスクライブされていることを確認してください。以下の手順は、Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 パッケージに必要なエンタイトルメントにシステムがサブスクライブされていることを前提としています。アップグレードプロセスを完了するには、これらのパッケージが利用できる状態でなければなりません。
    証明書ベースの Red Hat Network

    Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 パッケージは、Red Hat Enterprise Virtualization エンタイトルメントに関連付けられている rhel-6-server-rhevm-3.2-rpms リポジトリーから入手できます。subscription-manager コマンドを使用して、yum 設定でリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-6-server-rhevm-3.2-rpms
    Red Hat Network クラシック

    Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 のパッケージは、Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.2 x86_64) チャンネルで提供されます。rhn-channel コマンドまたは Red Hat Network の Web インターフェースで Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.2 x86_64) チャンネルにサブスクライブします。

    # rhn-channel --add --channel=rhel-x86_64-server-6-rhevm-3.2
  2. Red Hat Enterprise Manager 3.1 のエンタイトルメントを削除して、システムが Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 パッケージを使用しないようにします。
    証明書ベースの Red Hat Network

    subscription-manager コマンドを実行して、yum 設定の Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 リポジトリーを無効にします。subscription-manager コマンドは、root ユーザーとしてログインした状態で実行する必要があります。

    # subscription-manager repos --disable=rhel-6-server-rhevm-3.1-rpms
    Red Hat Network クラシック

    rhn-channel コマンドまたは Red Hat Network の Web インターフェースで Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.1 x86_64) チャンネルのサブスクライブを解除します。

    # rhn-channel --remove --channel=rhel-6-server-rhevm-3.1
  3. ベースオペレーティングシステムを更新します。
    # yum update
  4. rhevm-setup パッケージを更新して、rhevm-upgrade コマンドの最新バージョンが確実にインストールされるようにする必要があります。
    # yum update rhevm-setup
  5. Red Hat Enterprise Virtualization Manager をアップグレードするには、rhevm-upgrade コマンドを実行します。
    # rhevm-upgrade
    Loaded plugins: product-id, rhnplugin
    Info: RHEV Manager 3.1 to 3.2 upgrade detected
    Checking pre-upgrade conditions...(This may take several minutes)
  6. ipa-server パッケージがインストールされている場合は、エラーメッセージが表示されます。Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.2 は、Identity Management (IdM) と同じマシンへのインストールには対応していません。
    Error: IPA was found to be installed on this machine. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.2 does not support installing IPA on the same machine. Please remove ipa packages before you continue.
    この問題を解決するには、IdM 設定を別のシステムに移行してからアップグレードを再試行してください。詳細については、https://access.redhat.com/knowledge/articles/233143 の記事を参照してください。
Red Hat Enterprise Virtualization Manager をインストール環境のアップグレードが完了しました。Red Hat Enterprise Virtualization 3.2 の全機能を最大限に活用するには、以下の手順も実行しておく必要があります。
  • すべての仮想化ホストが最新の状態で、最新の Red Hat Enterprise Linux パッケージまたは Hypervisor のイメージを実行していることを確認します。
  • すべてのクラスターが互換バージョン 3.2 を使用するように変更します。
  • すべてのデータセンターが互換バージョン 3.2 を使用するように変更します。