第8章 Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 へのアップグレード

8.1. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 へのアップグレード

Red Hat Enterprise Virtualization Manager をバージョン 3.1 へアップグレードするには rhevm-upgrade コマンドを使用します。Manager のアップグレード中でも、仮想化ホストおよびそのホストで実行している仮想マシンは、アップグレードとは無関係に稼働を継続します。ホストのアップグレードが済んでいない場合は、Manager のアップグレードの完了後に Red Hat Enterprise Linux および Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor の最新バージョンにアップグレードすることができます。

重要

Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 にアップグレードする際のヒントおよび考慮事項の最新の一覧については、https://access.redhat.com/knowledge/articles/269333 の記事を参照してください。

重要

Red Hat Enterprise Virtualization 2.2 を使用している場合は、このアップグレードを実行する前に Red Hat Enterprise Virtualization 3.0 に移行しておく必要があります。Red Hat Enterprise Virtualization 2.2 から Red Hat Enterprise Virtualization 3.0 への移行に関する情報は、https://access.redhat.com/knowledge/techbriefs/migrating-red-hat-enterprise-virtualization-manager-version-22-30 の記事を参照してください。

注記

アップグレードが失敗した場合には、rhevm-upgrade コマンドは Red Hat Enterprise Virtualization Manager インストールを以前の状態にロールバックするように試みます。これにも失敗した場合は、インストールを手動で復元する詳しい手順が表示されます。

手順8.1 Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 へのアップグレード

  1. システムが Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 パッケージを受信するために必要なエンタイトルメントにサブスクライブされていることを確認してください。Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 は Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 に必要な依存関係です。
    証明書ベースの Red Hat Network

    Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 パッケージは、証明書ベースの Red Hat Network の Red Hat JBoss Enterprise Application Platform エンタイトルメントで提供されます。

    subscription-manager コマンドを使用して、システムが Red Hat JBoss Enterprise Application Platform エンタイトルメントにサブスクライブされていることを確認します。
    # subscription-manager list
    Red Hat Network クラシック

    Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 パッケージは、JBoss Application Platform (v 6) for 6Server x86_64 チャンネルから提供されます。このチャンネルのチャンネルエンタイトルメント名は Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (v 4, zip format) です。

    rhn-channel コマンドまたは Red Hat Network Web インターフェースを使用して、Red Hat JBoss Application Platform (v 6) for 6Server x86_64 チャンネルをサブスクライブします。
  2. システムが Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 パッケージを受信するために必要なチャンネルとエンタイトルメントにサブスクライブされていることを確認してください。
    証明書ベースの Red Hat Network

    Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 パッケージは、Red Hat Enterprise Virtualization エンタイトルメントに関連付けされている rhel-6-server-rhevm-3.1-rpms リポジトリーから入手できます。subscription-manager コマンドを使用して、yum 設定でリポジトリーを有効にします。root ユーザーとしてログインした状態で subscription-manager コマンドを実行してください。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-6-server-rhevm-3.1-rpms
    Red Hat Network クラシック

    Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 パッケージは、Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.1 x86_64) チャンネルから入手できます。

    rhn-channel コマンドまたは Red Hat Network の Web インターフェースで Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.1 x86_64) チャンネルにサブスクライブします。
  3. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.0 のチャンネルとエンタイトルメントを削除して、システムが Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.0 のパッケージを使用しないようにします。
    証明書ベースの Red Hat Network

    subscription-manager コマンドを使用して、yum 設定で Red Hat Enterprise Virtualization 3.0 のリポジトリーを無効にします。

    # subscription-manager repos --disable=rhel-6-server-rhevm-3-rpms
    # subscription-manager repos --disable=jb-eap-5-for-rhel-6-server-rpms
    Red Hat Network クラシック

    rhn-channel コマンドまたは Red Hat Network の Web インターフェースで Red Hat Enterprise Virtualization Manager (v.3.0 x86_64) チャンネルのサブスクライブを解除します。

    # rhn-channel --remove --channel=rhel-6-server-rhevm-3
    # rhn-channel --remove --channel=jbappplatform-5-x86_64-server-6-rpm
  4. ベースオペレーティングシステムを更新します。
    # yum update
  5. rhevm-setup パッケージを更新して、rhevm-upgrade コマンドの最新バージョンが確実にインストールされるようにする必要があります。
    # yum update rhevm-setup
  6. Red Hat Enterprise Virtualization Manager をアップグレードするには、rhevm-upgrade コマンドを実行します。
    # rhevm-upgrade
    Loaded plugins: product-id, rhnplugin
    Info: RHEV Manager 3.0 to 3.1 upgrade detected
    Checking pre-upgrade conditions...(This may take several minutes)
  7. ipa-server パッケージがインストールされている場合は、エラーメッセージが表示されます。Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 は、Identity Management (IdM) と同じマシンへのインストールには対応していません。
    Error: IPA was found to be installed on this machine. Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 does not support installing IPA on the same machine. Please remove ipa packages before you continue.
    この問題を解決するには、IdM 設定を別のシステムに移行してからアップグレードを再試行してください。詳細については、https://access.redhat.com/knowledge/articles/233143 の記事を参照してください。
  8. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 5 に依存するパッケージの一覧が表示されます。Red Hat Enterprise Virtualization Manager 3.1 により必要な Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 6 をインストールするには、これらのパッケージを削除する必要があります。
     Warning: the following packages will be removed if you proceed with the upgrade:
    
        * objectweb-asm
    
     Would you like to proceed? (yes|no):
    アップグレードを実行して、表示されているパッケージを削除するには yes と入力してください。
Red Hat Enterprise Virtualization Manager をインストール環境のアップグレードが完了しました。Red Hat Enterprise Virtualization 3.1 の全機能を最大限に活用するには、以下の作業も実行してください。
  • すべての仮想化ホストが最新の状態で、最新の Red Hat Enterprise Linux パッケージまたは Hypervisor のイメージを実行していることを確認します。
  • すべてのクラスターが互換バージョン 3.1 を使用するように変更します。
  • すべてのデータセンターが互換バージョン 3.1 を使用するように変更します。