6.2. ローカル認証: 内部ドメイン

Red Hat Enterprise Virtualization Manager は、インストール中に、制限付きの内部管理ドメインを作成します。このドメインは、ディレクトリーサーバー上のディレクトリーサービスユーザーとしてではなく、Red Hat Enterprise Virtualization PostgreSQL データベース内のキーに基づいて存在するので、AD や IdM ドメインとは異なります。また内部ドメインには、admin@internal ユーザーの 1 人しかユーザーがいない点も外部ドメインとも異なります。このアプローチを使用して、初回の認証を行うことにより、完全に機能するディレクトリーサーバーなしに Red Hat Enterprise Virtualization を評価することができるのに加えて、外部ディレクトリーサービスに伴う問題のトラブルシューティングに管理アカウントを確実に使用できるようになります。
admin@internal ユーザーは、環境の初期設定を行うユーザーです。これにはホストのインストールや受け入れ、外部の AD/IdM 認証ドメインの追加、外部ドメインのユーザーに対するパーミッションの付与などが含まれます。