5.2. 負荷分散ポリシー

負荷分散ポリシーは、1 つのクラスターに対して設定します。クラスターには単一または複数のホストが含まれ、各ホストのハードウェアパラメーターや使用可能なメモリー容量が異なる場合があります。Red Hat Enterprise Virtualization Manager は負荷分散ポリシーを使用してクラスター内のどのホストで仮想マシンを起動するかを決定します。また、負荷分散ポリシーにより、Manager は仮想マシンを使用率の高いホストから使用率の低いホストにいつ移動するかを決定することもできます。
負荷分散のプロセスは、データセンター内の各クラスターに対して毎分実行されます。このプロセスにより、使用率が高いホスト、使用率が低いホスト、および仮想マシンの有効な移行先を判断します。これは、管理者が特定のクラスターに対して設定する負荷分散ポリシーに基づいて決定されます。負荷分散ポリシーには、VM_Evenly_DistributedEvenly_DistributedPower_SavingNone のオプションがあります。