第9章 Data Warehouse および Reports

9.1. Data Warehouse と Reports の設定についての概要

Red Hat Enterprise Virtualization Manager には、包括的な管理履歴データベースが実装されています。このデータベースを任意のアプリケーションで活用して、データセンター、クラスター、ホストレベルのさまざまな情報を抽出することができます。Data Warehouse をインストールすると、ovirt_engine_history データベースが作成されます。このデータベースに Manager が報告目的で情報をログ記録するように設定されています。Red Hat Enterprise Virtualization Manager Reports の機能は、オプションのコンポーネントとしても利用可能です。Reports は、Java ベースのアプリケーションに埋め込み可能なオープンソースのレポーティングツールである JasperServer および JasperRepots のカスタマイズされた実装を提供します。Reports は Web ユーザーインターフェースでビルド/アクセスが可能なレポートを生成します。これは画面へのレンダリング、印刷が可能なのに加えて、PDF、Excel CSV、Word、RTF、Flash、ODTODS などのさまざまな形式でエクスポートすることもできます。Data Warehouse と Reports のコンポーネントはオプションなので、Manager のセットアップに追加でインストールして構成する必要があります。
Data Warehouse と Reports のインストールを開始する前に、Red Hat Enterprise Virtualization Manager のインストールと設定を済ませておく必要があります。Reports の機能は、Data Warehouse があるかどうかによって異なります。Data Warehouse のインストールと設定は、Reports よりも前に完了しておく必要があります。
Data Warehouse/Reports のデプロイメントで使用する全マシンのシステムタイムゾーンを UTC に設定することを推奨します。この設定により、ローカルタイムゾーンにおける変化 (例: 夏時間から冬時間への変更など) が原因でデータの収集が中断されないようになります。
ovirt_engine_history データベースが使用する容量およびリソースの推定値を算出するには、RHEV Manager History Database Size Calculator ツールを使用します。この推定値は履歴の記録を保持するように選択したエンティティー数および時間をもとに算出されます。