8.3. Data Warehouse の別のマシンへの移行

オプションで、ovirt_engine_history データベースを移行してから、Data Warehouse サービスを移行します。以下の手順では、 pg_dump でデータベースのバックアップを作成し、 psql で新規データベースマシンにバックアップを復元します。pg_dump コマンドは、データベースをバックアップ/復元するための柔軟なオプションを提供します。お使いのシステムに適したオプションについての情報は、pg_dump のマニュアルページを参照してください。
以下の手順では、PostgreSQL データベースは新規マシンで設定済みであることが前提です。Data Warehouse サービスのみの移行については、「Data Warehouse サービスの別のマシンへの移行」を参照してください。

重要

既存の Data Warehouse データベースが既存の Reports サービスに接続されている場合には、engine-setup を実行して、プロンプトが表示されたら、新規 Data Warehouse のデータベースの詳細を入力し、サービスの再設定を行う必要があります。再設定を行わないと、Reports サービスは以前のデータベースに接続されたままとなり、新規データは受信されません。

手順8.3 Data Warehouse の別のマシンへの移行

  1. 既存のデータベースマシン上で、ovirt_engine_history データベースを SQL スクリプトファイルにダンプします。
    # pg_dump ovirt_engine_history > ovirt_engine_history.sql
  2. 既存のデータベースマシンから新規データベースマシンに、このスクリプトファイルをコピーします。
  3. 新規データベースマシン上で ovirt_engine_history データベースを復元します。
    # psql -d ovirt_engine_history -f ovirt_engine_history.sql
    上記のコマンドは、新規マシン上のデータベースが ovirt_engine_history という名前であることを前提としています。