2.2. 履歴データベース

2.2.1. Red Hat Enterprise Virtualization 履歴データベース

Red Hat Enterprise Virtualization Reports は、engine データベースを経時的にトラッキングする Red Hat Enterprise Virtualization 履歴データベース (ovirt_engine_history) のデータを使用します。

重要

有意なレポートを作成するには、履歴データベース内に十分なデータが存在している必要があります。大半のレポートは、日次集計の値を使用します。少なくとも数日分のデータがなければ、有意なレポートを生成することはできません。 特に、トレンドレポートは、システムの長期的な傾向を明確にすることを目的で策定されているので、有意な傾向を明らかにするには、十分な履歴が必要となります。

2.2.2. 設定履歴のトラッキング

ETL サービス ovirt-engine-dwhd は、次にあげる 3 タイプの変更をトラッキングします。
  • engine データベースへの新規エンティティー追加: ETL Service は、その変更を新規エントリーとして ovirt_engine_historyデータベースに複製します。
  • 既存エンティティーの更新: ETL Serviceは、その変更を新規エントリーとして ovirt_engine_history データベースに複製します。
  • engine データベースからのエントリーの削除: ovirt_engine_history データベース内の新規エントリーは、該当するエンティティーが削除されたものとしてフラグを付けます。削除されたエンティティーは、削除されたものとしてフラグが付けられるのみです。履歴レポートと表示を正しく保つために、これらのエンティティーは、物理的には削除されません。
ovirt_engine_history データベース内の設定テーブルは、engine データベース内の対応するテーブルとは、いくつか異なる点があります。もっとも明らかな相違点は、configuration コラムが少ないことです。これは、特定の設定項目に対する関心度が他の項目と比べて低いため、データベースのサイズに対する配慮から保持されないのが理由です。また、engine データベース内のいくつかのテーブルのコラムは、ovirt_engine_history では 1 つのテーブルに表示され、データ表示を便利かつ包括的にするために異なるコラム名が使用されます。設定テーブルにはすべて、以下の項目が含まれます。
  • エントリーの設定バージョンを示す history_id
  • エントリーがシステムに追加された日付を示す create_date フィールド
  • エントリーが変更された日付を示す update_date フィールド
  • エントリーがシステムから削除された日付を示す delete_date フィールド

2.2.3. 統計履歴の記録

ETL Service は、毎分、統計テーブルにデータを収集します。少なくとも、過去 24 時間のデータが、1 分間隔で保存されますが、前回の削除のジョブがいつ実行されたかより、最長で 48 時間保存されます。2 時間以上経過した毎分データは、毎時データに集計され、2 カ月間保管されます。2 日以上経過した毎時データは、日次データに集計され、5 年間保管されます。
毎時データと日次データは、毎時および日次のテーブルで確認することができます。
各統計データは、サンプル、毎時および日次の履歴の各集計レベルのテーブルに格納されます。すべての履歴テーブルには、行を一意に特定するための history_id コラムがあります。テーブルは、ホストの設定バージョンを参照することにより、過去の設定に関連付けて、エンティティーの統計レポートを有効化します。

2.2.4. ovirt-engine-dwhd.conf の Data Warehouse サービスのアプリケーション設定

以下の一覧には、Data Warehouse サービスのアプリケーション設定値を設定するためのオプションをまとめています。これらのオプションは、/usr/share/ovirt-engine-dwh/services/ovirt-engine-dwhd/ovirt-engine-dwhd.conf ファイルで利用できます。 デフォルト値を変更するには、/etc/ovirt-engine-dwh/ovirt-engine-dwhd.conf.d/ 配下のオーバーライドファイルで設定します。変更を保存した後には、Data Warehouse サービスを再起動します。

表2.1 ovirt-engine-dwhd.conf のアプリケーション設定の変数

変数名デフォルト値備考
DWH_DELETE_JOB_HOUR3削除のジョブを実行する時間。0 から 23 までの範囲内で指定します。0 は午前 0 時です。
DWH_SAMPLING60統計テーブルにデータが収集される間隔 (秒単位)
DWH_TABLES_KEEP_SAMPLES24DWH_SAMPLING のデータが保管される期間 (時間単位)。2 時間以上経過したデータは、毎時データに集約されます。
DWH_TABLES_KEEP_HOURLY1440毎時データが保管される期間。デフォルトでは 60 日間です。2 日以上経過した毎時データは日次データに集約されます。
DWH_TABLES_KEEP_DAILY43800日次データが保管される期間 (時間単位)。デフォルトは 5 年間です。
DWH_ERROR_EVENT_INTERVAL300000最小間隔 (ミリ秒単位)。この時間が経過すると、エラーは、Manager の audit.log にプッシュされます。

2.2.5. タグ履歴のトラッキング

ETL Service により、管理ポータルに表示されるタグ情報は、毎分収集され、タグ履歴テーブルに保管されます。ETL Service は、5 つのタイプの変更をトラッキングします。
  • 管理ポータル内でのタグ作成: ETL Service は、タグの詳細、タグツリー内での位置、およびタグツリー内の他のオブジェクトとの関係をコピーします。
  • 管理ポータルでタグツリーにエンティティーが付けられた場合: ETL Service は、追加された情報を新規エントリーとして ovirt_engine_history データベースに複製します。
  • タグの更新: ETL Service は、タグ詳細の変更を新規エントリーとして ovirt_engine_history データベースに複製します。
  • 管理ポータルからのエントリーまたはタグブランチの削除: ovirt_engine_history データベースは、対応するタグと関係を、削除されたものとして新規エントリーにフラグ付けします。削除されたタグと関係は、削除もしくはデタッチされたものとしてフラグされるだけです。履歴レポートと表示を正しく保つために、これらは物理的には削除されません。
  • タグブランチの移動: 対応するタグと関係は、新規エントリーとして更新されます。移動したタグと関係は、更新されたものとしてフラグ付けられるだけです。履歴レポートと表示を正しく保つために、これらのタグや関係は物理的には更新されません。

2.2.6. 履歴データベースへの読み取り専用アクセスの許可

概要

編集を許可せずに履歴データベースへのアクセスを許可するには、ovirt_engine_history データベースにログインしてデータを読み取ることができる、読み取り専用の PostgreSQL ユーザーを作成する必要があります。以下に記載する手順は、履歴データベースがインストールされているシステムで実行する必要があります。

手順2.1 履歴データベースへの読み取り専用アクセスの許可

  1. 履歴データベースへの読み取り専用アクセスを許可するユーザーを作成します。
    # psql -U postgres -c "CREATE ROLE [user name] WITH LOGIN ENCRYPTED PASSWORD '[password]';" -d ovirt_engine_history
  2. 新規作成したユーザーに、履歴データベースに接続するためのパーミッションを付与します。
    # psql -U postgres -c "GRANT CONNECT ON DATABASE ovirt_engine_history TO [user name];"
  3. 新規作成したユーザーに public スキーマの使用を許可します。
    # psql -U postgres -c "GRANT USAGE ON SCHEMA public TO [user name];" ovirt_engine_history
  4. 新規作成したユーザーに許可する残りのパーミッションを生成して、ファイルに保存します。
    # psql -U postgres -c "SELECT 'GRANT SELECT ON ' || relname || ' TO [user name];' FROM pg_class JOIN pg_namespace ON pg_namespace.oid = pg_class.relnamespace WHERE nspname = 'public' AND relkind IN ('r', 'v');" --pset=tuples_only=on  ovirt_engine_history > grant.sql
  5. 前のステップで作成したファイルを使用して、新規作成したユーザーにパーミッションを付与します。
    # psql -U postgres -f grant.sql ovirt_engine_history
  6. 新規作成したユーザーにパーミッションを付与するのに使用したファイルを削除します。
    # rm grant.sql
結果

新規作成したユーザーとして以下のコマンドを実行すると ovirt_engine_history データベースにアクセスできるようになりました。

# psql -U [user name] ovirt_engine_history
ovirt_engine_history データベース内のテーブルおよびビューに対する SELECT ステートメントは成功しますが、変更は失敗します。

2.2.7. レポートの例

この例では、ovirt_engine_history データベースへのクエリーから生成されたレポートの概要を説明します。このデータベースは、ユーザーに豊富なデータセットを提供し、多様かつ複雑なレポーティングシナリオに対応することができます。これらの例は、基本的なレポーティング要件のみを示しています。
単一ホストにおけるリソース使用率

この例では、単一のホストを対象とする、リソース使用率のレポートを生成します。リソース使用率レポートは、毎分の測定値から、CPU およびメモリーの使用率についての情報を提供します。このタイプのレポートは、短期間に、個別のホストの負荷率に対する洞察を得るのに役立ちます。このレポートは、以下の SQL クエリーで定義します。where 句の host_name および history_datetime コンポーネントに記載されている値は、ご使用の環境に適した値に置き換え、最新の設定を使用するようにします。

例2.1 単一ホストにおけるリソース使用率のレポートクエリー

          
 select history_datetime as DateTime, cpu_usage_percent as CPU, memory_usage_percent as Memory
    from host_configuration, host_samples_history
    where host_configuration.host_id = host_samples_history.host_id
    and host_name = 'example.labname.abc.company.com'
    and host_configuration.history_id in (select max(a.history_id)
    						from host_configuration as a
    						where host_configuration.host_id = a.host_id)
    and history_datetime >= '2011-07-01 18:45'
    and history_datetime <= '2011-07-31 21:45'
 

上記のクエリーは、毎分 1 行追加されるデータテーブルを返します。

表2.2 単一ホストにおけるリソース使用率のデータ例

日付と時刻CPUメモリー
2010-07-01 18:45420
2010-07-01 18:46420
2010-07-01 18:47421
2010-07-01 18:48330
2010-07-01 18:49330
2010-07-01 18:50251
OpenOffice.org CalcMicrosoft Excel などのサードパーティー製のデータ分析/視覚化ツールを使用して、データからグラフやチャートを作成します。この例では、単一ホストの使用率の経時変化を線グラフにして、データを分かりやすく視覚化しています。図2.1「単一ホストの使用率線グラフ」 は、OpenOffice.org CalcChart Wizard ツールを使用して作成したものです。
単一ホストの使用率線グラフ

図2.1 単一ホストの使用率線グラフ

全ホストにわたるリソース使用率

この例では、Red Hat Enterprise Virtualization Manager 環境内の全ホストの総リソース使用率のレポートを作成します。CPU とメモリーの総使用率は、1 時間間隔で更新され、表示されます。このタイプのレポートは、長期間にわたる、環境全体の使用率傾向を明らかにするので、キャパシティープランニングに役立ちます。このレポートは、以下の SQL クエリーで定義します。where 句の history_datetime コンポーネントに記載されている値は、ご使用の環境に適した値に置き換えてください。

例2.2 全ホストにわたるリソース使用率のレポートクエリー


    select extract(hour from history_datetime) as Hour, avg(cpu_usage_percent) as CPU, avg(memory_usage_percent) as Memory
    from host_hourly_history
    where history_datetime >= '2011-07-01' and history_datetime < '2011-07-31'
    group by extract(hour from history_datetime)
    order by extract(hour from history_datetime)


このクエリーは、毎分 1 行追加されるデータテーブルを返します。

表2.3 全ホストにわたるリソース使用率のサンプルデータ

時間CPUメモリー
03940
13838
23732
33545
43537
53637
OpenOffice.org CalcMicrosoft Excel などのサードパーティー製のデータ分析/視覚化ツールを使用して、データからグラフやチャートを作成を作成します。この例では、システム全体の使用率の経時変化を線グラフにして、データを分かりやすく視覚化しています。図2.2「全システムの使用率線グラフ」 は、OpenOffice.org CalcChart Wizard ツールを使用して作成したものです。
全システムの使用率線グラフ

図2.2 全システムの使用率線グラフ

最新の仮想マシン設定のタグフィルター

この例では、履歴タグテーブルを使用して、最新の仮想マシン設定一覧をフィルタリングします。このタイプのレポートは、一覧をフィルタリングするために Red Hat Enterprise Virtualization Manager に組み込まれたタグツリーの使用率を示します。このレポートは、以下の SQL クエリーで定義します。このクエリーは、タグ履歴 ID を受け取る事前定義済みの関数を使用して、管理ポータル内の最新の名前のタグパスを返します。where 句の関数結果コンポーネントに記載されている値は、ご使用の環境に適した値に置き換えてください。

例2.3

	SELECT vm_name
  FROM vm_configuration
		inner join latest_tag_relations_history on (vm_configuration.vm_id = latest_tag_relations_history.entity_id)
			inner join latest_tag_details on (latest_tag_details.tag_id = latest_tag_relations_history.parent_id)
 WHERE getpathinnames(latest_tag_details.history_id) like '/root/tlv%'
このクエリーは、このタグが付けられたすべての仮想マシン名のデータのテーブルを返します。

表2.4 最新の仮想マシン設定のタグフィルター

vm_name
RHEL6-Pool-67
RHEL6-Pool-5
RHEL6-Pool-6
RHEL6-23
現在の仮想マシンの名前、タイプ、オペレーティングシステムの一覧表示

この例では、Red Hat Enterprise Virtualization Manager 環境に現在ある全仮想マシンの名前、タイプ、オペレーティングシステムの一覧を生成します。このタイプのレポートは、ENUM テーブルの使用率を表示します。このレポートは、以下の SQL クエリーで定義します。

例2.4

SELECT 	vm_name, vm_type, operating_system
  FROM 	vm_configuration
		inner join enum_translator as vm_type_value on (vm_type_value.enum_type = 'VM_TYPE' and vm_configuration.vm_type = vm_type_value.enum_key)
		inner join enum_translator as os_value on (os_value.enum_type = 'OS_TYPE' and vm_configuration.operating_system = os_value.enum_key)
このクエリーは、仮想マシン、オペレーティングシステム、および仮想マシンタイプのデータのテーブルを返します。

表2.5 現在の仮想マシンの名前、タイプ、オペレーティングシステム

vm_namevm_typeoperating_system
RHEL6-Pool-2DesktopRHEL 6 x64
RHEL6-Pool-1DesktopRHEL 6 x64
RHEL6-Pool-3DesktopRHEL 6 x64
RHEL6-Pool-4DesktopRHEL 6 x64
RHEL6-Pool-5DesktopRHEL 6 x64

2.2.8. 統計の履歴ビュー

2.2.8.1. 統計履歴ビュー

本セクションでは、ユーザーが問い合わせを行ったり、 レポートを生成したりする場合に使用できる統計履歴ビューについて説明します。

2.2.8.2. データセンターの統計のビュー

システム内の各データセンターの履歴統計

表2.6 システム内の各データセンターの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
datacenter_iduuidデータセンターの一意な ID
datacenter_statussmallint
  • -1 - Unknown Status (ETL に問題があることを示す場合にのみ使用 -- サポートに連絡してください)
  • 1 - Up
  • 2 - Maintenance
  • 3 - Problematic
minutes_in_status10 進数集計期間中にデータセンターが datacenter_status のコラムに表示されたステータスで経過した合計分数。たとえば、1時間中にデータセンターが 55 分間稼働し、5 分間メンテナンスモードに入っていた場合には、この 1 時間は 2 行で表示される。1 行には datacenter_status が Up、minutes_in_status が 55 と表示され、もう 1 行には datacenter_status が Maintenance、minutes_in_status が 5 と表示される。
datacenter_configuration_version整数サンプリング時のデータセンターの設定バージョン

2.2.8.3. ストレージドメインの統計のビュー

表2.7 システム内の各ストレージドメインの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
storage_domain_iduuidシステム内におけるストレージドメインの一意な ID
available_disk_size_gb整数ディスク上の使用可能な (未使用) 合計容量。ギガバイト (GB) で表示。
used_disk_size_gb整数ディスク上の使用済み合計容量 (GB)
storage_configuration_version整数サンプリング時のストレージドメインの設定バージョン
storage_domain_statussmallintストレージドメインのステータス
minutes_in_status10 進数集計期間中にストレージドメインが status コラムに表示されたステータスで経過した合計分数。たとえば、1 時間中にストレージドメインが 55 分間アクティブな状態で、5 分間非アクティブな状態だった場合には、この 1 時間は 2 行で表示される。1 行には status が Active、minutes_in_status が 55 と表示され、もう 1 行には status が Inactive、minutes_in_status が 5 と表示される。

2.2.8.4. ホストの統計のビュー

表2.8 システム内の各ホストの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
host_iduuidシステム内におけるホストの一意な ID
host_statussmallint
  • -1 - Unknown Status (ETL に問題があることを示す場合にのみ使用 -- サポートに連絡してください)
  • 1 - Up
  • 2 - Maintenance
  • 3 - Problematic
minutes_in_status10 進数集計期間中にホストが status のコラムに表示されたステータスで経過した合計分数。たとえば、1 時間中にホストが 55 分間稼働し、5 分間停止していた場合には、この 1 時間は 2 行で表示される。1 行には status が Up、minutes_in_status が 55 と表示され、もう 1 行には status が Down、minutes_in_status が 5 と表示される。
memory_usage_percentsmallintホストのメモリー使用率
max_memory_usagesmallint集計期間中のメモリーの最大使用率。毎時集計の場合は、最大の収集サンプル値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
cpu_usage_percentsmallintホストの CPU 使用率
max_cpu_usagesmallint集計期間中の CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
ksm_cpu_percentsmallintホスト上における KSM の CPU 使用率
max_ksm_cpu_percentsmallint集計期間中の KSM の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
active_vmssmallintその集計でのアクティブな仮想マシンの平均台数
max_active_vmssmallint集計期間中のアクティブな仮想マシンの最大数。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
total_vmssmallintこの集計でのホスト上の全仮想マシン台数の平均
max_total_vmssmallint集計期間中の仮想マシンの最大合計。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
total_vms_vcpussmallintホストに割り当てられる VCPU 数の合計
max_total_vms_vcpussmallint集計期間中の仮想マシンの VCPU の最大合計。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
cpu_loadsmallintホストの CPU 負荷
max_cpu_loadsmallint集計期間中の最大 CPU 負荷。毎時集計の場合は、最大の収集サンプル値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
system_cpu_usage_percentsmallintホストの CPU 使用率
max_system_cpu_usage_percentsmallint集計期間中のシステム CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
user_cpu_usage_percentsmallintホスト上のユーザー CPU 使用率
max_user_cpu_usage_percentsmallint集計期間中のユーザー CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
swap_used_mb整数ホストの使用済みスワップのメガバイト単位 (MB) のサイズ。
max_swap_used_mb整数集計期間中のホストのユーザー SWAP の最大使用領域 (メガバイト単位)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
host_configuration_version整数サンプリング時のホストの設定バージョン
ksm_shared_memory_mbbigintホストが使用しているカーネル共有メモリーのメガバイト単位 (MB) のサイズ
max_ksm_shared_memory_mbbigint集計期間中の最大 KSM メモリー使用量 (メガバイト単位)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。

2.2.8.5. ホストインターフェースの統計のビュー

システム内の各ホストネットワークインターフェースの履歴統計

表2.9 システム内の各ホストネットワークインターフェースの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプこの履歴ビューのタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位で丸め処理)
host_interface_iduuidシステム内におけるインターフェースの一意識別子
receive_rate_percentsmallintホスト上で使用した受信速度のパーセンテージ
max_receive_rate_percentsmallint集計期間中の最大受信速度 (パーセンテージ表示)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
transmit_rate_percentsmallintホスト上で使用した送信速度のパーセンテージ
max_transmit_rate_percentsmallint集計期間中の最大送信速度 (パーセンテージで表示)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
host_interface_configuration_version整数サンプリング時のホストインターフェースの設定バージョン

2.2.8.6. 仮想マシンの統計のビュー

表2.10 システム内の仮想マシンの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
vm_iduuidシステム内における仮想マシンの一意な ID
vm_statussmallint
  • -1 - Unknown Status (ETL に問題があることを示す場合にのみ使用 -- サポートに連絡してください)
  • 0 - Down
  • 1 - Up
  • 2 - Paused
  • 3 - Problematic
minutes_in_status10 進数集計期間中に仮想マシンが status のコラムに表示されたステータスで経過した合計分数。たとえば、1 時間中に仮想マシンが 55 分間稼働し、5 分間停止していた場合には、この 1 時間は 2 行で表示される。1 行には status が Up、minutes_in_status が 55 と表示され、もう 1 行には status が Down、minutes_in_status が 5 と表示される。
cpu_usage_percentsmallint仮想マシンによる CPU 使用率
max_cpu_usagesmallint集計期間中の CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
memory_usage_percentsmallint仮想マシン内のメモリー使用率。メモリー使用率を記録するには、仮想マシンにゲストツールをインストールする必要がある。
max_memory_usagesmallint集計期間中のメモリーの最大使用率。毎時集計の場合は、最大の収集サンプル値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。メモリー使用率を記録するには、仮想マシンにゲストツールをインストールする必要がある。
user_cpu_usage_percentsmallintホスト上のユーザー CPU 使用率
max_user_cpu_usage_percentsmallint集計期間中のユーザー CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
system_cpu_usage_percentsmallintホスト上のシステム CPU の使用率
max_system_cpu_usage_percentsmallint集計期間中のシステム CPU の最大使用率。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
vm_ipvarchar(255)第 1 の NIC の IP アドレス。ゲストエージェントをインストール済みの場合にのみ表示される。
current_user_namevarchar(255)仮想マシンのコンソールにログインしているユーザー名 (ゲストエージェントがインストールされている場合)
currently_running_on_hostuuid仮想マシンを実行しているホストの一意な ID
vm_configuration_version整数サンプリング時の仮想マシンの設定バージョン
current_host_configuration_version整数仮想マシンを実行している現在のホスト
current_user_iduuidシステム内のユーザーの一意な ID (Manager が生成)

2.2.8.7. 仮想マシンインターフェースの統計のビュー

表2.11 システム内の仮想マシンネットワークインターフェースの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
vm_interface_iduuidシステム内におけるインターフェースの一意な ID
receive_rate_percentsmallintホスト上で使用した受信速度のパーセンテージ
max_receive_rate_percentsmallint集計期間中の最大受信速度 (パーセンテージ表示)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
transmit_rate_percentsmallintホスト上で使用した送信速度のパーセンテージ
max_transmit_rate_percentsmallint集計期間中の最大送信速度 (パーセンテージで表示)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
vm_interface_configuration_version整数サンプリング時の仮想マシンインターフェースの設定バージョン

2.2.8.8. 仮想マシンディスクの統計のビュー

表2.12 システム内の仮想ディスクの履歴統計

名前タイプ説明
history_idbigint表内におけるその行の一意な ID
history_datetimeタイムゾーン付きタイムスタンプその履歴行のタイムスタンプ (集計レベルに応じて分、時、日単位に丸め処理)
vm_disk_iduuidシステム内におけるディスクの一意な ID
vm_disk_status整数
  • 0 - Unassigned
  • 1 - OK
  • 2 - Locked
  • 3 - Invalid
  • 4 - Illegal
minutes_in_status10 進数集計期間中に仮想マシンディスクが status のコラムに表示されたステータスで経過した合計分数。たとえば、1 時間中で仮想マシンが 55 分間ロックされ、5 分間は OK の状態だった場合には、この 1 時間は 2 行で表示される。1 行には status が Locked、minutes_in_status が 55 と表示され、もう 1 行には status が OK、minutes_in_status が 5 と表示される。
vm_disk_actual_size_mb整数ディスクに割り当てられる実サイズ
read_rate_bytes_per_second整数ディスクへの読み込み速度 (バイト毎秒)
max_read_rate_bytes_per_second整数集計期間中の最大読み込み速度。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
read_latency_seconds10 進数秒単位で計測された仮想マシンディスクの読み取りレイテンシー
max_read_latency_seconds10 進数集計期間中の最大読み取りレイテンシー (秒単位で計測)。毎時集計の場合は、収集したサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
write_rate_bytes_per_second整数ディスクへの書き込み速度 (バイト毎秒)
max_write_rate_bytes_per_second整数集計期間中の最大書き込み速度。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
write_latency_seconds10 進数秒単位で計測された仮想マシンディスクの書き込みレイテンシー
max_write_latency_seconds10 進数集計期間中の最大書き込みレイテンシー (秒単位で計測)。毎時集計の場合は、収集したサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
flush_latency_seconds10 進数秒単位で計測される仮想マシンのディスクフラッシュレイテンシー
max_flush_latency_seconds10 進数集計期間中の最大フラッシュレイテンシー (秒単位で計測)。毎時集計の場合は、収集されたサンプルの最大値。日次集計の場合は、最大の毎時平均値。
vm_disk_configuration_version整数サンプリング時の仮想マシンディスクの設定バージョン

2.2.9. 設定履歴のビュー

2.2.9.1. 設定履歴ビュー

本セクションでは、 ユーザーがクエリーを実行したり、レポートを生成する場合に使用できる設定ビューについて説明します。

注記

delete_date は、最新のビューには表示されません。最新のビューで表示されるのは、有効かつアクティブなエンティティーの最新の設定であり、当然ながら削除されていません。

2.2.9.2. データセンターの設定

以下の表には、システム内のデータセンターの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.13 v3_5_configuration_history_datacenters

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
datacenter_iduuidシステム内におけるデータセンターの一意な ID
datacenter_namevarchar(40)編集ダイアログで表示されるデータセンター名
datacenter_descriptionvarchar(4000)編集ダイアログで表示されるデータセンターの説明
storage_typesmallint
  • 0 -Unknown
  • 1 - NFS
  • 2 - FCP
  • 3 - iSCSI
  • 4 - Local
  • 6 - All
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.3. データセンターのストレージドメインのマップ

以下の表には、システム内のストレージドメインとデータセンターの間の関係をまとめています。

表2.14 v3_5_map_history_datacenters_storage_domains

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
storage_domain_iduuidシステム内におけるそのストレージドメインの一意な ID
datacenter_iduuidシステム内におけるデータセンターの一意な ID
attach_dateタイムゾーン付きタイムスタンプストレージドメインがデータセンターに接続された日付
detach_dateタイムゾーン付きタイムスタンプストレージドメインがデータセンターからデタッチされた日付

2.2.9.4. ストレージドメインの設定

以下の表には、システム内のストレージドメインの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.15 v3_5_configuration_history_storage_domains

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
storage_domain_iduuidシステム内におけるそのストレージドメインの一意な ID
storage_domain_namevarchar(250)ストレージドメイン名
storage_domain_typesmallint
  • 0 - Data (Master)
  • 1 - Data
  • 2 - ISO
  • 3 - Export
storage_typesmallint
  • 0 - Unknown
  • 1 - NFS
  • 2 - FCP
  • 3 - iSCSI
  • 4 - Local
  • 6 - All
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.5. クラスターの設定

以下の表には、システム内のクラスターの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.16 v3_5_configuration_history_clusters

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
cluster_iduuidクラスターが所属するデータセンターの一意識別子
cluster_namevarchar(40) 編集ダイアログに表示されるクラスター名
cluster_descriptionvarchar(4000)編集ダイアログで定義される
datacenter_iduuidクラスターが所属するデータセンターの一意識別子
cpu_namevarchar(255)編集ダイアログに表示される
compatibility_versionvarchar(40)編集ダイアログに表示される
datacenter_configuration_version整数作成時または更新時のデータセンターの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.6. ホストの設定

以下の表には、システム内のホストの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.17 v3_5_configuration_history_hosts

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
host_iduuidシステム内におけるホストの一意な ID
host_unique_idvarchar(128)このフィールドは、ホストの物理 UUID とMAC アドレスの 1 つを組み合わせて、システムですでに登録されているホストの検出に使用。
host_namevarchar(255)ホスト名 (編集ダイアログに表示される名前と同じ)
cluster_iduuidそのホストが属するクラスターの一意な ID
host_typesmallint
  • 0 - RHEL Host
  • 2 - RHEV Hypervisor Node
fqdn_or_ipvarchar(255)ホストの DNS 名またはその IP アドレス。Red Hat Enterprise Virtualization Manager との通信に使用 (編集ダイアログに表示される)。
memory_size_mb整数ホストの物理メモリー容量。メガバイト (MB) 表示。
swap_size_mb整数ホストの SWAP パーティションサイズ
cpu_modelvarchar(255)ホストの CPU モデル
number_of_coressmallintホストの CPU コアの合計数
number_of_socketssmallint仮想 CPU ソケットの合計数
cpu_speed_mh10 進数ホストの CPU スピード。メガヘルツ単位 (MHz) で表示。
host_osvarchar(255)ホストのオペレーティングシステムのバージョン
pm_ip_addressvarchar(255)電源管理サーバーの IP アドレス
kernel_versionvarchar(255)ホストのカーネルバージョン
kvm_versionvarchar(255)ホストの KVM バージョン
vdsm_versionvarchar(40)ホストの VDSM バージョン
vdsm_port整数編集ダイアログに表示される
cluster_configuration_version整数作成時または更新時のクラスターの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.7. ホストインターフェースの設定

以下の表には、システム内のホストインターフェースの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.18 v3_5_configuration_history_hosts_interfaces

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
host_interface_iduuidシステム内におけるそのインターフェースの一意な ID
host_interface_namevarchar(50)ホストによって報告されるインターフェース名
host_iduuidそのインターフェースが属するホストの一意な ID
host_interface_typesmallint
  • 0 - rt18139_pv
  • 1 - rt18139
  • 2 - e1000
  • 3 - pv
host_interface_speed_bps整数インターフェースのスピード (ビット毎秒)
mac_addressvarchar(20)インターフェースの MAC アドレス
logical_network_namevarchar(50)インターフェースに関連付けられた論理ネットワーク
ip_addressvarchar(50)編集ダイアログに表示される
gatewayvarchar(20)編集ダイアログに表示される
bondブール値そのインターフェースがボンディングインターフェースであるかどうかを示すフラグ
bond_namevarchar(50)そのインターフェースが構成要素となっているボンディング名 (ボンディングの一部である場合)
vlan_id整数編集ダイアログに表示される
host_configuration_version整数作成時または更新時のホストの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.8. 仮想マシンの設定

以下の表には、システム内の仮想マシンの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.19 v3_5_configuration_history_vms

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
vm_iduuidシステム内におけるその仮想マシンの一意な ID
vm_namevarchar(255)仮想マシン名
vm_descriptionvarchar(4000)編集ダイアログに表示される
vm_typesmallint
  • 0 - Desktop
  • 1 - Server
cluster_iduuidその仮想マシンが属するクラスターの一意な ID
template_iduuidこの仮想マシンの作成元テンプレートの一意な ID。現バージョンでは、テンプレートは履歴データベースには同期されないので、このフィールドは今後使用できるように提供されています。
template_namevarchar(40)その仮想マシンの作成元テンプレートの名前
cpu_per_socketsmallint1 ソケットあたりの仮想 CPU 数
number_of_socketssmallint仮想 CPU ソケットの合計数
memory_size_mb整数仮想マシンに割り当てられたメモリーの合計。メガバイト (MB) で表示。
operating_systemsmallint
  • 0 - Other OS
  • 1 - Windows XP
  • 3 - Windows 2003
  • 4 - Windows 2008
  • 5 - Linux
  • 7 - Red Hat Enterprise Linux 5.x
  • 8 - Red Hat Enterprise Linux 4.x
  • 9 - Red Hat Enterprise Linux 3.x
  • 10 - Windows 2003 x64
  • 11 - Windows 7
  • 12 - Windows 7 x64
  • 13 - Red Hat Enterprise Linux 5.x x64
  • 14 - Red Hat Enterprise Linux 4.x x64
  • 15 - Red Hat Enterprise Linux 3.x x64
  • 16 - Windows 2008 x64
  • 17 - Windows 2008 R2 x64
  • 18 - Red Hat Enterprise Linux 6.x
  • 19 - Red Hat Enterprise Linux 6.x x64
  • 20 - Windows 8
  • 21 - Windows 8 x64
  • 23 - Windows 2012 x64
  • 1001 - Other
  • 1002 - Linux
  • 1003 - Red Hat Enterprise Linux 6.x
  • 1004 - SUSE Linux Enterprise Server 11
  • 1193 - SUSE Linux Enterprise Server 11
  • 1252 - Ubuntu Precise Pangolin LTS
  • 1253 - Ubuntu Quantal Quetzal
  • 1254 - Ubuntu Raring Ringtails
  • 1255 - Ubuntu Saucy Salamander
default_hostuuid編集ダイアログに表示される、システム内のデフォルトホストの ID
high_availabilityブール値編集ダイアログに表示される
initializedブール値Sysprep 初期化の目的で、その仮想マシンが少なくとも一度は起動されたことがあるかどうかを示すフラグ
statelessブール値編集ダイアログに表示される
fail_backブール値編集ダイアログに表示される
usb_policysmallint編集ダイアログに表示される
time_zonevarchar(40)編集ダイアログに表示される
cluster_configuration_version整数作成時または更新時のクラスターの設定バージョン
default_host_configuration_version整数作成時または更新時のホストの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにこのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付
vm_pool_iduuid仮想マシンプールの一意な ID
vm_pool_namevarchar(255)仮想マシンプール名

2.2.9.9. 仮想マシンインターフェースの設定

以下の表には、システム内の仮想インターフェースの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.20 v3_5_configuration_history_vms_interfaces

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
vm_interface_iduuidシステム内におけるそのインターフェースの一意な ID
vm_interface_namevarchar(50)編集ダイアログに表示される
vm_interface_typesmallint
仮想インターフェースのタイプ
  • 0 - rt18139_pv
  • 1 - rt18139
  • 2 - e1000
  • 3 - pv
vm_interface_speed_bps整数集約中のインターフェースの平均速度 (ビット毎秒)
mac_addressvarchar(20)編集ダイアログに表示される
logical_network_namevarchar(50)編集ダイアログに表示される
vm_configuration_version整数作成時または更新時の仮想マシンの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付

2.2.9.10. 仮想マシンデバイスの設定

以下の表には、仮想マシンとそれらに関連付けられたデバイス (ディスクや仮想インターフェースを含む) の間の関係をまとめています。

表2.21 v3_5_configuration_history_vms_devices

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
vm_iduuidシステム内における仮想マシンの一意な ID
typevarchar(30)仮想マシンのデバイスタイプ (「disk」または「interface」)
addressvarchar(255)仮想マシンのデバイスの物理アドレス
is_managedブール値デバイスが Manager によって管理されているかどうかを示すフラグ
is_pluggedブール値デバイスが仮想マシンに結線されているかどうかを示すフラグ
is_readonlyブール値デバイスが読み取り専用かどうかを示すフラグ
vm_configuration_version整数サンプリング時の仮想マシンの設定バージョン
device_configuration_version整数サンプリング時のデバイスの設定バージョン
create_dateタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_date timestampタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
delete_dateタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付

2.2.9.11. 仮想マシンディスクの設定

以下の表には、システム内の仮想ディスクの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.22 v3_5_configuration_history_vms_disks

名前タイプ説明
history_id整数履歴データベース内の設定バージョンの ID
vm_disk_iduuidシステム内におけるその仮想ディスクの一意な ID
vm_disk_descriptionvarchar(4000)編集ダイアログに表示される
storage_domain_iduuidそのディスクイメージが属するストレージドメインの ID
vm_disk_size_mb整数ディスクの定義サイズ。メガバイト単位 (MB)。
vm_disk_type整数
編集ダイアログに表示される。現在はシステムとデータのみを使用。
  • 0 - Unassigned
  • 1 - System
  • 2 - Data
  • 3 - Shared
  • 4 - Swap
  • 5 - Temp
vm_disk_format整数
編集ダイアログに表示される
  • 3 - Unassigned
  • 4 - COW
  • 5 - RAW
vm_disk_interface整数
  • 0 - IDE
  • 1 - SCSI (not supported)
  • 2 - VirtIO
create_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付
is_sharedブール値仮想マシンのディスクが共有されているかどうかを示すフラグ
image_iduuidシステム内におけるイメージの一意な ID

2.2.9.12. ユーザーの詳細情報の履歴

以下の表には、システム内のユーザーの設定履歴パラメーターをまとめています。

表2.23 v3_6_users_details_history のビュー

名前タイプ説明
user_iduuidManager によって生成されたシステム内のユーザーの一意な ID
first_namevarchar(255)ユーザーの名
last_namevarchar(255)ユーザーの姓
domainvarchar(255)承認拡張機能の名前
usernamevarchar(255)アカウント名
departmentvarchar(255)ユーザーが所属する組織の部署
user_role_titlevarchar(255)組織内のユーザーのタイトルまたはロール
emailvarchar(255)組織内のユーザーのメールアドレス
external_idテキスト外部システムからのユーザーの一意識別子
activeブール値ユーザーがアクティブかどうかのステータス。これは、1 時間毎にチェックされ、承認拡張機能内でそのユーザーを確認することができた場合にはアクティブな状態が維持されます。また、正常にログインした際にもユーザーのステータスはアクティブになります。
create_dateタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムにそのエンティティーが追加された日付
update_dateタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムでそのエンティティーが変更された日付
delete_dateタイムゾーン付きのタイムスタンプシステムからそのエンティティーが削除された日付