2.2. 例: Python を使用した API エントリーポイントへのアクセス

ovirtsdk Python ライブラリーは、API のエントリーポイントとして機能する API クラスを提供します。

例2.1 Python を使用した API エントリーポイントへのアクセス

以下の Python の例は、rhevm.demo.redhat.com で Red Hat Enterprise Virtualization Manager によって提供される REST API のインスタンスに接続します。接続するためには、API クラスのインスタンスを作成します。接続が成功した場合には、メッセージが表示されます。最後に API クラスの disconnect() メソッドが呼び出され、接続が閉じられます。
この例で API クラスのコンストラクターに以下のパラメーターを提供します。
  • 接続する Manager の url
  • 認証するユーザーの username
  • 認証するユーザーの username
  • 証明書へのパスである ca_file。証明書は、Manager の認証局用コピーであることが想定されます。これは、https://HOST/ca.crt から取得できます。
API クラスのコンストラクターは、他のパラメーターをサポートしますが、以下の例では、必須パラメーターのみを指定しています。
from ovirtsdk.api import API
from ovirtsdk.xml import params

try:
    api = API (url="https://HOST",
               username="USER@DOMAIN",
               password="PASS",
               ca_file="ca.crt")

    print "Connected to %s successfully!" % api.get_product_info().name

    api.disconnect()

except Exception as ex:
    print "Unexpected error: %s" % ex
接続試行が成功した場合には、次の例のような出力が表示されます。
Connected to Red Hat Enterprise Virtualization Manager successfully!