8.4. 管理ポータルからハイパーバイザーを手動で追加する方法
Red Hat Enterprise Virtualization 環境にホストを追加するには、仮想化のチェック、パッケージのインストール、ブリッジの作成、ホストの再起動の各ステップをプラットフォームで完了する必要があるため、多少時間がかかります。ホストと Manager 間での接続確立の進行状況は、詳細ペインで確認してください。
手順8.2 Red Hat Enterprise Linux ホストの追加
- 管理ポータルで、ホスト リソースタブをクリックします。
- 新規作成 をクリックすると、新規ホスト ウィンドウが表示されます。
- ドロップダウンメニューで、新規ホスト用の データセンター と ホストクラスター を選択します。
重要
Red Hat は、Red Hat Enterprise Linux 6 と Red Hat Enterprise Linux 7 は別のクラスターに設定することを推奨します。 - 新規ホストの 名前 と アドレス を入力します。SSH ポート フィールドには、標準の SSH ポートであるポート 22 が自動入力されます。
- Manager がホストにアクセスするために使用する認証メソッドを選択します。
- パスワード認証に使用する root ユーザーのパスワードを入力します。
注記
Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisors (RHEV-H) の場合は、これは RHEV-M の画面で設定したパスワードです。 - または、SSH 公開鍵 フィールドに表示される鍵をホスト上の
/root/.ssh/authorized_keys
にコピーして、公開鍵認証に使用します。
- Red Hat Enterprise Linux ホストを追加するための必須手順が完了しました。次に、詳細パラメーター の展開ボタンをクリックして、ホストの詳細設定を表示します。
- オプションとして、ファイアウォールの自動設定を無効にすることができます。
- オプションとして、JSON プロトコルの使用を無効にすることができます。
注記
Red Hat Enterprise Virtualization 3.5 以降のバージョンでは、Manager と VDSM 間の通信モデルに 解析時間を短縮する JSON プロトコルを使用するようになりました。このため、通信メッセージの形式は XML 形式から JSON 形式に変更され、Web 要求は同期 HTTP 要求から非同期 TCP 要求に変わりました。 - オプションとして、ホストの SSH フィンガープリントを追加し、セキュリティーを強化することができます。手動での追加または自動取得が可能です。
- ホストが電源管理カードをサポートしている場合には、電源管理を設定することができます。電源管理の設定に関する情報は、『管理ガイド』の「ホストの電源管理の設定」のセクションを参照してください。
- OK をクリックします。
新規ホストが
Installing
のステータスでホスト一覧に表示され、詳細ペインでインストールの進捗状況を確認することができます。しばらくすると、ホストのステータスが Up に変わります。