10.4. Red Hat Enterprise Virtualization の共有可能ディスク

アプリケーションによっては、サーバー間でストレージを共有する必要があります。Red Hat Enterprise Virtualization は、仮想マシンのハードディスクを 共有可能 としてマークし、これらのディスクを仮想マシンにアタッチすることができます。この方法により、1 つの仮想ディスクを複数のクラスター対応ゲストで使用することが可能となります。
共有ディスクは、すべての状況で使用できるわけではありません。共有ディスクは、クラスター化されたデータベースサーバーやその他の高可用性サービスなどのアプリケーションに適しています。クラスターに対応していない複数のゲストに共有ディスクをアタッチすると、ディスクの読み取り/書き込みが連携されないため、データが破損する可能性があります。
共有ディスクのスナップショットは作成できません。また、スナップショットを作成した仮想ディスクは、後で共有可能とマークすることはできません。
ディスクは、作成時または後で編集して共有可能とマークすることができます。