E.3. タグ

E.3.1. タグを使用した、Red Hat Enterprise Virtualization との対話のカスタマイズ

Red Hat Enterprise Virtualization プラットフォームをセットアップして、要件に応じた設定を完了したら、タグを使用して作業に適したカスタマイズを行うことができます。タグがシステム管理者にもたらす重要な利点は、システムリソースのグループ分け/カテゴリー分けが可能となることです。これは、仮想化環境に多数のオブジェクトが存在し、それらの中の特定のセットを対象に管理者が集中的に作業を行う場合に役立ちます。
このセクションでは、タグの作成と編集、ホストまたは仮想マシンへのタグ割り当て、タグを基準とした検索の方法について説明します。タグは、一定の構造に合わせて階層化し、エンタープライズ環境のニーズに対応することができます。
管理ポータルのタグは、タグ ペインで作成/変更/削除することができます。

E.3.2. タグの作成

タグを使用して検索結果をフィルタリングすることができるようにタグを作成します。

手順E.4 タグの作成

  1. 画面の左端にある タグ タブをクリックします。
  2. タグを作成するノードを選択します。たとえば、最上位でタグを作成するには、root ノードをクリックします。
  3. 新規作成 ボタンをクリックすると 新規タグ ウィンドウが開きます。
  4. 新規作成するタグの 名前説明 を入力します。
  5. OK をクリックすると、タグが作成されます。
新規タグが作成され、タグ タブに表示されます。

E.3.3. タグの変更

タグの名前と説明を編集することができます。

手順E.5 タグの変更

  1. 画面の左端にある タグ タブをクリックします。
  2. 変更するタグを選択します。
  3. 編集 をクリックすると タグの編集 ウィンドウが開きます。
  4. 必要に応じて 名前説明 のフィールドを変更します。
  5. OK をクリックして編集したタグを保存します。
タグのプロパティーが変更されました。

E.3.4. タグの削除

タグが不要となった場合には削除してください。

手順E.6 タグの削除

  1. 画面の左端にある タグ タブをクリックします。
  2. 削除するタグを選択します。
  3. 削除 をクリックすると タグの削除 ウィンドウが開きます。タグを削除すると、そのタグの子要素もすべて削除されることを警告するメッセージが表示されます。
  4. OK をクリックすると選択したタグが削除されます。
タグとその子要素がすべて削除されました。このタグがアタッチされていたオブジェクトからも削除されます。

E.3.5. オブジェクトへのタグの追加と削除

ホスト、仮想マシン、ユーザーにタグを割り当てたり、削除したりすることができます。

手順E.7 オブジェクトへのタグの追加と削除

  1. リソースタブをクリックして、タグ付けまたはタグ付け解除するオブジェクトを選択します。
  2. タグを割り当て をクリックすると タグの割り当て ウィンドウが開きます。
  3. オブジェクトにタグを割り当てるには、チェックボックスを選択します。オブジェクトからタグを解除するには、チェックボックスからチェックを外します。
  4. OK をクリックします。
指定したタグが選択したオブジェクトのカスタムプロパティーとして追加または削除されます。

E.3.6. タグを使用したオブジェクトの検索

  • タグ をプロパティーとして、必要な値/値セットを検索条件として使用して、検索クエリーを入力します。
    指定した条件でタグ付けされたオブジェクトが結果一覧に表示されます。