14.7. 管理ポータルからのユーザー管理タスク

14.7.1. ユーザーの追加およびユーザーポータルパーミッションの割り当て

ユーザーにロールとパーミッションを割り当てる前には、そのユーザーを予め作成しておく必要があります。以下の手順で割り当てるロールとパーミッションにより、ユーザーはユーザーポータルにログインして仮想マシンを作成することができるパーミッションが付与されます。この手順は、グループアカウントにも適用することができます。

手順14.7 ユーザーの追加およびユーザーポータルパーミッションの割り当て

  1. ヘッダーバーで 設定 をクリックして 設定 ウィンドウを開きます。システム権限 をクリックします。
  2. 追加 をクリックすると、ユーザーへのシステム権限の追加 ウィンドウが開きます。
  3. 検索 下のプロファイルを選択します。このプロファイルが検索対象のドメインです。検索テキストフィールドに名前またはその一部を入力して 検索 をクリックします。もしくは、検索 をクリックして、全ユーザーとグループの一覧を表示します。
  4. 対象となるユーザーまたはグループのチェックボックスにチェックを入れます。
  5. 割り当てるロール から割り当てる適切なロールを選択します。UserRole ロールはユーザーポータルにログインするためのパーミッションをアカウントに付与します。
  6. OK をクリックします。
ユーザーポータルにログインして、そのユーザーアカウントにログインのパーミッションが付与されていることを確認します。

14.7.2. ユーザー情報の確認

各ユーザーの詳細情報は、ユーザー タブで確認できます。

手順14.8 ユーザー情報の確認

  1. ユーザー タブをクリックし、認証済みのユーザー一覧を表示します。
  2. ユーザーを選択するか、結果一覧に表示されない場合は検索を行います。
  3. 選択したユーザーの詳細ペインには、通常、そのユーザーのドメイン名、メールアドレス、ステータスなどの全般情報を表示する 全般 タブがあります。
  4. その他のタブでは、ユーザーのグループやパーミッション、クォータ、イベントを表示することができます。
    たとえば、ユーザーが属するグループを表示するには、ディレクトリーグループ タブをクリックします。

14.7.3. リソースに対するユーザーパーミッションの表示

ユーザーには、特定のリソースまたはリソースの階層に対するパーミッションを割り当てることができます。各リソースに対するパーミッションが割り当てられたユーザーを表示することができます。

手順14.9 リソースに対するユーザーパーミッションの表示

  1. リソースタブをクリックして、結果一覧からリソースを選択します。
  2. 詳細ペインの パーミッション タブをクリックし、割り当てられたユーザー、ユーザーのロール、選択したリソースに対して継承したパーミッションを表示します。

14.7.4. ユーザーの削除

ユーザーアカウントが必要なくなった場合には、Red Hat Enterprise Virtualization から削除してください。

手順14.10 ユーザーの削除

  1. ユーザー タブをクリックし認証済みのユーザー一覧を表示します。
  2. 削除するユーザーを選択します。そのユーザーが仮想マシンを実行していないことを確認します。
  3. 削除 ボタンをクリックします。削除の確認を求めるメッセージが表示されます。OK をクリックします。
ユーザーが Red Hat Enterprise Virtualization から削除されましたが、外部のディレクトリーからは削除されていません。

14.7.5. ログイン中のユーザーの確認

Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 以降のバージョンでは、現在ログイン中のユーザーを確認することができます。ツリーペインで ゲスト情報 のエントリーをクリックして、ログイン中の各ユーザーのセッションの情報を表示します。

14.7.6. ユーザーセッションの終了

Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 以降のバージョンでは、ログイン中のユーザーのセッションを終了することができます。

手順14.11 ユーザーセッションの終了

  1. ツリーペインで ゲスト情報 のエントリーをクリックします。
  2. 終了するユーザーセッションを選択します。
  3. セッションの終了 をクリックします。
  4. OK をクリックします。