6.5. ホストのタスク
6.5.1. Satellite ホストプロバイダーのホストの追加
手順6.1 Satellite ホストプロバイダーのホストの追加
- ホスト リソースタブをクリックすると、結果一覧にホストが一覧表示されます。
- 新規ホスト ウィンドウが表示されます。をクリックすると、
- ドロップダウンメニューで、新規ホスト用の ホストクラスター を選択します。
- Foreman/Satellite のチェックボックスを選択して、Satellite ホストプロバイダーを追加するためのオプションを表示し、ホストを追加するプロバイダーを選択します。
- 検出されたホスト または プロビジョン済みホスト のいずれかを選択します。
- 検出されたホスト (デフォルトオプション): ドロップダウンリストからホスト、ホストグループ、コンピュートリソースを選択します。
- プロビジョン済みホスト: プロバイダーのホスト のドロップダウンリストからホストを 1 つ選択します。
外部プロバイダーから取得可能なホストに関する情報は、自動的に設定され、必要に応じて編集することができます。 - 新規ホストの 名前、アドレス、SSH ポート (プロビジョン済みホストのみ) を入力します。
- ホストに使用する認証のメソッドを選択します。
- パスワード認証を使用するには、root ユーザーのパスワードを入力します。
- 公開鍵認証を使用するには、SSH 公開鍵 フィールドに表示される鍵をホスト上の
/root/.ssh/authorized_hosts
にコピーします (プロビジョン済みホストのみ)。
- Red Hat Enterprise Linux ホストを追加するための必須手順が完了しました。次に、の展開ボタンをクリックして、ホストの詳細設定を表示します。
- オプションとして、ファイアウォールの自動設定を無効にすることができます。
- オプションとして、JSON プロトコルの使用を無効にすることができます。
- オプションとして、ホストの SSH フィンガープリントを追加し、セキュリティーを強化することができます。手動での追加または自動取得が可能です。
- 対象のタブで 電源管理 、SPM 、コンソール、および ネットワークプロバイダー を設定することができる状態になりました。ただし、これらの設定は、Red Hat Enterprise Linux ホストの追加に必須ではないため、このセクションでは説明していません。
Installing
のステータスでホスト一覧に表示され、詳細ペインでインストールの進捗状況を確認することができます。インストールが完了するとステータスは Reboot
になります。ステータスが Up
に変わるには、ホストをアクティブ化する必要があります。
6.5.2. ホストを対象とする Satellite のエラータ管理の設定
重要
手順6.2 ホストを対象とする Satellite のエラータ管理の設定
- Satellite サーバーを外部プロバイダーとして追加します。詳しい説明は、「ホストプロビジョニング用の Red Hat Satellite インスタンスの追加」を参照してください。
- 対象のホストを Satellite サーバーに関連付けます。
注記
ホストは、Satellite サーバーにコンテンツホストとして登録し、katello-agent パッケージをインストールする必要があります。ホスト登録の設定方法についての詳しい情報は、『Red Hat Satellite User Guide』の「Configuring a Host for Registration」のセクションを参照してください。また、ホストの登録および katello-agent パッケージのインストール方法に関する詳しい情報は、『Red Hat Satellite User Guide』の「Registration」のセクションを参照してください。- ホスト タブをクリックして、結果一覧でホストを選択します。
- ホストの編集 ウィンドウを開きます。をクリックし、
- ドロップダウンリストから対象の Satellite サーバーを選択します。
6.5.3. 新規ホストおよびホストの編集ウィンドウの設定とコントロール
6.5.3.1. ホストの全般設定
表6.1 全般 の設定
フィールド名
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説明
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データセンター
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ホストが属するデータセンター。Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor ホストは、Gluster が有効化されたクラスターには追加できません。
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ホストクラスター
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ホストが属するクラスター
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Foreman/Satellite を使用する
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Satellite ホストプロバイダーによって提供されるホストを追加するためのオプションを表示/非表示にするには、このチェックボックスを選択/選択解除します。以下のオプションを設定することができます。
検出されたホスト
プロビジョン済みホスト
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名前
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クラスターの名前。このテキストフィールドは最長で 40 文字に制限されており、アルファベットの大文字/小文字、数字、ハイフン、アンダースコアを任意に組み合わせた一意名にする必要があります。
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コメント
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ホストに関する、プレーンテキスト形式の人間が判読できるコメントを追加するためのフィールド
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アドレス
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ホストの IP アドレス、または解決可能なホスト名
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パスワード
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ホストの root ユーザーのパスワード。ホストを追加する時にのみ指定することができ、それ以降は編集できません。
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SSH 公開鍵
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ホストとの認証で、パスワードを使用する代わりに Manager の SSH キーを使用する場合には、テキストボックスの内容をホストの
/root/.ssh/authorized_hosts ファイルにコピーします。
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ホストのファイアウォールを自動設定
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新規ホストを追加する際には、Manager がホストのファイアウォール上の必要なポートを開くことができます。この設定はデフォルトで有効化されています。これは、詳細パラメーター です。
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JSON プロトコルを使用する
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このチェックボックスはデフォルトで有効化されます。これは、詳細パラメーター の設定です。
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SSH フィンガープリント
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ホストの SSH フィンガープリントを 詳細パラメーター です。
して、ホストが返すフィンガープリントと比較し、それらが一致しているかどうかを確認することができます。これは |
6.5.3.2. ホストの電源管理の設定
表6.2 電源管理 の設定
フィールド名
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説明
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---|---|
電源管理を有効にする
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ホストで電源管理を有効にします。このチェックボックスを選択して、電源管理 タブの残りのフィールドを有効にします。
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Kdump 統合
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カーネルクラッシュダンプの実行中にホストがフェンシングされるのを防ぎ、クラッシュダンプが中断されないようにします。新しい Red Hat Enterprise Linux 6.6 および 7.1 以降のバージョンでは、kdump はデフォルトで利用可能です。ホストで kdump が利用可能であっても、設定が有効でない (kdump サービスが起動できない) 場合には、Kdump 統合 を有効にすると、ホストのインストールが失敗します。このようなエラーが発生した場合には、「fence_kdump の詳細設定」を参照してください。
|
電源管理のポリシー制御を無効にする
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電源管理は、ホストの クラスター で設定されている スケジューリングポリシー によって制御されます。電源管理を有効にすると、ホストの使用率が定義済みの下限値に達した場合には、Manager が、そのホストマシンの電源を切断し、また負荷分散でそのホストが必要となった場合や、クラスター内で空いているホストが不足した場合には、そのホストを再起動します。ポリシー制御を無効にする場合は、このチェックボックスを選択します。
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順次に使用するエージェント
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ホストのフェンスエージェントを一覧表示します。フェンスエージェントは、順次、同時、またはそれらの両方を組み合わせて使用することができます。
デフォルトでは、フェンスエージェントは順次に使用されます。フェンスエージェントの使用順序を変更するには、上向き/下向きのボタンを使用してください。
2 つのフェンスエージェントを同時に使用するには、一方のフェンスエージェントの横にある 同時に使用するフェンスエージェント のドロップダウンリストからもう一方のフェンスエージェントを選択します。 同時に使用するフェンスエージェントのグループにフェンスエージェントをさらに追加するには、その追加のフェンスエージェントの横にある 同時に使用するフェンスエージェント ドロップダウンリストから対象のグループを選択して設定することができます。
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フェンスエージェントの追加
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プラス (フェンスエージェントの編集 ウィンドウが開きます。以下の表には、このウィンドウ内のフィールドについての詳しい説明をまとめています。
) のボタンをクリックして、新規フェンスエージェントを追加します。 |
電源管理プロキシーの設定
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デフォルトでは、Manager がホストと同じ cluster 内のフェンシングプロキシーを検索するように指定されます。フェンシングプロキシーが見つからない場合には、Manager は同じ dc (データセンター) 内を検索します。これらのリソースの使用順序を変更するには、上向き/下向きのボタンを使用します。このフィールドは、詳細パラメーター の下にあります。
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表6.3 フェンスエージェントの編集 の設定
フィールド名
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説明
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アドレス
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ホストの電源管理デバイスにアクセスするアドレス。解決可能なホスト名または IP アドレス
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ユーザー名
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電源管理デバイスにアクセスするユーザーアカウント。デバイスにユーザーを設定するか、デフォルトのユーザーを使用してください。
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パスワード
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電源管理デバイスにアクセスするユーザーのパスワード
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タイプ
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ホストの電源管理デバイスのタイプ。
以下のいずれかを選択します。
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SSH ポート
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電源管理デバイスがホストとの通信に使用するポート番号
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スロット
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電源管理デバイスのブレードの特定に使用する番号
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サービスプロファイル
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電源管理デバイスのブレードの特定に使用するサービスプロファイル名。このフィールドは、デバイスタイプが
cisco_ucs の場合に スロット フィールドの代わりに表示されます。
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オプション
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電源管理デバイス固有のオプション。'key=value' として指定します。使用可能なオプションについては、ホストの電源管理デバイスのマニュアルを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux 7 ホストで、電源管理デバイスに cisco_ucs を使用する場合には、オプション フィールドに
ssl_insecure=1 を追記する必要もあります。
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セキュリティー保護
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電源管理デバイスがホストにセキュアに接続できるようにするには、このチェックボックスを選択します。この接続には、電源管理エージェントに応じて、ssh、ssl、またはその他の認証プロトコルを使用することができます。
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6.5.3.3. SPM 優先度の設定
表6.4 SPM 設定
フィールド名
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説明
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---|---|
SPM 優先度
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ホストに Storage Pool Manager (SPM) のロールが割り当てられる優先度を定義します。優先度のオプションは、低、標準、高 です。優先度が低の場合は、そのホストに SPM のロールが割り当てられる確率が低くなり、高の場合は確率が高くなります。デフォルト設定は標準です。
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6.5.3.4. ホストコンソールの設定
表6.5 コンソール の設定
フィールド名
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説明
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---|---|
ディスプレイアドレスを上書き
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ホストのディスプレイアドレスを上書きするには、このチェックボックスを選択します。この機能は、ホストが内部 IP アドレスで定義され、かつ NAT ファイアウォールの内側にある場合に有用です。ユーザーが内部ネットワークの外から仮想マシンに接続すると、仮想マシンを実行しているホストのプライベートアドレスの代わりに、パブリック IP アドレスまたは FQDN (外部ネットワークでパブリック IP アドレスに解決される) がそのマシンによって返されます。
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ディスプレイアドレス
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このフィールドに指定するディスプレイアドレスは、そのホスト上で実行する全仮想マシンに使用されます。アドレスは完全修飾ドメイン名または IP アドレスの形式にする必要があります。
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6.5.4. ホストの電源管理設定値の設定
重要
Maintenance
モードに入っていることを確認します。このモードに入っていない場合には、そのホストで実行されている仮想マシン、ホストの再起動時にすべて強制終了され、実稼働環境が停止してしまうことになります。ホストが Maintenance
モードに正しく設定されていない場合は、警告のメッセージが表示されます。
手順6.3 電源管理設定値の設定
- ホスト タブをクリックして、結果一覧でホストを選択します。
- ホストの編集 ウィンドウを開きます。をクリックし、
- 電源管理 タブをクリックし、電源管理設定を表示します。
- 電源管理を有効にする のチェックボックスを選択し、フィールドを有効にします。
- kdump 統合 チェックボックスを選択して、カーネルクラッシュダンプの実行中にホストがフェンシングされないようにします。
重要
既存のホストに Kdump 統合 を有効にする場合には、kdump を設定するためにそのホストを再インストールする必要があります。 「仮想化ホストの再インストール」を参照してください。 - オプションで、ホストの クラスター の スケジューリングポリシー によってホストの電源管理が制御されないようにするには、電源管理のポリシー制御を無効にする のチェックボックスを選択します。
- プラス (フェンスエージェントの編集 ウィンドウが開きます。) のボタンをクリックして、新規電源管理デバイスを追加します。
- 電源管理デバイスの アドレス、ユーザー名、および パスワード を適切なフィールドに入力します。
- ドロップダウンリストから、電源管理デバイスの タイプ を選択します。
- 電源管理デバイスがホストとの通信に使用する SSH ポート 番号を入力します。
- 電源管理デバイスのブレードの特定に使用する スロット 番号を入力します。
- 電源管理デバイスの オプション を入力します。'key=value' エントリーのコンマ区切りリストを使用してください。
- 電源管理デバイスからホストへのセキュアな接続を有効にするには、セキュリティー保護 のチェックボックスを選択します。
- Test Succeeded, Host Status is: on」というメッセージが表示されます。をクリックして、設定が正しいことを確認します。検証が正常に完了すると、「
- フェンスエージェントの編集 ウィンドウを閉じます。をクリックして
- 電源管理 タブでは、オプションとして 詳細パラメーター の箇所を展開し、上下に移動するボタンを使用して Manager がホストの cluster および dc (データセンター) でフェンシングプロキシーを探す順序を指定します。
6.5.5. ホストの Storage Pool Manager の設定
手順6.4 SPM 設定値の設定
- ホスト リソースタブをクリックして、結果一覧でホストを選択します。
- ホストの編集 ウィンドウを開きます。をクリックし、
- SPM タブをクリックすると、SPM 優先度 の設定画面が表示されます。
- ラジオボタンで、そのホストに適切な SPM 優先度を選択します。
6.5.6. リソースの編集
手順6.5 リソースの編集
- リソースタブ、ツリーモード、または検索機能を使用して、結果一覧に表示された候補の中から対象のリソースを選択します。
- 編集 ウィンドウを開きます。をクリックして
- 必要なプロパティーを変更してをクリックします。
6.5.7. ホストのメンテナンスモードへの切り替え
手順6.6 ホストをメンテナンスモードに切り替える手順
- ホスト リソースタブをクリックして、対象のホストを選択します。
- ホストのメンテナンス の確認ウィンドウが開きます。をクリックすると
- オプションとして、ホストのメンテナンス 確認ウィンドウで、ホストをメンテナンスモードに切り替える 理由 を入力して、メンテナンスモードに切り替える理由を指定することができます。この理由は、ログとホストの再アクティブ化時に表示されます。
注記
ホストのメンテナンスの 理由 フィールドは、クラスターの設定で有効化されている場合にのみ表示されます。詳しくは、 「クラスターの全般設定」を参照してください。
Preparing for Maintenance
に変わり、操作が正常に完了すると最終的に Maintenance
となります。VDSM は、ホストのメンテナンスモード中には停止しません。
注記
6.5.8. メンテナンスモードのホストのアクティブ化
手順6.7 メンテナンスモードのホストのアクティブ化
- ホスト リソースタブをクリックして、ホストを選択します。
Unassigned
に切り替わり、操作が完了すると最終的には Up
となります。これで仮想マシンをこのホスト上で実行できるようになりました。このホストをメンテナンスモードに切り替えた際に別のホストに移行されていた仮想マシンは、ホストのアクティブ化時に自動的にこのホストには戻されませんが、手動で移行することができます。メンテナンスモードに切り替える前にホストが Storage Pool Manager (SPM) だった場合には、ホストがアクティブ化されても、SPM ロールは自動的に元には戻りません。
6.5.9. ホストの削除
手順6.8 ホストの削除
- 管理ポータルで、ホスト リソースタブをクリックして、結果一覧でホストを選択します。
- ホストをメンテナンスモードに切り替えます。
- ホストの削除 の確認ウィンドウが開きます。をクリックすると
- ホストが Red Hat Gluster Storage クラスターに属し、ボリュームブリックがある場合、もしくはホストが応答していない場合には、強制削除 のチェックボックスを選択します。
6.5.10. 仮想化ホストの再インストール
重要
手順6.9 Red Hat Enterprise Virtualization Hypervisor および Red Hat Enterprise Linux ホストの再インストール
- ホスト リソースタブ、ツリーモード、または検索機能を使用して、結果一覧に表示された候補の中から対象のホストを選択します。
- 再インストール をクリックすると、ホストのインストール ウィンドウが開きます。
重要
6.5.11. タグを使用したホストのカスタマイズ
手順6.10 タグを使用したホストのカスタマイズ
- ホスト リソースタブ、ツリーモード、または検索機能を使用して、結果一覧に表示された候補の中から対象のホストを選択します。
- タグの割り当て ウィンドウが開きます。をクリックすると、
図6.1 タグの割り当てのウィンドウ
- タグの割り当て のウィンドウには、使用可能なタグがすべて一覧表示されます。対象のタグのチェックボックスを選択します。
6.5.12. ホストのエラータの表示
手順6.11 ホストのエラータの表示
- ホスト リソースタブをクリックして、結果一覧でホストを選択します。
- 詳細ペインで 全般 タブをクリックします。
- 全般 タブ内の エラータ サブタブをクリックします。
6.5.13. ホストのヘルスステータスの確認
- OK: アイコンなし
- Info:
- Warning:
- Error:
- Failure:
GET
要求には、ヘルスステータスが記載された external_status
要素が含まれます。
6.5.14. ホストデバイスの表示
手順6.12 ホストデバイスの表示
- ホスト リソースタブ、ツリーモード、または検索機能を使用して、結果一覧に表示された候補の中から対象のホストを選択します。
- 詳細ペインの ホストデバイス タブをクリックします。
6.5.15. GPU パススルーに向けたホストおよびゲストシステムの準備
grub
設定ファイルに必要な変更を加える必要があります。また、変更を有効にするには、両マシンを再起動する必要もあります。
手順6.13 GPU パススルーに向けた準備
- ホストサーバーにログインし、
lspci
を使用して GPU デバイスのベンダーおよびデバイス識別子を確認します。$ lspci -nn ... 01:00.0 VGA compatible controller [0300]: NVIDIA Corporation GM107GL [Quadro K2200] [10de:13ba] (rev a2) 01:00.1 Audio device [0403]: NVIDIA Corporation Device [10de:0fbc] (rev a1) ...
上記の例の応答では、ビデオとオーディオの vendor:device 識別子はそれぞれ10de:13ba
と10de:0fbc
です。 grub
設定ファイルを開き、GRUB_CMDLINE_LINUX
の行で、vendor:device 識別子をpci-stub
ドライバーにバインディングするように変更します。$ vi /etc/default/grub ... GRUB_CMDLINE_LINUX="nofb splash=quiet console=tty0 ... pci-stub.ids=10de:13ba,10de:0fbc" ...
難読化を回避するためには、対応するドライバーをブラックリストすることを推奨します。以下の例では、GRUB_CMDLINE_LINUX
の行をさらに変更して、nVidia の nouveau ドライバーをブラックリストに追加しています。$ vi /etc/default/grub ... GRUB_CMDLINE_LINUX="nofb splash=quiet console=tty0 ... pci-stub.ids=10de:13ba,10de:0fbc rdblacklist=nouveau" ...
grub
設定ファイルを保存します。grub.cfg
をリフレッシュしてからサーバーを再起動し、変更を有効にします。$ grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg $ reboot
lspci
コマンドを実行して、デバイスがpci-stub
ドライバーにバインドされていることを確認します。$ lspci -nnk ... 01:00.0 VGA compatible controller [0300]: NVIDIA Corporation GM107GL [Quadro K2200] [10de:13ba] (rev a2) Subsystem: NVIDIA Corporation Device [10de:1097] Kernel driver in use: pci-stub 01:00.1 Audio device [0403]: NVIDIA Corporation Device [10de:0fbc] (rev a1) Subsystem: NVIDIA Corporation Device [10de:1097] Kernel driver in use: pci-stub ...
- ホストの GPU デバイスに直接アタッチされる仮想マシンにログインし、ゲストの
grub
設定ファイルで対応するドライバーをブラックリストに追加します。$ vi /etc/default/grub ... GRUB_CMDLINE_LINUX="nofb splash=quiet console=tty0 ... rdblacklist=nouveau" ...
grub.cfg
をリフレッシュしてから仮想マシンを再起動し、変更を有効にします。$ grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg $ reboot