15.6. クォータの閾値設定

表15.3 クォータの閾値設定と猶予

設定定義
クラスターの閾値データセンターあたりの使用可能なクラスターリソースの容量
クラスターの猶予データセンターのクラスター閾値を超えた後にデータセンターが使用可能なクラスターの容量
ストレージの閾値1 データセンターあたりで使用可能なストレージリソース容量
ストレージの猶予データセンターのストレージ閾値を超えた後にデータセンターが使用可能なストレージの容量
クォータが 100 GB、猶予 20% と設定されている場合には、ストレージ消費量が 120 GB に達すると、コンシューマーはそのストレージを使用できなくなります。同じクォータに 70% の閾値が設定されている場合には、ストレージの消費量が 70 GB を超えると、コンシューマーは警告を受け取ります (ただし、ストレージ消費量が 120 GB になるまでそのままストレージを使用することができます)。「閾値」は、その値を超えると警告が出される「ソフトリミット」、「猶予」は、その値を超えるとそれ以上ストレージリソースを消費できない「ハードリミット」と考えることができます。