第13章 Red Hat Satellite によるエラータ管理

Red Hat Enterprise Virtualization では、Red Hat Satellite からのエラータを Red Hat Enterprise Virtualization Manager で表示するように設定できます。これにより、管理者は、ホスト、仮想マシン、および Manager が Red Hat Satellite プロバイダーに関連付けされた後に、それらを対象とする利用可能なエラータの更新とそれらの重大度についての情報を受信できるようになります。受信した更新は、管理者が選択して、対象のホスト、仮想マシン、または Manager で実行して、適用することができます。Red Hat Satellite についての詳しい情報は、『Red Hat Satellite User Guide』を参照してください。
Red Hat Satellite 6.1 を使用したエラータ管理は、Red Hat Enterprise Virtualization 3.6 以降のバージョンでサポートされています。

重要

Satellite サーバー内では、Manager、ホスト、および仮想マシンは FQDN で識別されます。このため、外部コンテンツホストの ID を Red Hat Enterprise Virtualization で維持管理する必要はありません。
Manager、ホスト、および仮想マシンの管理に使用する Satellite のアカウントには、管理者の権限とデフォルトの組織を設定する必要があります。

手順13.1 Red Hat Enterprise Virtualization エラータの設定

Manager、ホスト、仮想マシンを Red Hat Satellite プロバイダーと関連付けるには、まず最初に Manager をプロバイダーと関連付ける必要があります。次に、ホストを同じプロバイダーに関連付け設定します。最後に仮想マシンを同じプロバイダーに関連付けて設定します。
  1. Manager を関連付けるには、Satellite サーバーを外部プロバイダーとして追加します。詳しい説明は、「ホストプロビジョニング用の Red Hat Satellite インスタンスの追加」を参照してください。

    注記

    Manager は、Satellite サーバーにコンテンツホストとして登録し、katello-agent パッケージをインストールする必要があります。
    ホスト登録の設定方法についての詳しい情報は、『Red Hat Satellite User Guide』の「Configuring a Host for Registration」のセクションを参照してください。また、ホストの登録および katello-agent パッケージのインストール方法に関する詳しい情報は、『Red Hat Satellite User Guide』の「Registration」のセクションを参照してください。
  2. オプションで、必要なホストがエラータを表示するように設定します。詳しくは、「ホストを対象とする Satellite のエラータ管理の設定」を参照してください。
  3. オプションで、必要な仮想マシンが利用可能なエラータを表示するように設定します。その仮想マシンを設定する前に、関連付けられたホストを設定しておく必要があります。詳しくは、 『Virtual Machine Management Guide』(英語版) の「Configuring Red Hat Satellite Errata Management for a Virtual Machine」のセクションを参照してください。

手順13.2 Red Hat Enterprise Virtualization Manager エラータの表示

  1. ツリーペインで エラータ のエントリーを選択します。
  2. セキュリティーバグ、または 機能拡張 のチェックボックスをクリックすると、選択したタイプのエラータのみが表示されます。
ホストに利用可能なエラータの表示方法に関する詳しい説明は、『Virtual Machine Management Guide』(英語版) の「ホストのエラータの表示」 and for virtual machines see 「Viewing Red Hat Satellite Errata Management for a Virtual Machine」のセクションを参照してください。