13.10. 既知の問題

このセクションでは OpenStack File Share サービスの既知の問題について記載します。
BZ#1256630
glusterfs_native ドライバーを使用すると、指定のサイズの共有を作成できます。要求したサイズと同じサイズの Red Hat Gluster ボリュームがない場合には、ドライバーにより、サイズができるだけ近いボリュームが選択され、そのボリュームに共有が作成されます。このような場合には、ボリューム全体を使用して共有が作成されてしまいます。
たとえば、1 GB の共有を要求したにも拘らず、2 GB、3 GB、4 GB のボリュームしか利用できない場合には、ドライバーにより、共有のバックエンドとして 2 GB のボリュームが選択され、続いて 2 GB の共有が作成されるので、ユーザーは 2 GB 共有すべてを使用、マウントすることが可能となってしまいます。
BZ#1257291
glusterfs_native ドライバーでは、共有に対する 証明書 ベースのアクセスを提供または呼び出すと、Red Hat Gluster Storage ボリュームが再起動されます。これにより、既存のマウントに対して進行中の I/O を中断します。データが損失しないように、全クライアント上の共有をアンマウントしてから、ボリュームへのアクセスを許可または拒否してください。
BZ#1069157
現在は、ボリューム拡張のポリシールールにより、使用中の GlusterFS ボリュームのスナップショットを作成することができません。この問題を回避するには、ポリシールールを手動で編集する必要があります。
そのためには、Compute サービスの policy.json ファイルを開いて、"compute_extension:os-assisted-volume-snapshots:create""compute_extension:os-assisted-volume-snapshots:delete""rule:admin_api" エントリーを "" に変更してから、Compute API サービスを再起動してください。
BZ#1250130
manila list コマンドを実行すると、利用可能な全共有についての情報が表示されます。また、このコマンドにより、各共有の エクスポート場所 のフィールドも表示されます。これは、インスタンスでマウントポイントを作成するための情報を提供します。ただし、このフィールドは以下のような形式で表示されます。
USER@HOST:/VOLUMENAME
USER@ prefix は必要ないため、マウントポイントのエントリーを構成する際には無視されます。
BZ#1257304
File Share サービスでは、プロビジョニングされた共有のスナップショットの作成に失敗した場合でも、スナップショットのエントリーが作成されてしまいますが、このエントリーは error 状態となり、削除しようとすると失敗します。
BZ#1250043
gluster_native ドライバーの使用時に、バックエンドクラスターのノードで以下のコンポーネントのいずれかがダウンしている場合には、スナップショット関連のコマンドが キーエラー で予期せずに失敗する可能性があります。
  • 論理ボリュームのブリック
  • glusterd サービス
  • Red Hat Gluster Storage ボリューム
さらに、以下の状況で、同じエラーが発生する可能性があります。
  • クラスター内の全ノードがダウンしている場合
  • サポートされていないボリュームがバックエンドとして使用されている場合
特に、これらの問題が原因で、openstack-manila-share サービスは有用なエラーメッセージではなく、KeyError を伴うトレースバックを生成してしまう可能性があります。このエラーのトラブルシューティングの際は、このような問題がバックエンドで発生している可能性があることを考慮してください。
BZ#1261248
OpenStack インスタンスから FUSE 経由で Red Hat Gluster Storage ボリュームをマウントしようとすると、失敗します。この回避策としては、セキュアでないポートからクライアントに接続できるようにボリュームを設定する必要があります。
これには、まず rpc-auth-allow-insecure on のエントリーポイントを /etc/glusterfs/glusterd.vol に追加してから、glusterd サービスを再起動します。各 Red Hat Gluster Storage ノードに対して、両ステップを実行します。
この時点では、ボリュームを設定して、セキュアでないポートからクライアントを接続できるようになっているはずです。これには、以下のコマンドを実行します。
# gluster vol stop VOLUMENAME && gluster vol start VOLUMENAME
# gluster vol set VOLUMENAME server.allow-insecure on
OpenStack インスタンスから FUSE 経由でマウントする必要のあるボリュームすべてに対して、これらの 2 つのコマンドを実行します。