9.4. Orchestration テンプレートを使用したスタックのデプロイ
Orchestration エンジンサービスは、テンプレート (
.template ファイルで定義) を使用してインスタンス、IP アドレス、ボリューム、およびその他のタイプのスタックを起動します。heat ユーティリティーは、スタックの作成/設定/起動を可能にするコマンドラインインターフェースです。
注記
openstack-heat-templates パッケージには、Orchestration のコア機能のテストに使用することができるサンプルテンプレートが含まれています。また、テンプレート関連のスクリプトと変換ツールも同梱されています。このパッケージをインストールするには、以下のコマンドを実行してください。
#yum install -y openstack-heat-templates
一部の Orchestration テンプレートは、
openstack-heat-api-cfn サービスへのアクセスが必要なインスタンスを起動します。このようなインスタンスは、openstack-heat-api-cloudwatch サービスおよび openstack-heat-api-cfn サービスとの通信が可能である必要があります。これらのサービスが使用する IP アドレスおよびポートは、/etc/heat/heat.conf ファイルで heat_metadata_server_url および heat_watch_server_url として設定されている値です。
これらのサービスへのアクセスを許可するには、
openstack-heat-api-cloudwatch (8003)、openstack-heat-api-cfn (8000)、openstack-api (8004) が使用するポートを開放する必要があります。
手順9.8 Orchestration テンプレートを使用したスタックのデプロイ
- テキストエディターで
/etc/sysconfig/iptablesファイルを開きます。 8003、8000、8004のポートの TCP トラフィックを許可する以下の INPUT ルールを追加します。-A INPUT -i BR -p tcp --dport 8003 -j ACCEPT -A INPUT -i BR -p tcp --dport 8000 -j ACCEPT -A INPUT -p tcp -m multiport --dports 8004 -j ACCEPT
BR は、Orchestration テンプレートから起動したインスタンスが使用するブリッジのインターフェースに置き換えます。nova-networkを使用しない場合、または Orcestration サービスおよびnova-computeが同じサーバーでホストされない場合には、INPUTルールに-i BRパラメーターを含めないでください。/etc/sysconfig/iptablesファイルへの変更を保存します。iptablesサービスを再起動して、ファイアウォールの変更を有効にします。#systemctl restart iptables.service- アプリケーションを起動します。
#heat stack-create STACKNAME \--template-file=PATH_TEMPLATE \--parameters="PARAMETERS"以下の値を置き換えてください。- STACKNAME は、そのスタックに割り当てる名前に置き換えます。この名前は、
heat stack-listコマンドを実行する際に表示されます。 - PATH_TEMPLATE は、
.templateファイルへのパスに置き換えます。 - PARAMETERS は、使用するスタック作成パラメーターのセミコロン区切りリストです。サポートされているパラメーターは、テンプレートファイル自体で定義されています。