7.4. オーバークラウドのプロバイダーネットワークの作成

プロバイダーネットワークは、デプロイしたオーバークラウドの外部に存在するデータセンターネットワークに物理的に接続されたネットワークです。これは、既存のインフラストラクチャーネットワークや、Floating IP の代わりにルーティングによって直接仮想マシンに外部アクセスを提供するネットワークを使用することができます。
プロバイダーネットワークを作成する際には、ブリッジマッピングを使用する物理ネットワークに関連付けます。これは、Floating IP ネットワークの作成と同様です。コンピュートノードは、仮想マシンの仮想ネットワークインターフェースをアタッチされているネットワークインターフェースに直接接続するため、プロバイダーネットワークはコントローラーとコンピュートの両ノードに追加します。
たとえば、使用するプロバイダーネットワークが br-ex ブリッジ上の VLAN の場合には、以下のコマンドを使用してプロバイダーネットワークを VLAN 201 上に追加します。
$ neutron net-create --provider:physical_network datacentre --provider:network_type vlan --provider:segmentation_id 201 --shared provider_network
このコマンドにより、共有ネットワークが作成されます。また、「--shared」と指定する代わりにテナントを指定することも可能です。そのネットワークは、指定されたテナントに対してのみ提供されます。プロバイダーネットワークを外部としてマークした場合には、そのネットワークでポートを作成できるのはオペレーターのみとなります。
Neutron tp が DHCP サービスをテナントの仮想マシンに提供するように設定するには、プロバイダーネットワークにサブネットを追加します。
$ neutron subnet-create --name provider-subnet --enable_dhcp=True --allocation-pool start=10.9.101.50,end=10.9.101.100 --gateway 10.9.101.254 provider_network 10.9.101.0/24