第22章 TCP パフォーマンスのスパイクの低減

TCP タイムスタンプを生成すると、TCP パフォーマンスのスパイクが発生する可能性があります。sysctl は、TCP 関連のエントリー値を制御し、/proc/sys/net/ipv4/tcp_timestamps で検出された timestamps カーネルパラメーターを設定します。

前提条件

  • 管理者権限がある。

22.1. TCP タイムスタンプの無効化

TCP タイムスタンプを無効にすると、TCP パフォーマンスの急激な変化を低減できます。

手順

  • TCP タイムスタンプをオフにします。

    # sysctl -w net.ipv4.tcp_timestamps=0
    net.ipv4.tcp_timestamps = 0

    この出力は、net.ip4.tcp_timestamps オプションの値が 0 であることを示しています。つまり、TCP タイムスタンプが無効です。