第5章 アップグレードおよびダウングレード
RHEL Atomic Host は、オープンソースツールの rpm-OSTree を使用し、起動可能で不変のバージョン管理された RPM コンテンツのファイルシステムツリーを管理します。yum を使用し、従来のパッケージ管理モデルを持つ他の Red Hat Enterprise Linux 7 製品とは異なり、RHEL Atomic Host は OSTree を使用します。RHEL Atomic Host は新たなオペレーティングシステムの root を用意し、これを次回の起動時のデフォルトにすることによりアップグレードされます。
5.1. 新規バージョンへのアップグレード
アップグレードを実行するには、以下のコマンドを実行します。
$ sudo atomic host upgrade $ sudo systemctl reboot
HTTP プロキシーが必要なシステムを使用している場合は、環境変数でプロキシーを設定できます。環境変数を設定するには、以下のようなコマンドを実行してください。
$ sudo env http_proxy=http://proxy.example.com:port/ atomic host upgrade
5.2. 直前バージョンへのロールバック
Red Hat Enterprise Linux Atomic Host の直前のインストールに戻すには、以下のコマンドを実行します。
$ sudo atomic host rollback $ sudo systemctl reboot
初回のアップグレード後は、Red Hat Enterprise Linux Atomic Host の 2 つのバージョンがシステムで利用可能になります。1 つ目は現在実行されているバージョンです。2 つ目はアップグレードでインストールされたばかりの新規バージョンか、または直前のアップグレードの前にインストールされていたバージョンのいずれかになります。
設定は複数回のアップデート後も保持されますが、以前のバージョンに戻す場合は保存されません。つまり、設定を変更した後に直前のバージョンにロールバックする場合は、変更した設定が元に戻ります。
atomic host upgrade コマンドを実行すると、Red Hat Enterprise Linux Atomic Host の実行されていないバージョンの置換が実行されます。さらに、このバージョンは次回の起動時に使用されるように設定されます。
実行されているオペレーティングシステムのバージョンを判別するには、以下のコマンドを実行します。
$ sudo atomic host status
/ostree/deploy/rhel-atomic-host/ ディレクトリーにディレクトリーのハッシュ名が含まれる出力は以下のようになります。
$ sudo atomic host status TIMESTAMP (UTC) VERSION ID OSNAME REFSPEC * 2015-05-07 19:00:48 7.1.2 203dd666d3 rhel-atomic-host rhel-atomic-host:rhel-atomic-host/7/x86_64/standard 2015-04-02 20:14:06 7.1.1-1 21bd99f9f3 rhel-atomic-host rhel-atomic-host:rhel-atomic-host/7/x86_64/standard
この出力例は、次回の再起動時にバージョン 7.1.1-1 が起動することを示しています。次回の再起動時に起動するバージョンは先頭に表示されます。
また、この例ではバージョン 7.1.2 が現在実行中であることを示しています。現在実行中のバージョンにはアスタリスク (*) が付けられます。
この出力は atomic host upgrade コマンドの実行後すぐに作成されました。したがって、新規バージョンは次回の再起動時に適用されるように設定されています。

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