1.5. インストール後の手順

以下は、Red Hat Enterprise Linux 9 のインストール直後に実行する必要があるセキュリティー関連の手順です。

  • システムを更新します。root で以下のコマンドを実行します。

    # dnf update
  • ファイアウォールサービスの firewalld は、Red Hat Enterprise Linux のインストールで自動的に有効になっていますが、キックスタート設定などで明示的に無効となっている場合もあります。このような場合は、ファイアウォールを再度有効にすることが推奨されます。

    firewalld を開始するには、root で次のコマンドを実行します。

    # systemctl start firewalld
    # systemctl enable firewalld
  • セキュリティーを強化するために、不要なサービスは無効にしてください。たとえば、使用中のコンピューターにプリンターがインストールされていなければ、以下のコマンドを使用して cups サービスを無効にします。

    # systemctl disable cups

    アクティブなサービスを確認するには、次のコマンドを実行します。

    $ systemctl list-units | grep service