3.5. コンテナーでの FIPS モードの有効化

Federal Information Processing Standard Publication 140-2 (FIPS モード) で義務付けられている暗号化モジュールのセルフチェックの完全なセットを有効にするには、ホストシステムのカーネルが FIPS モードで実行されている必要があります。podman ユーティリティーは、サポートされているコンテナーで FIPS モードを自動的に有効にします。

注記

コンテナーで fips-mode-setup コマンドが正しく機能せず、このシナリオでこのコマンドを使用して FIPS モードを有効にしたり確認することができません。

注記

RHEL 9 の暗号化モジュールは、FIPS 140-3 の要件に対して認定されていません。

前提条件

  • ホストシステムが FIPS モードである必要があります。

手順

  • FIPS モードが有効になっているシステムでは、podman ユーティリティーはサポートされているコンテナーで FIPS モードを自動的に有効にします。