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6.5. HTTP サーバーのセキュリティー保護

6.5.1. httpd.conf のセキュリティー強化

/etc/httpd/conf/httpd.conf ファイルでセキュリティーオプションを設定して、Apache HTTP のセキュリティーを強化できます。

システムで実行されているすべてのスクリプトが正しく機能することを常に確認してから、本番環境に移行してください。

root ユーザーのみが、スクリプトまたは Common Gateway Interface (CGI) を含むディレクトリーへの書き込み権限を持っていることを確認してください。ディレクトリーの所有権を書き込み権限を持つ root ユーザーに変更するには、次のコマンドを入力します。

# chown root directory-name
# chmod 755 directory-name

/etc/httpd/conf/httpd.conf ファイルで、次のオプションを設定できます。

FollowSymLinks
このディレクティブはデフォルトで有効になっており、ディレクトリー内のシンボリックリンクをたどります。
Indexes
このディレクティブはデフォルトで有効になっています。訪問者がサーバー上のファイルを閲覧できないようにするには、このディレクティブを削除してください。
UserDir
このディレクティブは、システム上にユーザーアカウントが存在することを確認できるため、デフォルトでは無効になっています。/root/ 以外のすべてのユーザーディレクトリーのユーザーディレクトリーブラウジングをアクティブにするには、UserDir enabledUserDir disabled の root ディレクティブを使用します。無効化されたアカウントのリストにユーザーを追加するには、UserDir disabled 行にスペースで区切られたユーザーのリストを追加します。
ServerTokens

このディレクティブは、クライアントに送り返されるサーバー応答ヘッダーフィールドを制御します。以下のパラメーターを使用するとログの出力をカスタマイズできます。

ServerTokens Full

以下のように、Web サーバーのバージョン番号、サーバーのオペレーティングシステムの詳細、インストールされている Apache モジュールなど、利用可能なすべての情報を提供します。

Apache/2.4.37 (Red Hat Enterprise Linux) MyMod/1.2
ServerTokens Full-Release

以下のように、利用可能なすべての情報をリリースバージョンとともに提供します。

Apache/2.4.37 (Red Hat Enterprise Linux) (Release 41.module+el8.5.0+11772+c8e0c271)
ServerTokens Prod / ServerTokens ProductOnly

以下のように、Web サーバー名を提供します。

Apache
ServerTokens Major

以下のように、Web サーバーのメジャーリリースバージョンを提供します。

Apache/2
ServerTokens Minor

以下のように、Web サーバーのマイナーリリースバージョンを提供します。

Apache/2.4
ServerTokens Min / ServerTokens Minimal

以下のように、Web サーバーの最小リリースバージョンを提供します。

Apache/2.4.37
ServerTokens OS

以下のように、Web サーバーのリリースバージョンとオペレーティングシステムを提供します。

Apache/2.4.37 (Red Hat Enterprise Linux)

ServerTokens Prod オプションを使用して、攻撃者がシステムに関する貴重な情報を入手するリスクを軽減します。

重要

IncludesNoExec ディレクティブを削除しないでください。デフォルトでは、Server-Side Includes (SSI) モジュールは、コマンドを実行できません。これを変更すると、攻撃者がシステムにコマンドを入力できるようになる可能性があります。

httpd モジュールの削除

httpd モジュールを削除して、HTTP サーバーの機能を制限できます。これを行うには、/etc/httpd/conf.modules.d/ または /etc/httpd/conf.d/ ディレクトリーの設定ファイルを編集します。たとえば、プロキシーモジュールを削除するためには、以下のコマンドを実行します。

echo '# All proxy modules disabled' > /etc/httpd/conf.modules.d/00-proxy.conf