6.2. パッチ宣言の改善
6.2.1. オプションの自動パッチとソースのナンバリング
番号のない Patch:
タグおよび Source:
タグは、リスト表示されている順序に基づいて自動的に番号が付けられるようになりました。
番号付けは、最後に手動で番号が付けられたエントリーから開始して、rpmbuild
ユーティリティーによって内部的に実行します。そのようなエントリーがない場合は 0
になります。
以下に例を示します。
Patch: one.patch Patch: another.patch Patch: yet-another.patch
6.2.2. %patchlist
および %sourcelist
セクション
新しく追加した %patchlist
セクションおよび %sourcelist
セクションを使用して、各項目の前に各 Patch:
タグおよび Source:
タグを付けずに、パッチファイルおよびソースファイルのリストを表示できるようになりました。
たとえば、次のエントリーは、
Patch0: one.patch Patch1: another.patch Patch2: yet-another.patch
次のように置き換えることができるようになりました。
%patchlist one.patch another.patch yet-another.patch
6.2.3. %autopatch
がパッチの範囲を受け入れる
%autopatch
マクロで、適用する最小パッチ番号と最大パッチ番号をそれぞれ制限する -m
パラメーターと -M
パラメーターが使用できるようになりました。
-
-m
パラメーターは、パッチを適用するときに開始するパッチ番号 (両端を含む) を指定します。 -
-M
パラメーターは、パッチを適用するときに停止するパッチ番号 (両端を含む) を指定します。
この機能は、特定のパッチセット間でアクションを実行する必要がある場合に役立ちます。