第8章 PCP を使用した XFS のパフォーマンス分析
XFS PMDA は、pcp
パッケージの一部として提供され、インストール時にデフォルトで有効になります。これは、Performance Co-Pilot (PCP) で XFS ファイルシステムのパフォーマンスメトリックデータを収集するために使用されます。
PCP を使用して、XFS ファイルシステムのパフォーマンスを分析できます。
8.1. XFS PMDA の手動インストール
XFS PMDA が pcp
設定出力に記載されていない場合は、PMDA エージェントを手動でインストールします。
この手順では、PMDA エージェントを手動でインストールする方法を説明します。
前提条件
- PCP がインストールされている。詳細は PCP のインストールおよび有効化 を参照してください。
手順
xfs ディレクトリーに移動します。
# cd /var/lib/pcp/pmdas/xfs/
XFS PMDA を手動でインストールします。
xfs]# ./Install Updating the Performance Metrics Name Space (PMNS) ... Terminate PMDA if already installed ... Updating the PMCD control file, and notifying PMCD ... Check xfs metrics have appeared ... 387 metrics and 387 values
検証手順
pmcd
プロセスがホストで実行しており、設定リストに XFS PMDA が有効として記載されていることを確認します。# pcp Performance Co-Pilot configuration on workstation: platform: Linux workstation 4.18.0-80.el8.x86_64 #1 SMP Wed Mar 13 12:02:46 UTC 2019 x86_64 hardware: 12 cpus, 2 disks, 1 node, 36023MB RAM timezone: CEST-2 services: pmcd pmcd: Version 4.3.0-1, 8 agents pmda: root pmcd proc xfs linux mmv kvm jbd2
関連情報
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pmcd(1)
の man ページ - PCP で配布されるシステムサービスおよびツール