Menu Close

3.4.7. LDAP から IdM への移行シーケンス

IdM に移行する場合は、主に 4 つの手順がありますが、順序は、サーバークライアント のどちらを最初に移行するかによって異なります。

重要

クライアントファーストおよびサーバーファーストの両方の移行では、一般的な移行手順が提供されますが、すべての環境で機能するとは限りません。実際の LDAP 環境を移行する前に、テスト用の LDAP 環境を設定して移行プロセスの検証を行ってください。

クライアントファースト移行

SSSD は、Identity Management (IdM) サーバーが設定される際に、クライアント設定を変更するために使用されます。

  1. SSSD をディプロイします。
  2. クライアントが現在の LDAP サーバーに接続し IdM にフェールオーバーするよう再設定を行います。
  3. IdM サーバーをインストールします。
  4. IdM ipa migrate-ds スクリプトを使用してユーザーデータを移行します。これによりデータが LDAP ディレクトリーからエクスポートされ、IdM スキーマ用にフォーマット化されて IdM にインポートされます。
  5. LDAP サーバーをオフラインにし、クライアントが IdM に透過的にフェイルオーバーできるようにします。
サーバーファースト移行

LDAP から IdM への移行が最初に行われます。

  1. IdM サーバーをインストールします。
  2. IdM ipa migrate-ds スクリプトを使用してユーザーデータを移行します。これによりデータが LDAP ディレクトリーからエクスポートされ、IdM スキーマ用にフォーマット化されて IdM にインポートされます。
  3. オプション:SSSD をディプロイします。
  4. クライアントが IdM に接続するよう再設定を行います。LDAP サーバーと単純に差し替えることはできません。IdM ディレクトリーツリー (およびユーザーエントリーの DN) は以前のディレクトリーツリーとは異なります。

    クライアントの再設定は必要ですが、直ちに再設定を行う必要はありません。更新したクライアントは IdM サーバーをポイントし、他のクライアントは旧 LDAP ディレクトリーをポイントするためデータ移植後に適度なテストと移行段階を持たせることができます。

    注記

    LDAP ディレクトリーと IdM サーバーを長期に渡っては並行稼動させないでください。2 つのサービス間でユーザーデータの整合性が失われる危険を招くことになります。